2021年7月26日月曜日

ギター・マシーンヘッドの取り換え

 


ボディもよく乾いてきて、響きの良い音が出てきた私の古いギター、今回は弦の締め金具(マシーンヘッド)を全取っ
換えすることになった。All Photo by Jovial TAKA



前回のブログで紹介した「縁り戻しのサンバ」を収録した後、別の曲を練習し始めた際、私のギター(ナイロン弦の

クラシックギター)に異変が起きた。弦を張ったり緩めたりするマシーンヘッドが上手く動かなくなってしまった。

ギターヘッドに埋め込まれた弦の巻き取りロール(プラスティック製)のひび割れが前から気になっていたのだが、ギア

付きのつまみ金具を廻してみてもコントロールが全く効かない。もう、50年以上前に作られた(Teruaki Nakade 1968

年製)ものだから、プラスティック部分は経年疲労で限界だったのだろう。思い切って弦を外し金具も全部外してみる

と、プラ部がパックリとひび割れしたり、緩んで外れたりしていた。

これはもう金具一式(マシーンヘッド)を取り換えるしかないと思い、外した金具を持って黒沢楽器(山手線の新大久保)

に出かけた。コロナ禍のこともあり、また集って音楽を楽しむ機会もなくなっていたので、久し振りに出むいたもの

だから降りる駅を間違えて(総武線の新大久保)、一駅歩く羽目になってしまった! やれやれ. . . 

ギター売り場の担当に聞いてみると、プラ部品のみの販売はないとのこと。メーカーやタイプにより、円柱形のプラ

とギア先の回転金具が合わないケースがあるためらしい。中国製・アメリカ製などのマシーンヘッドもあるが、やは

り日本製(マシーンヘッド専門メーカーの後藤ガット)の製品を勧められた。金具のサイズもいくつかあるが、私のギター

には40G2000が合うとのこと。ここは要注意だ。少々高額だったが(12,210円)、安物の中国製を買って後で後悔する

羽目になるのは避けてこれを入手することとなった




金具も古くなれば、割れたりゆるんだりしますね。


自宅に戻ってから、早速マシーンヘッドをギターに取り付けた。金具だけいやに新しくなったのはなんだか気が引

けたが、これで調弦もスムースにやれるし、もうしばらくこのギターを鳴らせるのは有り難いことなので、ちょっと

安心できた。こういう専門的な製品はやはりネット通販では内容の確認が十分できないので、お店まで出かけて

みてよかったと思う。




ギターヘッドの左右に取り付けたマシーン(締め金具)、やや ピカピカ! であります。


<後藤ガット有限会社>

www.g-gotoh.com


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