2017年9月17日日曜日

秋の花壇を彩る花たちと、芝生手入れその後




『ブルーサルビア』(サルビア ファリナセア、ブルーセージとも呼ばれる)はシソ科の一年草だが、鮮やかな
青色が特徴で、小花を沢山つける花形はラベンダーにも似ている。暑さが収まった8月末から棟東側の花壇で
咲き始めた。All Photo by Jovial TAKA


このブログでも、「四本桜公園をきれいにする会」(今年3月11日)と「この夏は、芝生の雑草と格闘中」(同じく

7月19日)に載せたが、最近早起きの私は朝は野川の遊歩道を周るウォーキングか、四本桜公園(棟北側)の清掃か、

棟南側庭の芝生や庭木の手入れに1~2時間を過ごしてひと汗かいてから、シャワーを浴びて朝食、というスケ

ジュールになっている。週4日ほどの地域福祉サービスの仕事は、その後ゆっくりと出かけることになる。おかげ

さまでとても体調が良く、足腰の筋肉も鍛えられて疲れが残るようなことは少なくなった。以前は音楽やライ

ブ活動に費やす時間が多かったのだが(今も週一回の歌会゛かようかい゛で仲間と歌を唄いギターを弾く事は続け

ているが、また音友と唄や楽器のコラボも時々しているが)、夜遅くまで酒を飲みながら騒いでいるよりも、朝早く

新鮮な空気を吸いながら身体を動かす方が自分にとっては気分がしっくりしてきている。




6月初めに、ちいさなビニールポットに種植えしたサルビア、コスモス、挿し木したクレマチスなどの苗床、
ベランダに置いたトレーに水を張り3週間ほど育てた。


公園の清掃と庭周り樹木の手入れの際、美観を保つ一助として小さな花壇を3か所作った。棟住民に花を植えたい

希望者を募ったが、高齢や足腰の痛みなどを理由に誰も希望者がなかったので、言い出しっぺの私が花を植えること

になった。その際、大枝を張ってしまうような種類の樹木や観葉植物(こちらも巨大化する!)、果物や野菜類はNG

として、一年草や球根の小花を植えることにした。後々の管理や手入れに困るものは避けて、シーズンを通じて楽し

めるものがいいと考えた。ただ、あくまでボランティアなのでお金のかからない方法も合わせて検討した。その結果、

近くのホームセンターや通販(種苗メーカーの)を利用して花の種や球根を入手したり、ベランダで育てている花木を

挿し木で増やして、庭植えすることにした。種植えや苗の生育には約1ケ月以上遅いぎりぎりのタイミングだった

が、何とか秋シーズンに間に合ったのでよかった。




種植えした苗を育てて花壇に下ろしたコスモスは、深紅やピンク・白などの花を咲かせ始めた。花は次から次に
咲いて来るのでここ1~2ケ月は楽しめる。通りかかった人も「きれいですねぇ~!」と声をかけてくれる。


暑かった7月は、苗への水やりも欠かさなかったが、棟東側の花壇はおかげさまでコスモスもブルーサルビアもクレ

マチスも、見事な花を咲かせ始めた。私としては、こんなにきれいに咲き揃うとは思っていなかったので、ちょっと

びっくりした。住民の中にも花好きな方がおられて時々見に来るし、花談議をしたり、私が旅行中の時は代わり

に水やりをしてくれるなど、花を通じて交流ができるのも楽しい。ただ、試験的に色々やってみて分かったのは、

花をきれいに咲かせるにはまず①陽当たり、そして②水はけと③風通し、この条件が大事だ。それに加えて肥料

やりや花後の手入れ・病虫害対策なども必要だが、まずは陽当たりが良く葉茎・根が良く育たないことには花は

咲かない。桜の大木の葉影となる公園の花壇は、コスモスもサルビアも育ちが悪かった。クレマチスの苗は大き

く育って作った支柱にしっかりと枝を張ったが。こういう場所は、アジサイとかヤツデの様な日陰でも育つ丈夫

な種類が向いているようだ。



数年ベランダで咲かせていたクレマチス(原種に近い『H.F.ヤング』パテンス・ラヌギノーサ系)を株ごと地植え
した。ベランダでは初夏の一時期だけ咲かせていたのだが、地に降りたら本来の四季咲きの性質を蘇らせて沢山
の秋花を付けたのにはビックリ!! 地質のせいか花色はやや赤みが入った紫色だった。




