2010年10月30日土曜日

錦絵、シーパール、ファルツァーゴールド...

  □花弁縁が濃いピンクの「プリンセス・ド・モナコ(仏・HT系)」、咲き揃った様はとても艶やか All Photo by TAKA
秋日和の朝、曇り空ではあったが、例によって早起きして出かけた。TVのニュースで、横浜海の見える丘公園の秋バラが見頃だとの情報があったが、電動チャリで20分程の神代植物園は行きやすいので、ついこちらに足が向いてしまう。秋バラお目当ての来園者も多く、開園直後でも見物人がカメラ片手にあちらこちらに見受けられた。
夏バラの項(2009/5/15)でこのブログに載せたように、この植物園のバラでは、「サムライ(黒赤・仏HT系)」・「フィデリオ(橙赤・仏FL系)」、「マチルダ(中輪ピンク・仏Fl系)」などが私の好きなバラなのだが、秋バラにも素敵な種類がたくさん咲き揃っていて、とても楽しい出会いだった。

「錦絵(日本・Fl系)」は、中輪の橙赤色だが、咲き拡がるに従って花弁の赤みを増す。花芯は明るいオレンジなので、色ののグラデーションがきれいだ。外縁の花弁が尖っているのも珍しい形状だ(左)。このバラが何本も咲き揃っていると、とてもにぎやかな感じがする。










アイリッシュ・ミスト(英・FL系)の珊瑚のような、ピンク色掛かった橙色は、始めてみるバラの色だった。この広いバラ園でも、開花のベストタイミングに出会うのはなかなか稀なのだが、種類も多いことから開花を見過ごしてしまう場合もある。気品のある柔らかな容姿は、英国の貴婦人を見る思いだった。咲き開いた花弁の形も美しいし、香りもほのかでいい(右)。

白・ピンク・黄色など、花色が明るいバラは蕾から開花につれて、外側の花びらが傷んだりリ、色を失ったり、茶色に変色していくものが多い。でも、「ファイツァー・ゴールド(独・HT系)」は、花弁に白色がやや交じるものの、きれいな黄色を失わずに咲き続ける。私のバラ選択肢の一つの条件なのでもあるが、゛きれいに咲き続ける゛のは、やはり見ていても心が弾む(左)。







中輪のフィデリオは、蕾も咲ききった姿もともにきれいだ。色を失わずに群れて咲く様はとても華やか。
シーパール(英・FL系)の橙色がかったピンク色はとても微妙な色だ。気品のあるアイリッシュ・ミストと較べると、ぽってりした感じで可愛らしい。゛真珠のような耀き゛を賞して名前が付けられたのだろう(右)。









ダブル・デライト(米・HT系)の花色も珍しいと思う。斑のあるピンク色の花弁の外縁は濃いピンクで、このグラデーションが奥行きと成熟を感じさせる。香りは、凛としたコスメチック系、さしずめ大柄な健康美人かも。




そろそろ混み始めてきた園を昼前に退散したが、天候不順のこの秋にしては晴れの続いた週末に恵まれて、秋バラの開花を楽しむことができた。今まで見られなかった種類のバラと出会えたのもラッキーであった。

2010年10月17日日曜日

秋の食彩とボサノヴァを楽しむ会


     □食べて、大いに飲んで、歌って、ギターを弾いて、秋の夜の楽しい宴だった。All Photo by TAKA

椿珈琲店 and TAKA 提携企画第二回として、「秋の食彩とボサノヴァを楽しむ会」が、世田谷区喜多見の同店で開かれた。『季節の旬菜を生かし、TAKAのレシピでつくられた身体に良くて美味しい和食を酒の肴にして、ボサノヴァの歌と演奏を楽しんで大いにくつろごう!!』 という会で、ボサノヴァ好き、料理好き、食いしん坊、野次馬の6人が集まって、和気あいあいの時間を過ごした。

以下、当夜のメニューとレシピをご紹介する。

お 品 書 き

①前 菜  カブの時漬け(唐芥子・紫蘇・チリメン雑魚入り)

②お造り  青身魚の梅・紫蘇・おぼろ昆布巻きと
           なめろう(長ネギ・玄米味噌・紫蘇・白胡麻入り)

③煮野菜  茄子とオクラの山椒煮浸し

④お 肉      和牛もも肉の蒸し焼き・クレソン添え

⑤ご飯と汁 銀杏雑魚ご飯と、茸のコンソメスープ


①よく洗ったカブの葉を切り落とし、カブの皮を剥いてイチョウ型に切り、葉も適宜に刻む。ポリ袋にカブと葉を入れて、塩・一味唐辛子・チリメン雑魚を加えて揉む様にして良く混ぜ、冷蔵庫に30分ほど置いてからよく絞って汁をを除いて出来上がり。3~4日は美味しく食べられるので、簡単な常備采として楽しめる。新鮮なカブのきめ細かい食感は歯当たりがよく、繊維質も豊富、体調がよくなること請け合いです。


