▢YouTube投稿動画「縁り戻しのサンバ」、「Teruaki Nakade」(1968年)制作のクラシック・ギターの弦を張り替えて
(Augustine Low Tention)、久し振りに鳴らしてみたらなかなかいい音だった。ボデーも大分乾いてきているので響きの
良い軽やかな音が出せた。
「Samba Da Volta」(サンバ・ダ・ヴォゥタ)は、私が良く聞いているAccuRadio(インターネット・ラジオ)の
<Brazilian Jazz>でも良くかかっていて、自分でも歌ってみたいなと思っていた曲だ。ネットの譜面販売のサイトで
この曲の譜面を入手し、ポルトガル語の歌詞(Vinicius De Moraes)を訳してから、日本語詞を作った。何時ものこと
ながら、原語の内容はすべて盛り込めないので、要約したり表現を変えたりにひと苦労する。
ご存じのように、生涯で9回結婚した(ということは、8人の別の女性と結婚し離婚している!!)ヴィニシウスは、
よほどの女好きか?スケベ人間か? と外野は喧しいが、これとて人間的(動物的?)エネルギーが無ければとても出来ない
ことだ。加えて、劇作家にして外交官、作詞家にして歌手、色々な肩書を持ちながら、嫁さんと別れるときは一緒に
いた期間に稼いだものは総て当の女性に渡した、というから半端でないのだ。なかなか、普通人にはまねできない
ことであります。
この曲の日本語タイトルは「帰還のサンバ」とつけられていることが多いが、詞の内容をよく理解してみると、男の
だらしなさ(女性に対する)に愛想をつかし出て行ってしまった前カノ(彼女)が、ひょんなことから男の元へ帰ってきた!
そこで男は歓喜し、許しを乞いて愛を神に誓う、というものだ。私は、゛前カノと縁りを戻して歓ぶ男の歌゛と解し
て「縁り戻しのサンバ」というタイトルとした。曲(Toquinho作曲)のメロディラインは割と滑らかで馴染みやすいの
だが、♪ Alegria que me deu あぁ! なんというよろこび ♪ の箇所など、トッキーニョらしい起伏の多い譜割も
あるので、要・歌い込みだった。
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