2022年4月30日土曜日

色変わり! クレマチスの突然変異🌸

 


沢山ついた蕾が開き始めたら、何か花色がおかしい! と言うか、例年の鮮やかな紫色が白っぽい薄ピンク色に変わって
しまった今年のクレマチス。棟南側花壇の一角です。All Photo by Jovial TAKA




少し日が経って、花弁が開き切ってきたらピンク色がやや強くなってきた。色が抜けたような白っぽい花色も増えて
きた。こんなことは、クレマチスを育ててきて初めてだ。10数年振りの異変!?




花の季節到来で、公園の花も街路樹も、また私の育てている花壇やベランダの花々も咲き始めて、見る目を楽しま

せてくれている。通りかかる人も、手入れをしていると何かと話しかけてきて、ここを通って咲いている花を見る

のが楽しみです、と言って下さる方々もおられる。他愛もない会話なのだが、ひととき心が和むのはうれしいことだ。

花壇の土に下ろして5年目のクレマチス(H.F.ヤング)については、このブログでも画像とともに毎年取り上げ、この

ブログの記事の中でもトップテンに入るほど、読者の皆様にアクセスして頂いている。私はこの8弁(時たま6弁)

の紫花をこよなく愛するものだが、今年の色変わりについては腑に落ちないでいる。冬場の枝剪定と誘引・支柱作

り直しも上手く行ったし、新葉の拡がりと蕾の付具合も申し分なかったのに、である。ひとつ思い当たるとすれば、

食養として豆食(大豆・うずら豆・黒豆など)を心掛けているのだが、その煮汁を薄めて肥料として時折根元に掛けてい

ることだ。芽吹きの時、最後に与えた煮汁肥料が少々濃かったのか? その豆は大きな「花豆」で山梨方面への旅行の

折、道の駅で入手したものだが、大きな豆だけに育った土壌がややアルカリ性の強いものだったか? 紫陽花と同様

に、酸性度が強いと花色は青味がかり、アルカリ性が強いと赤味がかるということもあるから。こんな推理は往年

の名俳優・田村正和演ずる「古畑任三郎」みたいなことになってしまったが、とにかくビックリするやら拍子抜け

するやらで、なかなか珍しいことを体験することになったものだ。





棟北側の花壇では、例年と同様にクレマチスの紫花が大きな花弁を開いた。同じ肥料を上げたのになぁ!? 




接写レンズで大写ししてみた。紫の花色がとても鮮やかできれいだ。





ベランダのクレマチス(天塩とH.F.ヤング)もきれいに咲いた。もうこれ以上は増やせませんね。



2022年4月25日月曜日

春花が、一斉に開き始めて賑やか🌼

 



週に2~3度ウォーキングする野川遊歩道(上側)では、下の遊歩道の脇で菜の花が満開となり、散歩する人たちの眼を
楽しませている。夏日と冬日が交互にやって来るような変則気候ゆえか、この春は花の開花が一斉となった。
All Photo by Jovial TAKA