②今回の青身魚は、当日の朝築地市場で競られた秋刀魚を使用した。私のお気に入り食品スーパーオオゼキには、開店と同時に第一便(朝4時半)で届いた鮮魚が店頭に並ぶ。
新鮮な秋刀魚を手開きで3枚におろし、身の小骨を刺抜きでていねいに取り去る(この作業を10匹やるのはかなり大変、食べるのはあっという間だけれどもね!)。皮を手で剥いてから、予め用意しておいた梅肉をへらで身側に塗り、その上に紫蘇の葉とほぐしたおぼろ昆布置いて頭から巻いていく。

細身の竹串(または楊枝)を2本使って、右と左に差して止める。食べるときは、真ん中に包丁を入れ二つ割にすると、ぐるぐる巻きが見た目にも楽しいし、一口で口に放り込めるので食べ易い。
旬の秋刀魚は新鮮な脂が乗っていて、鯛などの高級魚も真っ青! と言う位に美味しい。塩も醤油も使わずに、梅肉の酸味とおぼろ昆布の塩味、紫蘇の香ばしさと秋刀魚の身の旨みが溶け合い、セツコさんが持参した純米吟醸酒と共にいただくと、旨みのハーモニーが口一杯に広がるのだった(フォト右上)。

なめろうは、秋刀魚の身をたたき、刻んだネギと玄米味噌、同じく刻んだ紫蘇とその場で炙った白胡麻を包丁でよく混ぜたもの。ねっとりとした身と味噌・胡麻・ネギの風味が一体となって、これも美味しい(フォト右下、撮り忘れたので手持ちのものを掲載)。

③旬の秋茄子とオクラを出し汁で煮る。予め羅臼昆布と静岡産桜海老で出し汁を作っておいた(冷水30分、煮出しは沸騰直前まで)。茄子はヘタを取り斜めに細かな包丁を実の半分ほど入れ、オクラも同様とする。出し汁8・お酒1・醤油1(茄子が浸た々々となるくらいの量)で煮汁を作り、ナスを入れていったん沸騰させた後落し蓋(アルミフォイルもOK)をし弱火で20分ほど煮る。途中、10分ほどしたらオクラを入れて煮る。食べるときは粉山椒を振ると風味が良い。冷蔵庫保存で3~4日はOK、冷えた煮浸しは一層旨味が増す。
実に味が沁み込んだ茄子はやわらかくて美味しいし、ねっとりとしたオクラも溶けるようで美味しい。今回は実山椒と一緒に煮る予定だったが、八幡屋磯五郎謹製の粉山椒(10/11の項参照)を使った。

④ローストビーフはどうしても身が固くなりがちなので、蒸し焼きとして身の柔らかさを楽しむ料理です。マクロビォテックの信条からすると、お肉や乳製品は極力とらない、というのがコンセプトだが、私は時折上質のお肉(赤身が多く脂身の少ない)を少し食べることにしている。
まず漬け汁を作る。玉ねぎを半分とニンニク一片をすりおろし、ここに酒50cc・醤油50cc・味噌大さじ1・洗双糖小さじ1・胡麻油と一味唐辛子少々加える。この漬け汁と牛肉ももブロック(今回は、黒部和牛4級を使用)をジップパックに入れて2時間ほど冷蔵庫で漬け込む。
パックから取り出して漬け汁をよく取ってから、フライパンでブロック肉の天地・左右・両側面を30秒位づつ焦げ目がつく程度に焼く。それから、ブロックごと蒸し器の中で15分程度蒸し上げる。中身の火通りは、鉄串を差してゆっくり引きあげ、舌でなめて確認する。火が通っていれば串全体が熱いので判る。くれぐれも、蒸し過ぎて身が固くならぬようにご注意。
漬け汁は、半分程度の量になるように煮詰める。
お肉は刺身のように薄く切り、洗ったクレソンと共に煮汁をかけていただく。身の柔らかさがとろける様に口一杯に広がり、クレソンの香味と、ナナミさんが持参した赤ワインを口に含んで食べあわせると、美味しさこの上なし、至福のひとときでしたね。お肉好きのチャエさんは、お替わりして双皿をぺろり!チャーリー持参の山廃仕込純米酒にも、とても良く合いましたね。


