2013年7月31日水曜日

真夏の夜の歌会:タカ・バンド ライブその②



第2部・ゲスト出演の泉ちゃんは、持参のEl.Gtでオリジナル曲・3曲を弾き語りで披露し、会場を大いに盛り上げてくれた。 Photo by TAKA
この夜、タカバンドのメンバーたちは、力強く軽快な演奏で私の歌を伴奏してくれた。「歌うようにピアノを奏でるウッチー」と、「結婚して一段とサックスの音色に奥行きの出てきたリュゥヤ」については、ヨッシー(高校同期生バンドのバンジョー弾き)から、『軽快なピアノと、あまりに間近なサックスは特に感動しました。』とのメール紹介(一緒に来られた女性の)があった。チャーリーは、普段使っている単板ウッドのエレキ・ベースではなく、本物のウッド・ベースを持ってきて皆を驚かせたが、小気味良いベース音で低音部を支えてくれた。キリさんのドラムはとても多彩で、ボサノヴァ・サンバ・ジャズ・J-POP・オリジナルなど、ジャンルに際限のない私の歌のリズムを存分に叩き分けてくれた。そんなメンバー達のご機嫌な伴奏で、私の歌は声もよく通り、ギターのバチーダもスムースで、最後までとても気持ちよく歌えた。『何時ものライブより、声が力強かったわよ!』と、終わった後でコーラスのhirokoさんから感想を聞いたが、皆の力強い演奏に自分でも気合が入ったのかもしれない。ただ、ちょっと残念だったのは、「ほんわかの中に哀愁を秘めた歌声とギター」という私自身のキャッチフレーズを紹介し忘れたこと。前の晩寝ないで考えたのに!!(ウソ!?)
ボサノヴァのスタンダード曲・「ワンノート・サンバ」で始まった第2部は、この軽快で乗りのいいサンバと私日本語詞の歌・サックスとピアノソロで進行したが、初めて日本語詞を披露してみて、個人的にはこの曲が一番面白かった。うまく曲のリズムに乗れた気がした。
ゲストの西河泉ちゃんは、夏帽子に゛ちょい悪オヤジ風゛のいでたちで登場した。彼は地元狛江(喜多見)のシンガー・ソング・ライターで、かようかいでも、Gt弾き語りで自分の歌をよく歌ってくれる。
アップ・テンポの『チャチャ』は、浮き浮きするようなリズムで。『砂のバラ』は、ゆったりとしたバラードで、゛浜の女の独り言゛の様なちょっとアンニュイな世界。『ファラウェイ』は、R and Bのリズムで、男と女の思い出を懐かしく回想する歌詞内容。味付けの違う3曲を、タカバンドをバックに彼は力強く歌った。「こういうところで歌い慣れてないので、緊張したよ!」と後で彼は言っていたが、本格的なバンドの伴奏と、PA環境のいいステージで歌ってもらったことは、彼にもいい経験だったと思う。私は彼にゲストで来てもらって良かったと強く感じた。
泉ちゃんの歌で大いに盛り上がった後、会場は熱気に溢れたそのままにライブ・終盤に向かって行った。『愛とも知らないで』(詞:TAKA/曲:QP村山)と『君に酔ってしまいそうな夜』(詞:QP村山/曲:TAKA)は、゛タカ・キュー・コンビ゛で作ったオリジナル曲。タペストリー(高校同期生バンド)のレパートリーだが、この夜はhirokoさんの1人コーラスで合いの手を入れてもらって歌った。彼女は少々緊張気味だったが、併せてウッチーのピアノが入ると、支えてくれる和音とカウンターのサブメロが入り、私の歌がとても歌い易いのを感じた。
続いて、ジャズ・スタンダードの『オール・オブ・ミー』を英語と日本語詞で歌った。とてもポピュラーなこの曲を、私はタペストリーでも歌うが、この夜は日本語詞を初披露した。「♪ ハートのかけら だけじゃいや So why not take all of Me ♪」というところが気に入っているのだが、hirokoさんに手伝ってもらって作った日本語詞の歌を、皆さんはどう感じてくれただろうか?
しっとりとしたボサノヴァの名曲『カーニヴァルの朝』(黒いオルフェ)と、軽快でコミカルな『O Pato アヒル』(アヒルとカモと、ガチョウとハクチョウの四重唱)、私のライブではお馴染みの2曲をともに日本語詞も併せて歌い(本邦初公開)、ライブは沢山の拍手で終了した。「アンコール!」の声が、会場から掛かったのだが、時間の制約がありお応えできなかったのがとても残念だった。実は、アンコールのために、ボサノバの名曲『Tristeza トリステーザ』を用意し、最近手に入れたギター・ストラップでGtを肩に掛けて、立って歌うつもりだったのだが、これはまた次の機会に是非実現したいと思う。会場の皆様にはほんとに申し訳ないと感じています。