園芸好きのADさんが種まきした黄花コスモスは、高く背を伸ばして沢山の花を咲かせている。キク科との交配
から生まれたこの花は丈夫の一言に尽きる。花後の花柄摘みを続けると2~3ケ月咲き続けるから目の保養になる。




7月初めに新しく植えた芝生は、その後順調に伸び生え揃ってきれいになった。8月上旬に1回造園業者のTN造園さん

、9月中旬に1回いつも犬を連れて散歩しているKIさんに刈り込んでもらった。直ぐ近くにお住いのKIさんは、

自宅の芝を刈り込むついでに刈ってやるよ、と言って、芝刈り機持参で庭に入ってくれた。実は前々からその

申し出があったのだが、元プロの職人さんとは言え無料でやってもらうのは申し訳ないのでご遠慮していたのだ

が。「何時も公園や棟回りを一生懸命キレイにしているよね! 自分の庭を刈るついでに刈ってあげるよ。その代り

後掃除は自分でやってね。」と言われて、ありがたくお受けすることにした。棟長老のTOさんも(KIさんと親しい)、

「ありがたくやってもらいな!」と言うので、申し出をお受けすることにした。おかげさまで、かなり伸びていた

芝生もすっかりきれいになった。今まで通り、除草剤の散布(スプレーで雑草の葉と根元にピンポイント散布)と雑

取りを続ければ、割りときれいな芝生がキープできそうだ。これからの秋・冬シーズンは、それらの作業も大分

楽になりそうだし。



我が家のベランダから見た芝生刈り込み作業、ガソリン燃料の芝刈り機は電源の心配がないので作業しやすいと
のこと。操作はTN造園さん。




刈り込んだあとの棟南側庭の様子、すっきりして気持ちが良い。左コンクリート鉄骨製の耐震構造は、昨年秋に
完成した。現在、芝生の伸び防止(南側生垣方向へ)と掘りあげたスイセンの植え付けのため、仕切り花壇を煉瓦
囲いで作る予定。さて、スイセンの他に何を植えようか? 


2017年9月15日金曜日

2017年中津川渓流釣り・惨敗記(その2)