なんかおかしい気候の春だ。冷たい北風が吹きこんで、冬用のコートを引っ張り出したかと思うと、一転25℃以上

の夏日となって汗ばんだり、春の雨が降り続いたり...要するに安定しない天気で、益々゛不確実な゛気候変動を体感

する日々だ。それ故か、春花も順次開花する例年とは違い、サクラもモクレンもチューリップもツツジも皆一緒くた

に開花してしまった。色々と花を楽しめるのはいいが、賑やかこの上ないのだ。




雨もよく降っているので野川の水量も例年より多く、水路も入り組んで流れている。



4月の初めに、実弟と甲斐・信濃路に旅行し、あちこちの渓流で竿を出してみたが、白馬では残雪がたっぷりだった

し、金峰山のキャンプ場界隈では道路の雪がしっかり残っていて、釣りにならなかった。甲信越の山々では今年の

降雪量がすごくて、観光シーズンも大分遅れるものと思われる。とは言え、春が来て花が咲けば、このコロナ禍の

中でも少し心が和むというものだ。人為とは別に、植物・動物には固有の季節があり、巡る季節の営みが続いてい

るのを感じる。それを精々楽しませてもらうのも、季節のプレゼントと思いたい。





昨秋に植えたチューリップの球根が、一斉に咲き始めた。色も形も様々な4種の寄せ植えだ。白縁レッドの大きな
花は「赤に白」という名の富山産チューリップ。小振りの薄ピンク花は「ライラックワンダー」(オランダ産原種系)。



とんがり花弁と濃黄色が特徴の「越黄冠」(新潟産)、大振りの花が鮮やかだ。



先割れ糸状花弁のピンク花「ハウステンボス」(富山産)、白とピンクの花色も愛らしく、花弁の形状がいかにも珍しい。





公園の一角では、早くも藤の花が満開だ。上手に仕立てられた藤棚に、花が溢れていた。



街路樹下の植え込みでは、ヒラドツツジ(曙 あけぼの)の白ピンク花が満開となり、大振りの艶やかな花を開いていた。




これからの楽しみは、好きなクレマチスの開花、そして花菖蒲・バラの季節がやって来る。ウクライナとロシアの

戦争状況、中国のコロナ感染拡大とロックダウン、経済制裁と物価の大幅上昇...何かと不安定な世界状況と自国の

世相のざわつきではあるが、我々にできることは少ないけれど、コロナ感染対策を引き続きやりながら、日々健康

に暮らしていきたいと思う。



街路樹のハナミズキも今年は早くも満開。花と新葉が同時に開き始めた。




2022年4月17日日曜日

早春の渓で、春イワナに出会えた !




釜無川支流の流水は、とても澄んでいて冷たかった(昼間で7℃)。好天でこの水温だから、初日のみぞれ模様(気温2℃)
では、とても釣りにならなかった。しかし、今年の初釣りで春イワナに出会えたのは、とてもラッキーだった。
All Photo by Jovial TAKA




今回の旅行中、禁漁期間中には行かれなかったあちこちの渓流に、まずは寄ってみようと目論んでいた。今年は1月

2月の寒さがとても厳しく、甲信越の山々にも沢山の雪が降った。3月に入ってからも、夏日と冬日が交互にやって

来るような変則天気だったので、サクラを始めとする花の開花も例年より遅れ、また渓流も海抜の高い山々ではまだ

雪が残っているという状況で、雪融け水の流入もあまり進んでおらず、例年よりも1週間から10日ほど季節が遅れて

いるようだ。森村のアンズも、例年では3月下旬~4月上旬が見頃だが、今年の開花が4月4日だったことを思えば、

季節の遅れが万事に色々と影響を与えているのだ。





澄んだ流水から飛び出してきた春イワナ(17㎝)、針掛かりしてからもすこぶる元気だった。そのきれいな魚体をしばし
眺め、画像に残すことが出来た。



初日のみぞれ交じりの本谷川は全く釣りにならず(当たりさえなし)、翌日の姫川源流では川辺と田圃の残雪にビック

リ! 白馬では北アルプスの山々だけでなく、麓の山々にも沢山の雪残っていた。ここでも天気は回復し始めたが低温で

エサにも毛鉤にもまったく反応がなかった。「う~む、まだ季節が早いかなぁ!」とつぶやいてみたものの、確かここ

らでは4月下旬にならないと桜も咲かないことを思い出した。数年前の4月下旬でも北風が寒くて、長い時間川辺に

はいられなかったが、その頃になると雪解け水が沢山流れ込み、この源流でも数匹のヤマメに出会えたのだが...

