シマフクロウとルリタテハ①② □作詞:カルロス美希 作曲:TAKA
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①それは 夏の昼下がり ひらひらと舞いながら
ルリタテハが翔んでゆく 美しい 羽の輝き
シマフクロウは恋に 落ちた
花から花へと軽やかに 蜜を吸って生きている
自分の巣など何もない その日暮しの ルリタテハ
ないないなーい 何にもなーい ないないなーい 持ってない
ないないなーい 知―らない そんな恋 知―らない
②やはり 夏のたそがれどき こころにひとつ灯された
甘い甘い瑠璃色の夢 孤独な シマフクロウが
知ったむねの熱い ときめき
おおきなほこらにどっしりと 闇にらんらん目を光らせ
枝から枝へ飛び移り 狩に精だす森の王者
ないないなーい 怖いものない ないないなーい 友もない
ないないなーい ありえなーい こんな恋 ありえない
ルリ色衣装を身にまとい 体をくねらせのびやかに
ふるわせながら慄きながら 踊りつづける はかないいのち
ないないなーい 知―らない そんな恋 知―らない
ないないなーい とんでもない そんな恋 とんでもない
森の支配者とは言いながら 恋の病は治せない
愛の恐れを抱ながら 胸の鼓動は 高まるばかり
ないないなーい とんでもなーい こんな恋 とんでなーい
ないないなーい やめられなーい この恋は あきらめなーい
☆さて、シマフクロウとルリタテハ、二人の恋の行方はどうなるのでしょうか?
シマフクロウとルリタテハ③④ □作詞:カルロス美希 作曲:TAKA
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③そして 秋の嵐の夜 はげしい風にあおられて
枝にたたきつけられたルリタテハ 瀕死の身体を
救いにきたのは シマフクロウ
ほこらにそっとそっと 運んでから やわらかしとねで水を飲ませ
びっしょり濡れた 翅乾かして 快復を願う恋の亡者
ないないなーい 死なないで ないないなーい 行かないで
ないないなーい 死なないで 僕をおいて 行かないで
④やがて来た朝の光 傷ついた身を抱き起こし
見つめあうふたりの 瞳と瞳 恋を知った
その日やってきた 別れのとき
森の王者は永遠の命 その日ぐらしはひと夏のいのち
迎えに来る死のときまで おどり続ける私の運命
ないないなーい この恋は とこしえに 終わらない
ないないなーい ふたりの恋は ないないなーい 終わらない
ルリ色衣装を身にまとい 体をくねらせのびやかに
ふるわせながらよろめききながら 踊りつづける はかないいのち
ないないなーい この恋は とこしえに 終わらない
ないないなーい ふたりの恋は ないないなーい 終わらない
☆ルリタテハは、シマフクロウの腕の中で静かに息をひきとりました。
そして、シマフクロウの心に刻み付けられたのは、
永久におどり続ける、ルリタテハの美しい姿でした...
ないないなーい そろそろ この歌は お終い
ないないなーい この歌は ないないなーい これでお終い。 □2008/5/8
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