日向橋上の中津川の流水、水質はきれいだし安定した水量はあるのだが...
All Photo by Jovial TAKA



今シーズン、中津川への釣行は4月に3回・5月に3回・6月と9月に各一回づつ、計8回通った。ひとつの川に

短期間にこんなに通ったのは私としても珍しい部類に入る。理由の一つに、渓流釣りで近場のホームグランドに

なる期待大だったこと。二つに、2回目の釣行で大物ヤマメにグラス竿を折られてしまい、そのリベンジに燃えて

しまったこと。三つ目にシーズンを通して水量は安定しているし、魚の住みつくポイント(らしきもの!?)も多くあ

る気がして、それにとらわれてしまったこと、等々。


この川での釣りの竿仕舞いをした今思うのは、ヤマメ・イワナなどの渓流魚の生息はかなり少ないことだ。一応

漁協の情報では、定期的に上流域や本流で稚魚や成魚を放流しているとのことだが、釣り人の多さに比例して放流

量が少ないのだろう。また、ダム湖からの放流に頼る水流は、大雨や台風などで水量が増大し、その分の酸素供給

量や川石の掃除など、自然の川の流れがもたらす恩恵が大変少ないことも考えられるのだ。先の、白馬村姫川源流

の流水や自然力に溢れた河川環境を思い起こしてみても、やはりこの川での環境の貧弱さは免れないのかもしれな

い。釣行の度に、川底の石を返して川虫の存在を確認してみたが、シーズン初めには少ないながら住みついていた

川虫も、5月頃からはほとんど見当たらなくなった。自然の餌も少ないのだろう。


愛川橋上流から角田橋下流まで、多くのポイントで竿を出してみたのだが、4月の中頃に日向橋下流の大きく曲がる

深場のポイントでの釣りが一番印象に残っている。早朝8時頃の水温は11℃、長年使い続けていたNISSINのグラス竿

(5,4m)の先に、イワナ用毛鉤を3つ付けた仕掛けを流したところ、ピシャッという音がして毛鉤が叩かれた。これは

居るぞ! と思い、再び仕掛けを流れに乗せると「ガツンッ」という強い当たりと共に、グラス竿の先が「バキッ」と折

れ、次の瞬間道糸が「ブツッ」と切れてしまった。何やら白い大きな魚の腹が反転して深場に消えたのだった。私は

何がが起こったのか理解できずに、茫然と折れた竿を眺めるのみだった。その間わずか2~3秒のこと。後にも先にも、

ヤマメらしき大物に遭遇したのはこれっきりだった。


その後、急遽して通販で購入したDAIWAの渓流竿も、深沢尻トンネル近くの水量の多いカーブ付近の水中に尻もち

をつき、購入下ろしたての新竿をわずか15分でまた折ってしまったのだ。水中の石に竿を当ててしまったらしい。

ずぶ濡れのズボンのまま、川沿いの道路をトボトボ歩く姿を見つけた連れは、その惨めな後姿に車中から「どおし

たのぉ~!」と声をかけて来たのだが...何だかこの川は私を拒んでいるような気がして気落ちしてしまった。



5月初めの釣行で放流直後らしきちびヤマメが三匹針に掛かった。釣れたには釣れたが、やれやれ...


私の釣行に付き合ってくれた連れは、川の風景がなかなかいいので、私が釣りをしている間はスケッチ道具を持って

行って何枚かの作品を描いた。最後の方では、もう一杯描いたので描く場所がなくなったとぼやいていたが、それ

でも空気はいいし山々の緑と川の流れがきれいなのでいい時間つぶしになったと喜んでいた。車で走行途中、大分

コンビニのお世話にもなった。昨今、地方や郊外の街・村に行っても、食べ物・飲み物・トイレの利用にも、コン

ビニがあるのでほんとに便利なことを痛感した。



新緑の日向橋と中津川上流域の流れ Drawing by hiroko



6月上旬の日向橋上の中津川、川底の石は強い陽射しと水量不足で藻が蔓延り、川は淀んでいた。



グラス竿を2本折ったことで、昔使っていた和竿(俊行の7本繋ぎ竹竿・4,5m)を引っ張り出してきて、最近は多摩

川の釣りでも白馬姫川の釣りでも、この和竿を使っている。少し重たいのだが魚信や釣れた時の引きがダイレクト

に伝わってくるので、使い心地がとてもいいのだ。改めて和竿の良さを感じている。これも、中津川通いでグラス

竿を2本折った効用か!? 

来シーズンの渓流釣りに、この中津川通いが再びあるかは今の所疑問ではある。来年3月一杯までは年通し券で釣り

ができるので、もう一度くらいは訪れててみるか、と思案はしているが。とにかく、今シーズンは、中津川の渓流

釣りは惨敗だった。


<この項終わり>


2017年9月14日木曜日

2017年中津川渓流釣り・惨敗記(その1)




中津川・日向橋下の大きくカーブする流れの深場で、大物ヤマメにグラスロッドを折られ、そのリベンジに燃えて
今シーズンの私の中津川通いがくり返された。All Photo by Jovial TAKA and HI



中津川の清流に竹竿を出し毛鉤仕掛けでヤマメを狙うす釣楽人タカ、澄んだ流水は、まさに゛清流に遊ぶ゛を
絵に描いたような景色ではあったが...