会場からすぐ近くの居酒屋(和食の嵯峨野)に席を移しての2次会、カウンターの中まで入って賑やかに祝杯を挙げました。<左から>AYAさん(タペストリーのメンバー)、顔が隠れたチャーリー、帽子とひげのウッチー、平均年齢を1人で下げているリュゥヤ、コーラスの出来を気にしていたhirokoさん、タッキー(かようかい)、泉ちゃん帽子を被ったたキリさん、コーラス得意のマユミさん(か)、今回熱唱の泉ちゃん(か)、写真嫌いのヒサコさん(か)、ハジメちゃん(か、2次会幹事)、トガミ・マスター(かようかいのドン)


この席で、となりのウッチーと乾杯しながらしばし話したのだが、用意したピアノ・ソロを充分に披露できなかったことの苦言を笑い混じりに呈された。これは恐らく他のメンバーの思いも同じだったに違いない。7月最終週の土曜日というゴールデン・タイムを押さえるのに、時間枠が3時間しかなかった。会場のピックでは、その夜7時から、この店一番人気の「クラプトン・ナイト」というイベント開催のため、閉場の時間が決められていた。事前のPA確認ー開場ーライブの2時間で一杯一杯、リハもほとんど無しで本番だった。8月開催を避けての期日選択だったが、やはりもう少しゆとりのある時間枠(5時間ほど)が必要だと思う。そして、各メンバーの演奏披露や、アンコールへのお応えも、1~2曲はできるようにしたい。次会開催の課題である。

今回のライブに来ていただいた方達は、私の親しい人たち、そしてメンバーの友人や親しい方たちばかりだったので、タカバンドの歌と演奏をしっかりと聴いていただけたのがとても嬉しかった。かようかいの皆さん、タペストリーのメンバーたち、そしてhirokoさんのお友達、ご近所にお住まいのKaさんと素敵なお連れ合い、等々。皆さん、ほんとにご来場をありがとうございました。
このライブハウスの空間が、親密性と音楽を楽しもうという意欲に満ちているのを強く感じて、私の歌と演奏にも力が入った。とは言え、ロックシンガーのようにシャウトするわけでもないし、オペラ歌手のように歌い上げるわけでもないし、私の歌のスタイルは、言葉を丁寧にきれいな発音で積み重ねていくことと、ロングトーンのナチュラルな発声でゆったりと歌うことを心がけているので、物足りなさを感じられる方もいるかもしれない。しかし、私の歌を聞いて肩の力が抜け、心がほぐれてくれたら、それで本望だと思っている。

いつも来てくれるお客様に対し、ライブの度に新しい趣向を考える。前回のライブは、拙い私のオリジナル曲をメインにしたし、ゲストもタペストリーの面々(AYAさん、タケちゃん、hirokoさん)にステージへ上がってもらった。さて、次回はどんな趣向でやろうかな? 来春を目標にまた準備のスタートです。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。今年66歳のジョビアゥ・タカ、健康に気をつけて、また元気な姿でステージに登場します。また、ライブでお会いしましょう !

