2022年4月17日日曜日

早春の渓で、春イワナに出会えた !




釜無川支流の流水は、とても澄んでいて冷たかった(昼間で7℃)。好天でこの水温だから、初日のみぞれ模様(気温2℃)
では、とても釣りにならなかった。しかし、今年の初釣りで春イワナに出会えたのは、とてもラッキーだった。
All Photo by Jovial TAKA




今回の旅行中、禁漁期間中には行かれなかったあちこちの渓流に、まずは寄ってみようと目論んでいた。今年は1月

2月の寒さがとても厳しく、甲信越の山々にも沢山の雪が降った。3月に入ってからも、夏日と冬日が交互にやって

来るような変則天気だったので、サクラを始めとする花の開花も例年より遅れ、また渓流も海抜の高い山々ではまだ

雪が残っているという状況で、雪融け水の流入もあまり進んでおらず、例年よりも1週間から10日ほど季節が遅れて

いるようだ。森村のアンズも、例年では3月下旬~4月上旬が見頃だが、今年の開花が4月4日だったことを思えば、

季節の遅れが万事に色々と影響を与えているのだ。





澄んだ流水から飛び出してきた春イワナ(17㎝)、針掛かりしてからもすこぶる元気だった。そのきれいな魚体をしばし
眺め、画像に残すことが出来た。



初日のみぞれ交じりの本谷川は全く釣りにならず(当たりさえなし)、翌日の姫川源流では川辺と田圃の残雪にビック

リ! 白馬では北アルプスの山々だけでなく、麓の山々にも沢山の雪残っていた。ここでも天気は回復し始めたが低温で

エサにも毛鉤にもまったく反応がなかった。「う~む、まだ季節が早いかなぁ!」とつぶやいてみたものの、確かここ

らでは4月下旬にならないと桜も咲かないことを思い出した。数年前の4月下旬でも北風が寒くて、長い時間川辺に

はいられなかったが、その頃になると雪解け水が沢山流れ込み、この源流でも数匹のヤマメに出会えたのだが...

思い切って出かけてみた3日目の金峰山川では、千曲川から坂道を登って金峰山荘に寄ってみたら、まだ山荘は営業

しておらず(4月下旬から)、道路には融け始めた雪が沢山残っていて、ノーマルタイヤでは危険なので引き返すこと

になった。地元漁協に前もって確かめたのだけれど、案内のおばちゃんは「もう、西俣にも東俣にも入れますよ~!」と

宣ったものだ。実際に現地で釣りをした人ならいざ知らず、やたら人の言葉を信用すべからず、と反省した。止む無く、

千曲川沿いの雑貨店で入漁券を買い(1.700円也、高!)、里川に竿を出しては見たが、案の定当たりもカスリもしなかっ

た。やれやれ。




姫川源流の川岸は、草や木がすっかりと刈られて様相が変わっていた。残雪も沢山あった。しっかりと着込んで
竿(俊行作の和竿)を出してみたが、仕掛けの餌にも毛鉤にもウンともスンとも反応がなかった。まだ、ヤマメもニジ
も上って来ていないのか?




こちらの釣り人にも当たり無し。2人ともボウズだった!



結局2河川では釣りにならず、天気の回復した本谷川(初日はみぞれで釣りにならず)でシーズン初釣果を得ること

になった。一匹だけだったが、澄んだ渓流水の中で春イワナに出逢って心は満たされた。今年の私的釣りテーマは、

再び試みるテンカラ釣りで渓流魚(ヤマメ・イワナ・ニジマスなど)を手にすることなのだが、オフシーズンに巻

いた40本ほどの毛鉤と新たに入手したテンカラ竿(Daiwa TenkaraX39)の出番はなかった。やはり雨が降り、水温

の上昇と流水の量が増えないと、魚の活性は高まらない。毎年繰り返されることなのだが、釣り人はそれを待てず

に早春の渓に繰り出してゆく。私とて同じことなのだが、一匹の春イワナに出会えただけでも良しとしなければな

るまい。




ホテルの朝食もたっぷり食べて、ロング・ドライブの活力とさせてもらった(グレイスホテル)。



 ▢グレイスホテルの各部屋からは、八ヶ岳全貌が臨める。春には珍しく雲・霧ひとつない天気で、残雪を冠った頂き
がきれいに見えた。ラッキー!!




今回の釣行を撮影した動画をYouTubeにアップしました。「春イワナの渓」がタイトルです(takasantafe neo がサイト

名です)。よろしかったら試聴願います。






<この項終わり>






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