最近の私の釣りのホームグランドは、ご近所の多摩川であり、家から10分の自転車でいつもの釣りポイントに着く。

川原でウェーダー(釣用長靴)に履き替えて、早朝または夕方の1~2時間のフィッシングタイムを流水の中で過ごす。

春先3月から仲秋の10月位までの期間、アユ・オイカワ・ウグイなどの河川中流域に生息する小魚を、毛鉤仕掛け

で釣り上げては川に戻すという釣りだ(゛リリース゛などという言葉を使う釣り人もいるが)。要するに魚たちに

遊んでもらっているといった方が解りやすい。魚影がとても濃く、釣りで「坊主」(釣果ゼロ)と言うことは全くない。

川面を飛び跳ねる魚や、浅瀬にたむろす小魚の群れや、悠々と泳ぐ大きなコイなど、魚たちの姿を季節の中で何時

も見て楽しんでいるので、この川での釣りはとても面白い。私のYouTubeのサイトにもオイカワ釣りの動画『梅雨

の終わりの多摩川 オイカワ毛鉤釣り』を載せているが、約一年前からの動画アクセスが現在1900回程の回数となり、

釣り人の関心も高いと感じている。多摩川流域の住宅街や工場から流れ込む生活排水や下水道処理水のため、栄養

多過になっている川水は、昔と比べれは格段ときれいになっているとはいえ、やはり釣果を食するということに

なると、よほどの冒険心と強靭な胃袋を持ってないと叶わぬことだと私は思っている。



今年は、本格的な渓流釣りに白馬村・姫川へ出かけて(初夏5月と初秋の8月末)、とても楽しい釣りをすることができ

た。北アルプスに端を発するこの川の渓相は、比類がないほどきれいで人を惹きつける自然力に富んでいる。釣り

場までの間に大きなダムがないので、自然の中を流れる源流の姿を保っているのもいい。この川には、季節の良い

時にまた訪れてみたいという魅力を今も感じているのだ。





春の中津川を描いたスケッチ作品、山々や堰堤のサクラがきれいだった。
日向橋付近にて  Drawing by hiroko


さて、中津川のことだ。この川を訪れるきっかけは、連れのHIさんの情報からだった。ゴルフに凝っていた頃、

近辺にあるゴルフ場通いによくこの川の脇道路を通ったり、中央道が混雑し渋滞が長時間続いているときの抜け

道として、よく車を走らせたとのこと。川の流れがきれいで、釣り人も良く見かけたというので、昨年晩秋に

一度上流の宮ケ瀬ダムまで、下見を兼ねてドライブしてみた。丹沢の山々から流れ出す周辺支流の流水をたっぷ

りと集めたダムは、巨大で満水の水量だった。首都圏にこんな大きなダムは奥多摩湖位しか知らなかったのでちょ

っとびっくりした位だった。実は、昨年の奥多摩湖への紅葉狩りに行ったとき、奥多摩の多摩川の水がきれいな

ことにびっくりして、その後2度ほど釣りの下見をしたことがある。漁協の情報や多摩川周辺の駐車場なども確認

してみたが、本流の谷が深くて釣り場が限られること、駐車場が少なく釣り場へ下るのも不便なこと、往復に各

2時間以上要することなどから、奥多摩での渓流釣りは諦めた経緯があった。



中津川への釣行は、自宅から小田急電車で鶴川まで、迎えのHIさんの車で16号鵜野森・北里病院・相模川昭和橋を