(この項お終い)

2013年7月29日月曜日

真夏の夜の歌会:タカ・バンド ライブから その①



2部の「愛とも知らないで」を演奏するメンバー達、<左より>hiroko(Cho)、ウッチー(Pf)、TAKA(Gt/Vo)、チャーリー(W.Ba)、リュゥヤ(Ts)、キリ(Dr)。 Photo by Hajime and TAKA
ゲリラ豪雨や不安定な天気が心配された土曜日(27日)の夕方、ジョビアゥ・タカ バンドのライブが開催された。場所は、お馴染みの経堂・音楽酒場ピック。幸いなことに開演から閉演までお天気が持ち、近くの居酒屋・嵯峨野でその後2次会を開いていた頃、雨が振り出した。その夜の隅田川の花火大会は中止となってしまった。
今回のライブをやるにあたって、私には二つの目論見(というか、趣向)があった。ひとつは、日頃『かようかい』(地元の゛椿゛でやっている、歌声酒場のような歌会)で楽しんでいる集いを、よりPA環境のいいスペースで、また、ちゃんとしたバンドを組んで、歌と演奏を皆さんに披露しようということ。もうひとつは、ポルトガル語や英語、日本語の私が歌うレパートリー曲を、自身で作詞した「日本語詞」や「ポル語訳詞」で併せて歌い、曲表現の奥行きを実現してみよう、ということ。このため、私自身が歌とギター演奏に出来るだけ集中できるように、全体の構成と各曲の進行を、コンマスのウッチーにおまかせし、前回ライブ(昨年の10/28日)のトリオメンバーに、ドラムのキリさんとテナー・サックスのリュゥヤに加わってもらった。そして、オリジナル曲のコーラスにhirokoさんに入ってもらい、歌の゛追っかけ゛の面白さを試みるとともに、地元のシンガー・ソング・ライター:泉ちゃんをゲストに呼んで、オリジナル曲を披露してもらった。15人の来場者(ゲストを含む)と演奏者5人で、ライブハウスは満席となり、とても賑やかなライブとなった。
当夜の演奏曲を紹介しておきます。

<第Ⅰ部>
1.オープニング:Lica's Dream(バンド・ジャズ曲)作曲 by 北川立也
2.Summer Time  Gm ジャズ(日本語詞 by TAKA)
3.Verão Triste 夏をあきらめて Em J-POPS(ポルトガル語詞 by W.de Oliveira)
4.コルコヴァード CMaj ボサノヴァ(日本語詞 by TAKA)
5.黄昏のビギン CMaj 昭和歌謡
6.オルフェのサンバ CMaj サンバ(日本語詞 by TAKA)
7.Antonico アントニコ Em ボサノヴァ(日本語詞 by TAKA)
8.Beside You あなたの側で CMaj オリジナル(コーラス:hiroko)