さて、最後の一品は、旬の銀杏の実とチリメン雑魚を入れた炊き込みご飯。セツコさんも言っていたように、銀杏の殻を取り甘皮を剥くのは結構な手間だが、これをやらねば美味しい銀杏は食べられません。
き込みご飯は、普通のご飯と同じようにお米を洗い30分ほど水に浸してから、お酒1・醤油1・お水8の割合で炊飯器で炊く。(私は、土鍋釜でご飯を炊いているが、こちらはもっと美味しくなる。)チリメン雑魚は始めから混ぜておく。
ご飯が吹き上がってきたら、銀杏を入れてまた炊き続ける。普通はこれでOKなのだが、今回は銀杏の量が多かったせいか、火のとおりが弱かったので、別途銀杏だけフライパンで炒った。しかし怪我の功名で、焦げ目のついた銀杏は、さらに美味しくなったのだ
付け合せは、茸のコンソメスープ。ねっとりとした銀杏味に合わせて、さっぱりとしたスープを作った。野生種に近いえのき茸と黄色のたもぎ茸(私も初めて食べた)をチキン・コンソメ(クノール製)と塩・胡椒・醤油で汁味を調え、パセリを少々振った。私はこのコンソメスープの素を使って、野菜たっぷりのスープを時折作るが、さらりとした味で美味しいのでお奨めです。
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銀杏ご飯をお替わりして食べる方が続いた後、食べながら呑みながらの会も、ボサノヴァの歌と演奏に集中していった。料理を終えた私も加わって、「コルコバード」を私がイントロを弾き、ナナミさん・チャエさん・セツコさんの順に歌の前半後半を歌い、間にタッキーのソロが入って、最後にに3人が一緒に歌うという具合で、よく知っているボサノヴァ曲を満喫した思いだった。チャーリーの伴奏にも乗りが入り、気持ちのいい歌と演奏が続いた。
夫々、自分のライブで歌い演奏したり、また、発表会でも曲を披露しているが、気合を入れたり構えて表現するのとは違い、好きなボサノヴァを気持ち知った仲間とくつろいで楽しめたことが、とても贅沢で心地よい時間だったように思う。
タッキーが後でメールを送ってくれて、「うす味でさらっと食べやすく、繊細な料理でうれしかったです。」と言ってくれたが、恐らくその原因は食材の新鮮さや調理の仕方もさることながら、使った調味料(天然醸造系)によることが大きいと思う。多少高くても、手間隙かけてしっかりと作られた天然調味料を使うことがお奨めです。以下、今回使った主要な調味料を乗せておきます。
味噌 :玄米味噌(天然醸造米味噌、無農薬・無化学肥料の国内産丸大豆使用、玄米・自然海塩゛
     海の精゛を木樽で一年以上熟成 )オーサワジャパン製
醤油   :茜醤油(国産の丸大豆と小麦、オーストラリア産天日塩を使用した無添加の天然醸造醤
     油、木樽で一年以上長期熟成)オーサワジャパン製
塩       :゛伯方の焼き塩゛(自然の風と太陽熱で蒸発結晶させた天日塩田=メキシコまたはオーストラ
            リ製=を日本の海水で溶かして原料に使用)伯方産業㈱製
みりん :三河みりん(天然醸造本みりん、国内産焼酎・もち米・米麹を使用)角谷文次郎商店製
胡麻油:九鬼太白胡麻油(国産白胡麻を伝統的な低温圧縮方で絞ったもの、天麩羅油で国内最高
      級品として愛用されている)九鬼産業㈱製
香辛料:国産の一味唐辛子・西山粉山椒 八幡屋磯五郎製

2010年10月11日月曜日

母の墓参と、高校音楽クラブの友たち

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長野善光寺裏の高台(花岡平)にある教会墓地に父・母は静かに眠る All Photo by TAKA
母の命日(10月2日)に墓参りということで、小旅行をかねて長野に出かけた。朝早起きして長野新幹線に乗り終点長野まで、約1時間40分の乗車なので、車中で12/5にやるライブ・リハの録音を聞いていたらあっという間だった。

善光寺さん(地元の人は親しみを込めてそう呼ぶが)の北側はすぐに小高い丘があり、後ろの山々に続いている。花岡平という名の台地は雲上殿や墓地が沢山あり、その一角に教会の共同墓地がある。緑の芝生に囲まれた小さな黒御影石だけの墓標だが、静かでひっそりとしていていい。春は廻りに桜が咲き揃ってとても綺麗だし、ちょうど彼岸花が咲いていて(フォト右)赤の線状花が沢山見られた。いずれは私もここに眠っても良いな、と思っている。 