思い切って出かけてみた3日目の金峰山川では、千曲川から坂道を登って金峰山荘に寄ってみたら、まだ山荘は営業

しておらず(4月下旬から)、道路には融け始めた雪が沢山残っていて、ノーマルタイヤでは危険なので引き返すこと

になった。地元漁協に前もって確かめたのだけれど、案内のおばちゃんは「もう、西俣にも東俣にも入れますよ~!」と

宣ったものだ。実際に現地で釣りをした人ならいざ知らず、やたら人の言葉を信用すべからず、と反省した。止む無く、

千曲川沿いの雑貨店で入漁券を買い(1.700円也、高!)、里川に竿を出しては見たが、案の定当たりもカスリもしなかっ

た。やれやれ。




姫川源流の川岸は、草や木がすっかりと刈られて様相が変わっていた。残雪も沢山あった。しっかりと着込んで
竿(俊行作の和竿)を出してみたが、仕掛けの餌にも毛鉤にもウンともスンとも反応がなかった。まだ、ヤマメもニジ
も上って来ていないのか?




こちらの釣り人にも当たり無し。2人ともボウズだった!



結局2河川では釣りにならず、天気の回復した本谷川(初日はみぞれで釣りにならず)でシーズン初釣果を得ること

になった。一匹だけだったが、澄んだ渓流水の中で春イワナに出逢って心は満たされた。今年の私的釣りテーマは、

再び試みるテンカラ釣りで渓流魚(ヤマメ・イワナ・ニジマスなど)を手にすることなのだが、オフシーズンに巻

いた40本ほどの毛鉤と新たに入手したテンカラ竿(Daiwa TenkaraX39)の出番はなかった。やはり雨が降り、水温

の上昇と流水の量が増えないと、魚の活性は高まらない。毎年繰り返されることなのだが、釣り人はそれを待てず

に早春の渓に繰り出してゆく。私とて同じことなのだが、一匹の春イワナに出会えただけでも良しとしなければな

るまい。




ホテルの朝食もたっぷり食べて、ロング・ドライブの活力とさせてもらった(グレイスホテル)。



 ▢グレイスホテルの各部屋からは、八ヶ岳全貌が臨める。春には珍しく雲・霧ひとつない天気で、残雪を冠った頂き
がきれいに見えた。ラッキー!!




今回の釣行を撮影した動画をYouTubeにアップしました。「春イワナの渓」がタイトルです(takasantafe neo がサイト

名です)。よろしかったら試聴願います。






<この項終わり>






春まだ浅い信濃路で、森村のアンズ開花を見る。

 


アンズの開花と、レンギョウ・早咲桜の花、そして雪を被った北アルプスの峰々、森村で見た里の風景はとても懐かし
いものだった。もう2~3日あとだったら満開に出会えたかもしれない。All Photo by Jovial TAKA