<第2部>
1.Samba De Uma Nota So ワンノート・サンバ GMaj(日本語詞 by TAKA)
2.チャチャ オリジナル ゲスト:西河 泉(Vo/Gt)
3.砂のバラ オリジナル ゲスト:西河 泉(Vo/Gt)
4.ファラウェイ オリジナル ゲスト:西河 泉(Vo/Gt)
5.愛とも知らないで GMaj オリジナル(コーラス:hiroko) 
6.君に酔ってしまいそうな夜 BbMaj オリジナル(コーラス:hiroko)
7.All of Me BbMaj ジャズ(日本語詞 by TAKA & hiroko)
8.Manhã De Carnaval(黒いオルフェ)Am ボサノヴァ(日本語詞 by TAKA)
9.O Pato あひる Eb ボサノヴァ(日本語詞 by TAKA)
この夜のMC(曲紹介)を私自身が担当したが、2曲を続けて演奏し、その後で曲紹介(解説)をする、という進行だった。オープニングは、バンド演奏のインスト曲『リカズ・ドリーム』でスタートした。Ts:リュウヤ作曲の軽快なリズム曲で会場は解れた雰囲気になった。
次いで私がステージに上がり、夏の歌2曲を歌った。『サマータイム』は、英語詞の歌⇒サックスのソロ⇒日本語詞の歌と進行した。元歌は、ミュージカル「ポーギーとベス」のテーマ曲。漁から帰る夫を港で待ちながら、二人の間に出来た赤ちゃんをあやす女房クララの歌だが、ゆったりとした女性ヴォーカル(ソプラノ)の唄を私は女房の親父の歌に代えて詞を作った。だから、孫に歌って聞かせる゛ジイジの歌゛(テノール)になっている。少しべらんめえ調の詞を、皆さんはどう受け取ってくれただろうか?
同じ進行で、歌った『Verão Triste 夏をあきらめて』は、以前ボサノヴァ会でウクレレの弾き語りの歌として一度披露したことがある曲だが、バンド曲として歌ったのは始めて。ご存知サザンの桑田圭祐のオリジナル曲、デビュー・バージョンは、研ナオコが歌った。実は、この歌の歌詞をポルトガル語で歌っているのを知ったのは、若い女性ジャズ・シンガー MAYAさんのアルバムから。お知り合いのMAYAママからいただいたCDの中にあり、フェビアン・レザパネ(Pf and アレンジ)のラテン・アレンジが抜群だった。日本語の歌詞をポル語に訳しているのは、私の歌の先生でもあるヴィウマ・ジ・オリベイラさん(サンパウロ出身の女性ボサノヴァ歌手、きれいなポルトガル標準語のボサノヴァ曲を沢山教えていただいた)。また、F.レザパネは、私のボサノヴァ・ギターの師匠でもある中村善郎と定期的にデュオ・ライブをしている間柄だ。MAYAさんは、葉山の゛ラ・マーレ・ド・茶屋゛で、ジャズライブをやっている関係で、オーナーの庄右衛門さんと面識があり、彼の紹介で地元の歌手として懇意のサザン・オールスターズ:桑田圭祐からOKをもらってアルバムに収録できた、とMAYAママから私は聞いたのだった(説明長~い!!)。不思議なご縁で、私はこの夜、J-POPのヒット曲をポル語と日本語で歌うことが出来て、とても嬉しかった。

満席のお客さんを前に、オリジナル曲を弾き語るイズミちゃん(第2部)、残念ながらカメラのピントが今ひとつ!
新曲2曲を皮切りに、私のライブではお馴染みの曲を続けてご披露した。ボサノヴァのスタンダード曲『コルコヴァード』(作詞・作曲:トム・ジョビン)、軽快なサンバで映画「黒い・オルフェ」ラスト・シーンを飾った『オルフェのサンバ』(作詞:アントニオ・マリア、作曲:ルイス・ボンファ)、そして、ボサノヴァ演歌の『アントニコ』(詞・曲:イスマエル・シウバ)、ともに私が作った日本語詞を併せて歌った。間にサックスソロ、ピアノソロ、ベースソロを挟んだが、ポル語の詞内容が、より良く解かって頂いたのではないか、と思っている。実を言うと、日本語訳はなかなか難しいのだ。言語の意味内容が、日本語にすると半分も訳に収まらない。だから、日本語として滑らかに意味が伝わり、かつ、詞としてもきれいな、あるいは面白い内容にまとまらないと、歌ってもスムーズな言葉にならないのだ。その苦労があって、しかもうまくメロディに乗ると、曲の世界はより拡がりと奥行きを醸し出してくれる。
それらの曲の間に大好きな『黄昏のビギン』を入れた。今も色あせないモダンなコード進行(半音づつ上がったり降りたりする)は中村八大の曲、詞は永六輔、昭和歌謡の名曲は、ウッチー(Pf)もお好みで、時折かようかいでも演奏して楽しんでいる。そして、1部のラストは、私のオリジナル曲『Beside You あなたの側で』(詞:カルロス美希、曲:TAKA)、皆さんからは゛あなそば゛の略称で親しまれている。今回、高校同期生バンド(タペストリー)でコーラスを担当しているhirokoさんにお願いして、歌の゛追っかけ゛をしてもらった。「難しいメロディねぇ!」と言いながら、私の歌うテーマ・メロディに、彼女の追っかけが合いの手で入り、曲の世界が拡がったと思う。こんな楽しみも、今回のライブに加えることが出来たのが嬉しかった。駆けつけてくれたhirokoさんのお友達(KSさんとNTさん)にも楽しんでいただけたようだ。
(この項続く)

