2022年10月10日月曜日

今シーズンの最後は、本谷川の大アマゴ釣り

 


体長24㎝の大アマゴは、この山岳渓流で釣り上げた私のレコードサイズだった。「渓流の女王」呼ばれるきれいな
魚体には、パールマークと共に赤い班点が散りばめられていた。しばしそれを眺めてから、そっとリリースした。
All Photo by Jovial TAKA



春3月に解禁した関東地区の渓流釣りも、この9月で終了した。来年3月に禁漁期間を経て再び釣りができるまで

は、5か月間のお休みとなる。今年はコロナ禍の最中ではあったがよく釣りに出かけた。奥多摩の小菅川・瑞牆山

源流の本谷川・信濃川上村の金峰山川、そして地元の多摩川と、釣り方もテンカラ釣り・毛鉤流し釣り・餌釣りと

いう具合で、大いに楽しんだ釣りシーズンだった。その多くは、YouTubeのサイト(takasantafe neo)に動画投稿

できたので、興味ある方は覗いてみていただきたい。




大アマゴが生息していた大岩陰のポイント。目印がすっと沈み、次の瞬間3.9mの堅調子渓流竿がバタバタと引き
込まれた。ネットに収めた魚体を見て、思わずため息が出た。この川ではめったにお目に掛かれない大物だった
ので。大淵のないゴロゴロ岩が続くこの急流では、12~18㎝のイワナかアマゴがアベレージ・サイズなのだ。




釜無川水系塩川(みずがき湖下流)はアマゴとアユ、上流域の釜瀬川・本谷川はほとんどイワナだが、一部アマゴも放流

しているので、シーズン最後の今回はアマゴ狙いで出かけてみた。定宿の清里貸別荘を早朝暗いうちに出て、須玉の

コンビニで釣り券を入手し、釣りポイントに入ったのは6時前、天気も良く辺りも明るいので快適な釣りができた。

標高1.200mの高原の川水は冷たく(13℃)、両岸に張り出した木枝と葦の繁みのため、テンカラ釣りを止めてちょう

ちん仕掛けの餌釣りでアマゴを狙った。釣り始めて間もなく、大岩脇の溜まりポイントで大アマゴが掛かった。その

強い引きときれいな魚体は、久しぶりの興奮を私にもたらしてくれた。夏の渓流釣り(本谷川沢筋と金峰山川本流)が

ほとんど不漁で、型の良いイワナに出会えなかったのを、最後の釣りで一気に挽回できたので、思わず笑みがこぼれ

た。

簡単な朝食の後ポイントを変えて、人家やコンクリート護岸のあるやや上流で竿を出してみたが、体長20㎝以下の

中・小アマゴが沢山釣れた。餌釣りなので、針外しや餌付け替えに忙しく、面白くもありもう少し大きいのはいな

いのか? という贅沢なボヤキも出たが、シーズン最後の釣りにしては大いに楽しむことができた。





体長17㎝(2年物)の中アマゴ、肥えた魚体の引きはなかなか強かった。赤の斑点も鮮やかだった。


小アマゴが沢山生息していて(去年秋~今年春の放流物)、次から次へと針掛かりしたが、さっさと退散してもらった。




2日前の大雨で、普段より増水気味の川水だったのも好条件だった。水流中心脇の緩やかな流れや大石脇の溜まり
には、アマゴが沢山生息していた。



秋雲が空高く流れていて、青空と白雲のコントラストもきれいな好天気だった。



持参のサンドウィッチ(生ハムとサンチェ)とドリップコーヒーの朝食、一息付けて次のポイントへ。




8月の終わりに本谷川上流の沢筋でテンカラ釣りを試みたが、ここぞというポイントに魚影はほとんどなくボウズ
だった。放流がほとんどないのか? あるいは釣り人が多すぎるのか(若いルアーマンがほとんど)?




本谷川本流も魚影が少なかった。針掛かりした中イワナ2匹をいずれもバラシ、ガッカリだった。




9月初めの台風大雨の間で、2日だけ好天になり思い切って金峰山川に繰り出したが、釣果はゼロ、魚影すらも

見えなかった。如何にもイワナがいそうなポイントでも、当たりすらなかった。本流も支流(西俣沢)も、この川の

釣り辛さを痛感した。



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