墓参を終えて道路に出ると、路線バスが来たのでそのまま善光寺まで坂を降り、隣接する城山公園に向かうと、園内にある信濃美術館の東山魁夷館で「開館20周年記念展」を開催していたので覗いてみた。この日本画家本人の寄贈により開館した美術館は、約960点の所蔵作品があるというから、なかなか充実したコレクションだと思う。今回はその中から、信州を題材にした作品を集めた「信濃賛歌」がテーマで、本制作やスケッチ、版画作品や取材地の写真など、約80作品を見ることができて興味深かった。
魁夷の作品は、゛湖に写るシンメトリーの緑の森と白馬゛や゛静寂な青い山々の森と白い滝゛などのモチーフがよく知られている。が、この日私の目を引いたのは、゛黒姫山を望む野尻湖と紅葉の森゛を描いた「光昏」(こうこん:光が黄昏ていく様ー魁夷の造語?)という作品だった。暗黒色の水面の上に暗紫色の暮れ行く山があり、錦秋の森が手前に抽象化されたフォルムで鮮やかに描かれている。私の美術展を見るいつもの癖で、この作品が本日TAKA Galleryのお買い上げとなった。

館内から見た東山魁夷館の入口、石と水で構成したモダンな池が珍しい(上)
本制作品「光昏」:本展カタログより(下)







長野に来たときは必ず寄るのが、善光寺門前にある゛八幡屋磯五郎店゛、唐辛子屋さんですね。天文年間創業の270年の歴史がある店で、最近土蔵造りのきれいな建物に変わった。ここの七味や一味・粉山椒などは、風味が良くてとっても辛い。私の料理の友です。今回も一味と粉山椒の小袋を2個づつ買い求めた。

旅の終わりは、高校時代のギター・マンドリンクラブの仲間との一献。駅周辺の居酒屋でKNくん・MRくん・MAくん・私・HOくん(左より)五人の話に花が咲いた。大いに愉快だった。KN・HOくんとは、昨年の春急逝した元クラブ班長のNZくんの墓参りを午後から済ませていた。また、皆で演奏を楽しみたいね、という話も出たが、MRくんはすでに先生についてギターレッスンを開始したとのこと。KNくんは、新たにギターを買ったがそのままとのこと。近い将来、ギターとマンドリンの合同演奏を実現しよう、と盛り上がって散会となった。

2010年10月6日水曜日

この秋・冬の 2 ライブご案内


10'Fall and Winter
"BOSSA and BALLADE" Jovial TAKA SOLO LIVE

 10月31日(日) 荻窪アルカフェ 1st Stage 19:30~20:15 MC:¥500+1Drink

JR中央線・東京メトロ丸の内線荻窪駅 南口徒歩2分 問・予約:03-3391-2046  http://alcafe.incoming.jp/
ボサノヴァ曲は、ボサノヴァ・サンバ・ショーロをギター弾き語りにソロ演奏を加えて。POPSは、懐かしの映画音楽や
昭和歌謡から、オリジナルは新曲「Beside You」など、8曲を歌います。 Photo by T.Tanaka



■Jovial TAKA・ジョビアウ タカ プロフィール(Vo/Gt/Uk/ シンガー・ソング・ライター)

長野県長野市出身、東京都狛江市在住。高校時代は、ギター・マンドリンクラブとハワイアンクラブでギターとウクレレを弾いて楽しんでいた。゛Bossa & Ballade゛をテーマに、10年以上前から洋の東西を問わず、゛美しい言葉と美しいメロディ、やや複雑なコード進行゛の楽曲に魅かれて、ギター・ウクレレの弾き語り、アレンジを音楽表現として探求している。ここ3年はギターとヴォーカルをボサノヴァ・アーチストの中村善郎に師事し、ポルトガル語の発音をサンパウロ出身の女性ヴォーカリスト:ヴィウマ・ジ・オリベイラに師事、原語のボサノヴァ曲に傾倒しながら、日本語のオリジナル曲制作に精を出している。
作詞カルロス美希・作曲TAKAのコンビで発表した曲は「Heart on Heart 想い重ねて」、「シマフクロウとルリタテハ」、「One Side Love 片想い」、「Spring Rain 春の雨」、「Beside You あなたの側で」など。年2回のソロライブにはオリジナル新曲を発表し、゛ほんわかのなかにちょっぴり哀愁を゛秘めたサウンドに磨きをかけている。゛Jovial ゛ は、ポルトガル語で「楽しい、くつろいだ、シャレた」の意味。聴いて下さる方たちの肩の力がほぐれ、くつろいで軽~い気持ちになれる時間をご一緒できるように、日々音楽に精進しています。