2013年7月22日月曜日

かようかいスペシャル:マスター独演会の夕べ


祝日の昼下がりに椿珈琲店へ集った皆さん、(前列左より)イズミちゃんの姉上、タカコさんのご主人、ヒサコさん、ハジメちゃん、TAKA、キリさん、マスター、サイトウさん、マリさん、タカコさん、(後列左より)イズミちゃん、ウッチー、タッキー。とても賑やかでした。
All Photo by TAKA and Shigeko
地元の音楽家と音楽好きが集う゛かようかい゛は、そろそろ満3年となるが、メンバーの中にはもちろんただの酒好きもいるし、たまたまお店に寄ってみたら楽しくてそのまま来るようになった方もいる。店置きの楽器(ガットGt、アコースティックGt、レキントGt、El.ベース、トランペット、サックス、デジタル・ピアノ、マラカス、シェーカー、etc...)を自由に使わせてもらえるので、皆手ぶらで気軽にお店に来れるのがいい。この日は祝日の(今月15日)だったので、アンプも出して午後3時に会はスタートした。
主役はもちろん、マスターのトガミさん、仕掛け人(企画)はウッチー、愛用のレキントGtで、思いっきり歌謡曲を演奏してもらおうとの試みだった。ウッチー(Pf)とチャーリー(Ba)をバックに、歌い手も時折入って、マスターのイントロ・テーマ・間奏・エンディングのGt演奏をたっぷり披露してもらった。
「池袋の夜」・「熱海の夜」・「天城越え」・「昭和枯れすすき」・「ラブユー東京」・「小樽の人よ」等々十数曲、懐かしい昭和歌謡がお店に溢れた。
(左より)マスター、ウッチー、タッキー。
イズミチャンも(真中)持参のアコースティックGtで、オリジナル曲を数曲披露。「ファラウェイ」・「砂のバラ」・「チャチャ」等々。ベースはチャーリー。














 この日は、着物姿のメンバーが会を華やかに盛り上げてくれました。秋元順子の「24時間の孤独」や、「哀愁の街に霧が降る」、「学生時代」などを歌ってくれたイズミちゃんのお姉さん(左側)。マリさんは、デジタルピアノでタカコさんのご主人が歌う「レット・イット・ビー」や「イエスタデイ」を伴奏(真中後ろ)。タカコさんは、白い小紋の小袖と銀髪がよく似合っていました(右側)。
病気後のリハビリが功を奏して、少しビールが飲めるようになったハジメちゃん(真中右)と、この日もトランペットを吹きまくっていたサイトウさん(右側)。夕べの時間帯なので、周囲に気遣いする必要もなく、「サマータイムー達者でな」・「フライ・ミー・トウ・ザ・ムーン」・「哀愁列車」等々を連発。 
久し振りに会に出てきたヒサコさんは、タカコさんのご主人と一緒に歌本から数曲を歌った。「学生時代」・「恋人よ」・ 「湖愁」・「リバーサイド・ホテル」など。
私はといえば、この日はイズミちゃんのギターを借りて、「黄昏のビギン」・「あなたの側で」などを歌うとともに、皆さんの歌伴奏をしっかりと。午後3時から始まった会は、8時過ぎまで賑やかに続いた。シゲコママの作ってくれた料理もたっぷりだったので、食べきれずに少し残してしまった(最後の鶏のから揚げ)。地元の(自転車で10分)近くに、こういうお店があって、好きな音楽を皆で楽しめるのは、まことに結構なことだと思う。「かようかい」の名前も、毎週火曜日開催とこの店に通う(かよう)を掛けてつけられたが、特別な用事がない限り寄せてもらうことにしている。
また、ここに載せた画像は、マスターのカメラをお借りして私(+他の人)が撮ったものであることをお断りしておきます(珍しく自分のカメラを持っていくのを忘れた!)。