抜けて、中津川釣り場までは自宅から約2時間~2時間半での行程だ。しかし、神奈川県下の丹沢の裾野に、こんな

ひなびた風景の良川があることが私には驚きだった。ダム湖からの放流水とは言え、水質はきれいだし、アユ釣り

が盛んなことから駐車場の整備も良く出来ていた。平野を流れる渓流の姿は穏やかだし、危険な個所はほとんどな

いので通いやすい気がした。

丹沢水系・中津川での渓流釣りは、3月1日から10月14日までで、対象魚はヤマメ・イワナ・ニジマス、年間通し

券は5,000円、日釣り券は1,500円だ。ちなみにアユ釣りは6月1日から10月14日まで、年間通し券12,000円、日釣り

券は1,500円だ。年間通し券の発売日(4月から翌年3月まで)の今年3月末に中津川漁協を訪れ、自身の写真入り通し

券購入の手続きをした。こうして、私の中津川渓流釣り通いが始まった。


<この項つづく>


2017年9月13日水曜日

「初秋の姫川・松川尺ヤマメ釣り」YouTube 動画のご紹介






YouTube 投稿動画「初秋の姫川・松川尺ヤマメ釣り」
by Jovial TAKA


今回の「三度の白馬紀行(その2)」で掲載した『姫川・松川合流域 早朝の尺ヤマメ釣り』の撮影動画と画像を編集し、

YouTubeの私の投稿サイト「takasantafe neo」の新作動画として載せました。現地での早朝・午後の渓流釣り風景

にナレーションと楽曲(「Scarborough Fair」弾き語り:TAKA、ピアニカ:hiroko)をサウンドトラックに入れた2分32秒

のコンパクトな作品です。一度覗いてみて下さい(HD1080の高画質で視聴可能です)。白馬村の美しい清流が観られ

ます。


2017年9月6日水曜日

白馬村の初秋の花々(三度の白馬紀行 その4)




今回の宿泊先は Grove Inn Skara(森の奥の小さな館)、その名の通り白馬村西(白馬岳側)の高台にある森
一角の奥まった所にある静かな宿だ。木造りの外装と地元民芸家具を配した内装は、落ちついた雰囲気に
溢れ、部屋も清潔で心地よかった。All Photo by Jovial TAKA



前回の白馬行での宿は、白馬村東側の高台にある大きなホテルで、露天風呂と格安料金・バイキング料理が売りの

ホテルだった。ここからの白馬三岳の眺めはとても素晴らしくて感激したが、何にしてもお客が多すぎて賑やか

だったし、食事の席を確保するのも一苦労だったので、今回はもうすこし落ちついた宿を、ということで連れの

HIさんがこの宿を予約してくれた。正直言ってこのホテルはとても気に入った。小さな規模だが、ご夫婦2人と子供

さんが主のサービスは行き届いていて、一緒に宿泊していた子供2人連れの奥さんとご両親も、宿の子供さんと一緒

遊んで楽しそうだった。



早朝の散歩で宿の脇の森を流れる小川を見つけた。北アルプスから流れ出した清流はとても澄んできれい
だった(撮影はまだ辺りが暗かったので、ちょっとブレた)。ただ、途中でJ-アラートらしき村内放送が流れ、
北朝鮮のミサイル発射を告げたのにはびっくりした。