早春の旅は、まだ春浅き甲斐路・信濃路をゆっくりと車でドライブして巡る実弟との二人旅だった。今年3月に後期

高齢者(75歳)となった私と、すでに古稀を越えた弟と一緒に、何時また出かけられるかわからない旅を、3泊4日で

故郷の信州へ出かけてみようというものだった。目的の一つは、父方の本家がある村と、隣り合わせのあんずの里

森村(千曲市)を訪ね、加えて長野市の高台にある我が家の墓参りをすること、言ってみれば我が生誕のルーツを訪

ねることだ。もう一つは、各地の温泉宿に泊まって温泉と美味しい食を楽しみながら、まだまだ早いシーズンの渓流

で、竿を出してみることだった。初日は雨とみぞれの寒さぶり返しの天候だったが、2日目からは好天に変わり、気

持ちの良いドライブと行楽ができた。宿泊先だけ予約しておいての気まま旅なので、現地の天候を見ながら行く先を

訪ねるという気まま旅だった。



咲き始めたばかりのアンズの花は、日中の気温が20度近くに上がると見る見る間に開き始め、芳香をあたりに漂
わせていた。



地元観光協会のHPに載せられている今年のアンズ満開振り、なかなか見事であります。



今回の行程をたどってみると、初日:自宅から調布で中央道に乗り、須玉で降りてまずは本谷川で渓流釣り(みぞれ交

じりの雨でまったく当たり無し)、再び中央道で安曇野インターまで行き、初日の宿「ビレッジ安曇野」で一泊(朝食

付きのみだったので、近所のそば屋で夕食)、冷えた体には温泉が心地よかった。2日目:天候の回復(予報外れ!)を

見て、白馬姫川源流に向かい、川辺の残雪を見ながらここでまたひと釣り(まだまだ寒いためまったく反応なし!)。こ

の午後はオリンピック道路を走って、長野市の花岡平で墓参りの後、早目に宿の上山田温泉に到着、源泉かけ流し

の温泉と宿料理(和食)を堪能した(もちろん美味しいビールとお酒も!)。3日目:晴天の中、森村に向かいアンズの花

を観賞(咲き始めたばかり!)してから、隣村の本家を訪ねたが不在(事前に電話してみたのだが、留守録の応答のみ)、

無沙汰しているので仕方なしと諦め、更埴インターから長野道に乗って八千穂まで。県道を走って金峰山荘に来た

ものの、2・3日前の雪で道路は通れず、渓流(千曲川支流)での釣りは断念。そのまま、宿泊先(八ヶ岳グレースホ

テル)に移動。その夜も温泉と宿料理(和食会席)をお酒とともに楽しんだ。4日目:初日の悪天でかなわなかった本谷

川(塩川支流)に向かい、ここでシーズンの初釣りがかなった。春イワナと出逢い、大いに感激。その後、ひまわり

市場で高原野菜やワイン・お土産を買って、また中央道を走って帰還となった。レンタカーの走行距離約750㌔、交

代しながらの運転でさしたる疲れも残らず、無事に旅行を終えることが出来た。




「そば処せきや」の山菜天ぷら蕎麦、安曇野産の蕎麦10割挽は歯ごたえも良くとても美味しかった。蕗やタラの芽の
山菜は新鮮でシャキシャキしていて、久し振りに美味しい山菜を食べた。



「日本一のあんずの里」と地元自治体は宣っているが、私が20年程前に訪れた時はもっとすごかった記憶がある。

それこそ、大峰山際からゆるやかに広がる丘陵全体がアンズの花で埋め尽くされていて、その景観を本当に感心し

て眺めた。観光バスや車でやってくる観光客も多く、里は人々が往来してとても賑やかだった。樹齢◯百年(江戸

時代からの古木)と言われるアンズの古木はまだ元気に花を咲かせていて、その黄色味を帯びた紅色花に「すごい

なぁ~」と思わずつぶやいてしまった。

今回駐車場に車を止め、しばらくアンズ畑の中の歩道を歩いて花見してみたが、果樹が伐採されてしまった畑も散

見され、何だかちょっと寂しくなったね、と思われた。駐車場の整理員のおじさんにそれを聞いてみると、「畑を

継ぐ人がいなくて栽培を止めた家も在るし、そんなに儲かる訳でもないからね~」と返事が来た。生産を続け景観

を守って行くことは楽なことではないし、時とともに人々の思いと尽力も変わって行くものだとは言え、以前の素

晴らしさを知っている者からすれば、一抹の寂しさを感じざるを得なかった。それでも、アンズの花が咲く里の景

色を見られたことは、とても嬉しいものだった。




本家の側のブドウ畑脇に咲いていたラッパスイセン、いかにも春の訪れを告げていた。



八ヶ岳グレースホテルの食事は、何時来ても美味しくてとても楽しみだ。今回も10品余りの献立を大吟醸酒3種

盛りと共に食した。旨いことこの上なし! 画像は、「春野菜のマリネ高原チーズ添え」と「揚げ物:紅鱒の唐揚げ・

タラの芽 こごみ・人参のかき揚げ」


<この項つづく>