2013年7月7日日曜日

神宮御苑の菖蒲田と、ギターストラップ



早朝の日差しを浴びて咲く花菖蒲、今年は気候のせいかやや寂しかった。
All Photo by TAKA
毎年、6月半ばは花菖蒲のシーズンで、各地の菖蒲名所を訪れる人が絶えない。かく言う私も花菖蒲が好きなので、ここ数年は明治神宮の御苑で花を楽しんでいる。今年は何かと忙しくて、遅めの6月第4週末に、ここの菖蒲田に来てみたのだが、今年の花はやや寂しかった。
ひとつに、5~6月の記録的な降雨量の少なさがあり、株や花枝の生育が不充分だったことがある。また、毎年、菖蒲田の株を新品種に入れ替えたり、古株を植え替えて景観を新たにするのだが、棚田の最下方のメイン舞台が、株の生育不良で花が極端に少なく、勢いを欠いてしまった。はなはだ残念だったが、こういう年もあるかと諦めざるを得ない。さほどに、人手を入れる棚田でも、自然の成り行きには、なす手がないのだ。しかし、美しく咲いた花菖蒲を見ることが出来た時は、自然の恵みにほんとうに感謝する。





















「九十九髪」(左)という名の花菖蒲、薄紫のグラデーションがきれいだった。早朝の露か、はたまた昨夜までの雨残りか、花びらについたしずくが朝の光に輝いていた。トム・ジョビンとヴィニシウス・モライスの名曲『フェリシダージ(幸せ)』の詞の一節を思い出した。「幸せは、露のひとしずくのようなもの それが花からこぼれ落ちる しずかに輝いて、ほんのひと揺れのあと 愛の涙のように滑り落ちていく...」
右は「照田」という名の白菖蒲、花芯の黄色と薄紫の入った花びらがきれいだった。




















この棚田の主要品種・「万里響」(左)、「奥万里」とともに、棚田の各所に植えられている。筋入りの花弁と花元の黄色、そして立花弁の紫が爽やかだ。
右は、睡蓮の浮かぶ池端にお出ましになったタヌキ、人なれしていて見物客からスナック菓子をもらって食べていた。神宮の森は深いので、種々の動物が生息しているようだ。


ひと通り花菖蒲を観賞した後、参道入口脇にある゛森のカフェ゛で、ご一緒した花友HIさんと、コーヒーとクロワッサンの朝食をいただいた。この季節は、朝八時開園なので、朝食をとらずに直行し、ひと回り花菖蒲を見てからゆっくりとコーヒーを飲んだ。神宮の森は、オゾンと冷気がたっぷり。少々花は寂しかったが、この季節ならではの花々を見ることが出来てうれしかった。
白から紫までの色のグラデーションを見られる花菖蒲のベストショットは、昨年2012年の初夏だった。昨年の菖蒲田の様子を、以下に載せておきます。




