2016年1月23日土曜日

水分補給と飲み物の話



長年使い続けている「フィルターイン・コーヒー and ティー メーカー」、ワイアー・メッシュの丸いフィルターが経年変化で
擦り切れてきた。フィルターと金具一式を取り換えることにした。 All Photo by TAKA


毎日の食事後やお茶タイムに摂取する飲み物には、各自好みがあると思うが、私の場合は日本茶が多い。それとは別に、

コーヒーや紅茶もよく飲む。身体のことを考えた水分補給という点では、朝起きがけと寝る前に必ず、そして昼間でも喉が

渇いたときや、一仕事終えた時にコップ一杯の水を飲むことは習慣になっている。食事中に飲むアルコール類(ビール・焼酎・

ワインなど)は、この際水分補給とは別に考えたい。それで、専らコーヒー専門に使っていた一杯分(350cc)のポットは、珈琲

豆卸専門店で煎りたての豆を挽いてもらって購入した珈琲粉に湧かしたお湯を注ぎ、約3分程抽出してから飲むのが専らだ。

2人以上のコーヒーを入れる時は、ペーパーフィルターを入れた大きなポットを使うが、コーヒー豆の油脂成分がペーパー・

フィルターに取られない分、一杯分のポットでいれた珈琲の方が美味しく感じる。


この一杯分ポットは、使いやすいので愛用して来たのだが、10数年も使っていたらフィルター部のワイアー・メッシュが綻び

てきた。抽出した珈琲飲料分をフィルターでプレスすることを繰り返すので、ガラスとの接触部分が擦り切れたのだ。近くの

ホームセンターや、珈琲豆を買う駅前の堀口珈琲店(近辺の喫茶店はここで豆を購入される方が多い) などに当たって

みたが、このタイプのポットを扱っておらず、ましてや中のフィルターだけ交換できるのも不可能だった。そこで、ネット通販で

新しいポットを探してみようといろいろ調べてみたら、ナント、ポットもあったし交換用フィルターもあったのだ!! 正式の製品名

も、「フィルターイン・コーヒー and ティー メーカー」と呼ぶこともわかった。数社のメーカーがこの製品を扱っているが、

他の名で「フレンチ・プレス」とか「トラベル・プレス」、という呼び名もある。要は゛手軽に美味しく珈琲を入れられます。゛

ということなのだ。ネット注文したフィルターセットが届いたら、早速取り換えてまた美味しいコーヒーを飲もうと思っている。





備長炭の一片(10㎝位)を入れてろ過している毎日の飲料水、500ccのペットボトルにも入れて冷蔵庫保存。


毎日の食事によって身体に栄養分を取り込むことは、我々が生きていくために必須のことなのだが、願わくはそれが体内

でスムースに消化・吸収され、栄養分が取り込まれた後の残り物(気体・液体・個体)も、スムースに対外に排泄されること

が望ましいのは誰もが解っていることだ。その代謝を促すためにも、適度な水分補給は欠かせない。以前は、濾過器を

使って水道水を脱臭ろ過していたのだが、私の住む狛江地区は奥多摩湖系の水道水なのでかなりきれいな水であることが

わかり、またろ過器が台所で結構邪魔になるので外してしまった。その代り、ポットの水に備長炭の一片を放り込みろ過

した水を飲んだり料理に使ったりしている。2リットルのポット水を使い終わると、その備長炭を湧かしたお湯で煮沸し一日

天日干ししてからまた再使用する。一年間ほど使ったら数本を買い替えする。カルキ臭も雑味もこれで十分に取れて美味しい

になるので、1人暮らしの身にはこれで十分だ。




朝食に飲む玄米スープの粒粉と休みの日やコーヒータイムに飲む珈琲粒粉、堀口珈琲店で挽いてもらい
何時も冷蔵庫に保存している。


この冬、私の身体的状況に顕著な変化があった(なに、大したことではないのだが...)。と言うのは、ここ2年間私を悩ませて

きた湿疹(腰回りや胸元)がかなり良化したのだ。かかり付けの皮膚科の女医さんは、副腎皮質ホルモン系の塗薬を処方して

くれたので、風呂上がりや症状が出た時に塗っているが、一番の対処は肌着を全部取り換えたことだった。いわゆるヒート・

テックを謳った機能性肌着を全部止めたのだ。運動や仕事で体を動かすとき、またエアコンの効いた(効き過ぎた!)乗り物や

室内では、体内の熱分を放出するために人は汗をかく。この汗が直接触れる下着に吸収されたり、風や冷えた空気により

クール・ダウンされて体温が調節されるのだが、ナイロン・アクリル・ポリエステルなどが混紡された素材では、汗は吸収され

にくい。結果、皮膚の表面に汗(身体の老廃物)が残り皮膚障害を起こす。皮膚科の女医さんも、最近機能性肌着による皮膚

障害が増えている、と言っていた。



食事後やお茶タイムに飲む「くき茶」、ほのかな甘みがあっておいしい。紅茶は「水車むらの七夕」で国産紅茶、
味と色がしっかりしている。ともに、自然食品販売の「こだわりや」で購入。



