2009年3月16日月曜日

TAKAのコラボ第二弾 : CHARLIEと横浜で

            □Charlieとユニットを組んでの唄と演奏、♪ヤァ~! 楽しかったねぇ~!♪ Photo by Kaburagi

横浜のジャズスポットDOLPHYにボサノヴィスタたちが集まって、恒例のボサノヴァ会が開かれた(3/15)。主催は地元横浜・中村教室のメンバーたち、発表会は40人程でホール一杯となっていた。私とCharlieは二次会への参加だったが、前週に一度のリハーサルを経て意気揚々と会場に乗り込んだ。
せっかくユニットを組んでボサノヴァをやるのだから、何か趣向というか、テーマというか、それに沿って4曲やろういうことで、私が企画を立てた。「ほぼアラカン・ユニットが唄い奏でるCanção de Amor(恋歌)」...゛ほぼアラカン゛には、お若いCharlieが渋い顔だったが、おじさん二人でボサノヴァを楽しくやろう! ということで、これにCharlieが乗り、Charlie&Taka Collaboration が実現した。4曲は以下のとおり。
□「One Side Love」(Original ) TK:Gt弾き語り...19才の夏の思い出、片思いのサンビーニャ
□「Tristeza」(Samba) CH&TK:Gtと唄の掛け合い・ハモリ...恋の痛手からの立直り新しい歌を唄おう!
□「Garôta de Ipanema」(Bossa Nova) CH:Gtソロと 〃...若い水着美女を見た時の男のため息Ah~
□「Travessia」(M.P.B) CH&TK:Gtと唄の掛け合い・ハモリ...夢は破れても再び生きよう! 旅立ちの歌
というわけで、二人の演奏と歌が始まった。今回は
選曲も良かったし、CharlieのGt演奏と唄も良かった。私もGt伴奏と唄・ハモリを上手く表現できたと感じられた。最後のTravessia は二人で曲に良く乗れたと思った。ただ、私たちユニットの演奏は、丁度料理と飲み物が各テーブルに配られ、ほとんどの人がお喋りしながら飲み食いに盛り上がっている時間帯だった。私は唄い演奏しながら、耳をそばだてて聴いてくれるリスナーを祈る思いで探していた。二人の曲表現を受け止めてくれる、眼差しと耳を...

演奏が終わってCharlieと握手を交わした後、私はちょっと気落ちがして静かにビールを飲んでいた。その時柔らかなギターの音色と共に、ややしゃがれたハスキーヴォイスの歌が耳に飛び込んできた。Kõichiroだった(後で声を交わして名を教えてもらったのだが)。オリジナル・ソングを唄った後、もう1曲のアンコールに応えて唄ったのは上田正樹の「悲しい色やね~Oosaka Bay Blues」、心に染み入るブルースだった。ざわついていた客席の耳と視線を一身に集めてしまった彼の歌は、この日一番のパーフォーマンスだった。(フォトは彼のホームページより)
坂本龍一(元Y.M.O)がNHK・TVの番組(この人にトキメキ)に出演したときに話していた言葉が耳に残っている。彼独特の表現の仕方なのだが、「紙の上では音楽は成立しない。聴く人の胸の中で音楽は成立する」と。彼は作曲もするしピアノも演奏するけれども、楽譜の上でどんな凄い曲が出来たとしてもそれだけのことだと。発信→聴いて受けとめる→感動、これで始めて音楽になるのだと。そのような体験が可能な空間、そして表現する技量、聴く人と演奏する人とのコミュニケーションを求めて、これからも唄い演奏していきたいと思った。
そう言えば、今回参加していたミュージシャンの
Karen さんは、ざわついている客席を前にしばらくGtの爪弾きをしながら、静まるのも待ってから唄い始めた。そしてトム・ジョビンの「Fotografia」を、澄んだきれいな声で唄った。プロの良いお手本を見せてもらった気がする。
司会・進行にも活躍のChaeさん、Sábado Em Copacabana をきれいなPL語で熱唱 Photo by TAKA
とはいえ、これだけ多くのボサノヴィスタが集まり、上手い下手は別にして、熱意を持ってボサノヴァに取り組んでいるのを発表し合うなど稀有のことかもしれない。特別招待のMarcio氏(アレグリア・ラテン・ランゲージ・スクール代表)も、そのことに触れて感激していた。そして、楽しいお祭りは深夜まで続くのであった...
Charlie、素敵な唄とGt演奏をありがとう! またやろう!
そして、デジカメの連写でいい写真を撮ってくれたKBちゃん、ありがとうね~!

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