さて、私自身のギター(ヤマハクラシック NO,45 1963年製)やアコースティック・アンプ(AER Compact 60-2)、ギターのマイク・ピックアップシステム(L.R.Baggs社製、Anthem SL Classical)については、このブログでも何度かご紹介しているが、今回思い立ってギター・ストラップを付けることにした。
基本的にボサノヴァ・ギタリストは椅子に座り、足台を使ってギターを持つ姿勢を固定し、ギターの弾き語りをする。代表ミュージシャンは、ジョアン・ジルベルト。ボサノヴァの複雑なテンション・コードと、ボサノヴァ・サンバ・ショーロなどのリズミックなバチーダ(奏法)をこなすには、体の中心にギターを固定する姿勢が不可欠だからだ。ソリストともなると、立ち演奏などはめったにない。しかし、クラシックギター(箱鳴り音)だけでなく、曲によってはエレ・アコやエレキ・ギターを使う場合もある。特に、ドラムやベース、ピアノなど、大音量の楽器が入るバンド編成の場合は、ナイロン弦のクラシックギター音を、如何に安定的に適音量で客席に届けるかは、多くのギタリストの悩みの種、工夫の種であり、これがいやであくまで小編成(Vo/ Gt/ Ba位)に留めて、VoとGt音を重視しておられる方も多い。




 やや幅が狭めだが、厚手で二重になった綿ストライプ(縞々テキスタイル)のNoah'sark製・ギターストラップ。ネックには、脱着可能なクイック・リリース(Planet Waves社製)を付けた。明るいギターボデー色とマッチしていい感じだ。

ジャズ、ボサノヴァ、サンバ、ワールドポップス、日本のポップス、オリジナルなど、何でも弾き語りする私にとって、やはり、オリジナル・ソングは立って客席に向かい、パーフォマンスしようと思ったのがきっかけだ。、実際ストラップでギターを肩からかけて弾き語りしてみると、多少弾きずらい面はあるが何とかなりそう。詞もメロディもコードも頭に入っている曲は、立ち弾きでマイクに集中して歌うのもいいかな、と思っている。近々、皆様の前でご披露できるかと目論んでいる。

2013年7月2日火曜日

Jovial TAKA Band Live のお知らせ


Jovial TAKA Band LIVE

開催日平成25727
開場16:30 開演17:00 閉場19:50
会 場経堂・音楽酒場ピック
156-0052 東京都世田谷区経堂1-5-6パルファム経堂地下1
Tel03-3428-8666 小田急線経堂駅・南口徒歩5

出  演:ジョビアゥ・タカ(Vo / Gt)、ウッチー(Pf)、
チャーリー(Ba)、キリ(Dr
ゲスト出演:西河 泉、北川立也(Ts)、hirokoCho

M C1,500、飲食は各自負担(最低でも1ドリンクはオーダー)
予  約:TAKA携帯090-2914-2567
または、メール:Jovialtaka@ace.ocn.ne.jp

ゆったり20座席の小さなライブハウスです。事前予約をお願いします。   


YouTube動画のご案内:前回のライブの歌と演奏は、「Jovial TAKA Band in Live Bar Pick」で検索しご覧いただけます(1012.10.28)。




ショビアゥ・タカ(Vo/Gt)、ウッチー(Pf)、チャーリー(Ba)、 オバタスタジオにて Photo by Obata




      □北川立也(Ts)                          西河泉(Vo/Gt)                                  キリ(Dr)                                                                                                                                         

■東京狛江を中心に活躍する実力派ミュージシャン達で作ったバンドです。ジャズ・ボサノヴァ・J-POPSオリジナル、何でも演奏して楽しんじゃうメンバー達です。心地よいサウンドをお楽しみください。

   <演奏予定曲>、「Verão Triste 夏をあきらめて」、「サマー・タイム」「コルコヴァード」、「オルフェのサンバ」、「黄昏のビギン」、、「Antonico アントニコ」、Beside You あなたの側で(Original)」、「ワンノート・サンバ」、「愛とも知らないで(Original)」、「君に酔ってしまいそうな夜(Original)」、「オール・オブ・ミー」、「カーニヴァルの朝(黒いオルフェ)」、O Patoアヒル」、etc...


今回は、歌の原語を日本語詞で歌うことに挑戦し、ボサノヴァ曲(ポルトガル語)は、TAKA作の日本語歌詞でも歌います。また、J-POPSの歌をポルトガル語で歌ったり、ジャズ曲を日本語詞で歌ったたり...色々とお楽しみいただきます。乞うご期待!
hiroko(Cho) Other Photo by TAKA