四億年のループ : アサギマダラの旅その2.
▢諏訪市にある白狐公園の脇に、「アサギマダラの郷」の看板を掲げたフジバカマの畑があり、秋には飛来するアサギマダラを自由に観察できる。畑所有者のご厚意で畑に入ることが可能。 晴天続きの翌日、白狐公園を訪れた。前日の宮田村は駒ヶ岳の麓・標高1,400m程の高原地帯だが、白狐公園は標高760mほど。市街地の中の公園なので、気温はやや高め。アサギマダラの飛来にはシーズン最後の時期だった。しかし、少ないながらもポツポツと蝶の飛来に遭遇した。 ▢風に大きく揺れるフジバカマの花にしっかりと捕まり、蜜を吸い続けるアサギマダラ。快晴で雲ひとつない青空に映えていた。 ▢フジバカマの花はまだ沢山咲いていて、飛来したアサギマダラの翅の紋様を良く見ることができた。性標のないことから上は♀蝶とわかる。 この日は、他の蝶の飛来(タテハチョウ属)が多かった。タテハチョウ科のツマグロヒョウモン・キタテハ・ミドリヒョウモンなど、今までに見たことある種・初めて見る種に遭遇し、しばしカメラのシャッターを押し続けた。気が付けば、いつの間にか滞在は2時間以上、蝶に没頭した至福の時であった。 ▢翅の縁に大小の突起がある「キタテハ」、翅を閉じると”枯葉”のような色と紋様になるので、まったく分からなくなる。 ▢私も初めて見た「ミドリヒョウモン」、というより飛翔中に見てもなかなか分かりずらいし、名前も知らずに今まで見ていたかもしれない。翅の裏側が緑色がかっているのが名の由来。オレンジ色に黒いヒョウ柄が散った翅は迫力がある。 ▢ツマグロヒョウモンの♂、翅裏側は明るい豹紋柄。♀の方が派手で前翅の先端に黒・白・青のまだら模様を持つ。 雨天が続き、台風の北上と重なっていたので、今年はアサギマダラには会えないかな?と半ば諦めかけていたのだが、天は私を見捨てず思いがけない晴天に恵まれた2日間だった。 アサギマダラの生態はまだ解らないことだらけ。なぜ南の島を春に発ち、同じルートを辿って本州の高原にやって来るのか?その”渡り鳥”ならぬ”渡り蝶”の飛行は何百キロ・何千キロにも及ぶという。そして涼しい(好適気温は21℃前後と言われとぃる)高原で夏を過ごし、秋には里山に降りてエネルギーを蓄え、また同じ道を辿って南の島へ渡っていく。なぜそんなことが出来るのか? この輪廻転生を四億年の過去から続けているのは、凄すぎませんか?この蝶...




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