綿100%ないし、綿が90%以上の肌着に全取っ換えしたことで、心配の種だった湿疹はほぼ治った。ただし、晴天と乾燥

が続く関東地方の気候では、乾燥と水分不足による肌荒れや乗り物・外出先・自室内の環境によっては皮膚障害を起こし

やすい状況が多々あると思う。私の周りにも、急に身体に湿疹が出たり、顔に赤みが出たり、かゆみを伴ったり赤発などで

悩ませられる方がおられる。加齢による症状(肌の水分不足や代謝力の減少)という面もあるけれども、やはり体内に取り

込む食料や水分による面も大きいと思う。身体の保湿力や代謝力を十分キープできる水分や飲料と食材の摂取がとても

大切なことを改めて感じているのだ。それと、飲みすぎや食べ過ぎ、あるいは身体の使い過ぎ、ストレスの溜め過ぎなども

代謝力の減少を引き起こすので、何事もやり過ぎにならぬように、適度の休息を心掛けることも大事なことだろう。もう、

なかなか無理が効かないからね。

2016年1月7日木曜日

平成28年(2016年)の始まり




何時もの年と変わらぬ我が家のお節。一のお重には、黒豆・田作り・海老のうま煮・紅白なます・赤蒲鉾を、
二のお重には、サーモンと白身魚のミルフィーュ・昆布巻き・数の子・白蒲鉾を盛り込んだ。 Photo by TAKA


我が家のお正月には、お節料理を作って新年を迎えるのが例年の習わしだ。師走の半ばから、買い物をしたり、さび釘

(黒豆用)を作ったりして、29・30日の二日間でささっと作ることにしている。お節料理には、伝統的な日本の家庭料理

(和食)の基本がぎっしりと詰まっているから、自分で作ったレシピ本(食材と料理手順・撮影写真を載せたもの)を見直し

ながら、食材を刻んだり・煮たり・お造りをしたりして作り上げる。このレシピ本は2004年のお節料理づくりを契機にして、

その他の魚料理・野菜料理・鍋料理・豆腐料理・肉料理・麺類・ご飯類などなどを加えて2冊・60ページ程あり、約80品目

(上下2段が半分)のレシピが手元にあるのだ。1年程かけてこの位のレシピを作ると、もういい加減にいいだろう、という

ことで新しいものは載せるのもお終いにしたが、時折見直しては料理を作る際にとてもいい参考になる。このブログにも

初期(2008~2009年)には、そのレシピと写真の結構な数を載せているが、最近はさほどでもないのだが。



お節料理の黒豆煮のレシピ、料理写真は自宅の即席スタジオでスポットライトを使って撮影、調理手順などは
全て鉛筆の手書きだ。お節の料理本を参考にしながら、味付けは素材を生かした独自の味付けにしている。



黒豆煮:甘味控えめのやわらか煮、まめ(健康)に暮らせますようにとの願いを込めて。さび釘のお蔭で、黒い艶も

うまく出せた。

田作り:カリッとした歯触りが身上、豊作を願う縁起物。デロンギの上で水分を飛ばして(2時間程)から、照り醤油

(出し汁・みりん・醤油・洗双糖)で味付け。飽きの来ない味が出せた。

海老のうま煮:ひげが伸びるほど、腰が曲がるほど長生きが出来ますように願う長寿のシンボル。年毎に国産車海老

の入手が困難になっている。輸入物の冷凍海老を今回は使った。

紅白なます:紅白の色は、太古の昔から平和のシンボル、お節料理には欠かせない。良く研いだ包丁で細長く手切りし、

塩でもみ水分を絞ってから、玄米黒酢とメイプルシロップで味付け。しゃきしゃきとした歯触りが美味しかった。

紅白蒲鉾(2色サンド):赤蒲鉾にはナチュラルチーズと紫蘇の大葉を挟み、白蒲鉾にはとびっこ(トビウオの卵)とゆず

の皮細切りを挟む。ちょっと華やかなオードブル風味でおめでたに花を添える。

昆布巻き:昆布は「よろこぶ」に繋がり、一家の繁栄を願う縁起もの。日高昆布で生鮭を巻いて、かんぴょうで縛る。煮汁

(出し汁・酒・黒酢)で煮てから、みりん・醤油で煮上げる。小振りで食べやすい。

数の子:単純な味だけにごまかしが効かない。無漂白の数の子を、薄めの塩汁で水を替えながら3度塩抜きした。漬け汁

(出汁2カップ・醤油・みりん各20cc)で柔らかな味付けに。子孫繁栄を願う縁起ものです。

サーモンと白身魚のミルフィーユ:生魚のお造り(刺身)を、オードブルのようにしつらえた一品。板状の切身を薄く刺身

にし、広げたラップの上に紫蘇・サーモン・おぼろ昆布・白身(鯛や鰤など)の順に重ねていく。3段から4段に仕上げ、ラップ

で包んでおく。食べる時は、一枚づつ剥がしながら何もつけずにいただく。刺身に香味と旨味が加わった味のハーモニー

が楽しめる。



手伝っていただいてお料理別けしたYKさん宅のお節、二つのお重にきれいに収まった。