夕食は、1日目の夜だけだったが(2日目は街で外食)、信州サーモンや白馬豚・地元の新鮮野菜や果物を使った料理は

とても美味しかった。連れによると、宿予約の際口コミで料理と宿の雰囲気がとてもいいとのコメントが決め手だ

と言っていたが、うわさに違わなかったのは嬉しかった。夕食後、バーと暖炉のあるラウンジにギター(スチール弦の

アコースティック)が置いてあったので、マスターに弾いていいかと訊ねたら、どうぞ、どうぞ、と勧めてくれた。

楽譜もなにもない即席ライブが始まって、泊り客のご家族や宿の奥さん・子供もソファ―やじゅうたんの上に車座

になって集まった。

思いつくままに私がギターの弾き語りで歌い、連れがハモッてデュオ・ライブとなった。「黄昏のビギン」・

「Autumn Leaves」・私のオリジナル曲「あなたの側で」と「ブラッドムーン」・「ワインレッドの心」・「哀愁

の街に霧が降る」...宿の奥さんは「久し振りに生演奏を聞けて嬉しかった!」、お客のご主人は「素晴らしい!」、

お客の奥さんは「デュオの声がきれいですねぇ~!」と言っていただいた。私も連れも、このような場所でライブを

するとは思ってもいなかったので、とてもリラックスした時間を皆さんと一緒に過ごせて楽しかった。時折2人で

楽曲の練習をしていた事が、こんなところで役立つとは! と不思議な思いだった。晴天に恵まれた日だったので、撮影

した花写真もきれいに撮れた。その一部を以下紹介する。





丁度咲き頃の芙蓉の花達、本来の薄紅色に加え、白花・赤花も揃っていた。ちょっと珍しい花景色だった。
白馬ジャンプ競技場の入口付近にて。


花芯が紅色の白芙蓉、五弁の花びらもすっきりと開いていた。三つの花が斜め一直線に咲いていたのが
面白かった。(同上の場所)


紅蜀葵(コウショッキ、別名モミジアオイ。花芯はブッソウゲのように長い)と似た五弁の花姿だが、花芯と
葉型は紛れもなく芙蓉だ。鮮やかな緋紅色が明るい陽射しに映えていた。(同上)





八方尾根麓の街中のホテル前庭で見つけた、ブルーサルビアと百日草の寄せ植え花壇。紫色と濃い黄色の
コントラストがきれいだった。


朝の散歩中(3日目)、宿周辺の石ブロックで囲まれた交差点ロータリーの盛り土に咲いていた桔梗の一群。
女郎花や吾亦紅なども一緒に植えられていた不思議なロータリーだった。桔梗はそろそろ咲終わりだったが、
花弁がきれいに開いていたものをワンショット。




同じく散歩中に遭遇した黄色のヒマワリと濃青色の朝顔、やはり高原の花達は寒冷な気温のせいか花色が
一段と鮮やかに感じられた。宿周辺のレストラン前で。



今回の白馬旅行では、目的の渓流釣りを十分楽しむことが出来、最上流域の田園の中を流れる姫川では、沢山の

ヤマメ達と出逢えた。また、支流松川との合流点では、ファイトたくましいニジマスが清冽な流れから飛び出して

きて私を驚かせてくれた。山麗の観光スポット(白馬ジャンプ競技場や八方尾根麓の街、白根岩岳や日帰り温泉八方

の湯など々)を巡るのもとても面白かった。清潔で食事も美味しかった宿のサービスも良かったし、連れとミニラ

イブをできたのも思いがけないハプニングだった。美味しい食べ物も充分食べられたし、ドライブしながらの景色

も堪能できた。とてもいい旅ができたのは、晴天の天気のおかげだったし、連れとの交代しながらの運転も体力的

な負担が少なくて助かった。

帰路は、例によって通いなれた道路:オリンピック道路で篠ノ井まで→国道18号と上田市街を回避するバイパス

道路→佐久街道で野辺山・長坂まで→中央道で調布まで一直線、というコースで帰ってきた。途中休憩した「道の

駅雷電くるみの里」では、くるみおはぎ定食と言うのを食べたが、おはぎ2つと味噌汁・香のものに加えて、モロッコ

いんげんとキャベツ千切りが食べ放題(無料サービス)でとても美味しかったので嬉しいことしきり。かしぐるみと山

ぐるみの実・くるみ柚餅子・トマト・ラディッシュの新鮮野菜をお土産に購入。野辺山の峠で何時も休息する「びっ

くり市」(産直野菜発売所)では、ブルーベリージャム(800g550円という破格値でとても美味しい!)と野菜(白瓜)を購入。

今回はなんだかお土産が増えてしまった。



何時も霧や雲に隠れて姿を現さない八ヶ岳も、この日は晴天の秋空にすっきりと見えた。空の上にはすでに
高層雲が現れ、夏から秋への季節の移りを感じさせてくれた。リラックスできたいい旅だった。
(掲載フォトはクリックすると拡大画像で見られます。)


<三度の白馬紀行 お終り>