<アクセス>


荻窪駅南口(新宿方面寄り)から仲通り商店街に入ってから四つ目の角、左手のビルの3階、1階は生活雑貨店のオレンジデラです。向かいには、フレンチ惣菜とスウィーツで人気の゛ル・ジャルダン・ゴロワ ゛のお店があります。


10'Fall and Winter /  クワルテート・ウチキータ
"Quarteto UCHiKiTA" LIVE
■ 12月5日(日) 経堂MALLET 19:30~ MC:¥1,500

小田急線経堂駅 北口徒歩2分 問・予約:03-3427-7171
シャズピアニスト内田裕之、女性ベーシスト佐藤千秋、ドラムス桐原利治、ヴォーカル&ギターTAKAの共演でお届けする夢のクワルテート。バンド名は、内田(U)・千秋(CHi)・桐原(Ki)・TAKA(TA)のイニシャルを取って名付けた。当夜はインスト曲に始まり、ボサノヴァは、ボサノヴァ・サンバ・ショーロのナンバーを。POPSは、懐かしの映画音楽や昭和歌謡から、オリジナルは新曲「Beside Youあなたの側で」・「シマフクロウとルリタテハ」など、16曲を歌い演奏します。

 りハーサル・スタジオでの1ショット Photo by Venten Kozo

TAKAVo and Gt/ 内田裕之Pf/ 佐藤千秋Ba/ 桐原利治Dr

<アクセス>
小田急線経堂駅北口から徒歩2分、建設中の北口ビルに沿って左方向
(千歳船橋方面)に行くと北口西通りに入ります。右側二つ目の角(ケンポ
ー堂薬局)を過ぎてすぐ右手にマレットがあります。
世田谷区経堂2-6-12 Tel:03-3427-7171


ホームページ・アドレス http://jovialtaka.blogspot.com/  E-mail:s-takachi@earth.ocn.ne.jp
皆様のご来場をお待ちしています。どうぞ、遊びにいらしてください!

2010年10月1日金曜日

酷暑の後には冷秋、芙蓉の花たちあれこれ

  □枯れた葉を整理したら葉が伸び始めたクレマチスの鉢(左)、日焼けした葉と新葉が混じる鉢(中)、すっかり枯れたスイフヨウの鉢(右) All Photo by TAKA
今年の夏の暑さはほんとに酷いものだった。秋分の日を境目にようやく涼しくなったが、冷たい雨が続き一挙に晩秋のような温度になってしまった。さわやかで暖かい日差しの秋に戻ってほしいものだ。
小さなベランダに花鉢を数個置いているが、猛暑の間に水遣りを怠ってスイフヨウの鉢を枯らしてしまった。今年は、白から薄紅・濃紅色に変わっていく゛酔芙蓉゛の咲き様を見ることができなかった。クレマチスの二鉢はなんとか持ちこたえてくれたが、強い日差しで火傷を負い、全葉が枯れたようになってしまった。でも、水遣りを続けたところ、゛お家の一大事゛とばかり新葉が伸びてきた。植物の生命力の強さをあらためて思い知らされた。昨年の夏きれいに花開いていたスイフヨウ
仕事柄、世田谷の喜多見・成城学園や狛江周辺地域をチャリで移動することが多いのだが、個人のお庭や公園・街路樹などで咲く花を見ていると、季節の移り変わりを気づかせられることが時折ある。アオイ科フヨウ属の花は、芙蓉・酔芙蓉・仏桑花(ブッソエゲ)・木槿(ムクゲ)・トロロアオイ・モミジアオイ・タチアオイなど、夏の花として多くの種類がある。私も好きな花なのだが、住宅街の中の畑で園芸種らしき花を見つけた。花弁は筒状五弁花、大きさは直径20cm程ある大きなもので、形はムクゲに似ている。枝姿はトロロアオイのように数本直立しているが、ムクゲのようには立て混んではいないし、びっしりと蕾をつけているわけではない。葉形はムクゲの葉をやや大きくし間引いたようなもので、全体にすっきりした立ち姿だ。白花と紅花があり、鮮やかな咲き様なのでしばらく見とれてしまった。
白花(上)と紅花(下)の二種成城学園で。
              
トロロアオイの花は不思議な形をしている。五弁花に変わりはないが、きれいな丸みを帯びた形はやさしげに見える。夕方の薄暮のなかで横向きでやや下向きに咲くこの花を見ると、なぜか美しい人に出会ったような驚きを感じてしまう。ま、きまぐれな私感かも知れないけれどもね。逆光で見たトロロアオイ、花弁が透けてきれいだった、狛江周辺で。