2009年1月2日金曜日

2009年のお節料理



               今年のおせちは丸い器に盛り合わせて 調理と撮影 by TAKA新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
毎年、暮れの2日間は、買出しとおせち料理作りをするのが恒例で、楽しみながら7~8品を作ることにしている。おせち料理は、日本の家庭料理の基本なので、出し汁や煮つけ、豆煮や酢和えなどの手順を確かめながらの調理となる。黒豆・田作り・数の子・車海老の旨煮・紅白なます・昆布巻きなど、おなじみの品目に加えて、蒲鉾の2色サンド(白にめんたいことスダチ、赤に紫蘇とナチュラルチーズ)やサーモンと白身魚の青じそ重ね(刺身の鯛・おぼろ昆布・スモークサーモン・紫蘇の葉を5段重ねする)のオリジナル品目も登場する。今年は松露の卵焼きとはぜの甘露煮を買い加えた。

左より: 紅鮭の昆布巻き / 蒲鉾(静岡のイチウロコ製)の2色サンド / 車海老(築地三宅水産)の旨煮
おせち料理には、新鮮なまた、良い素材の旨さを引き出す調理の仕方が求められるとともに、新しい年が健康で幸多く暮らせるように願いが込められている。黒豆:マメに(健康に)暮らせるように、昆布巻き:゛よろこぶ゛につながり一家の繁栄を願う、数の子:子沢山で子孫の繁栄を願う、海老:ひげが伸びるほど、腰が曲がるほど長生きできますように、などなど。相も変わらぬごく普通の庶民の願いなのだ。お正月におせち料理と美味しい日本酒をいただくと、しみじみ幸せを感じる。日本人であることの喜びも同時に湧いてくる。経済の不況や非正規雇用の労働者首切りなど、厳しく暗いニュースも多いが、まずはお節をいただける幸せを感謝すべきだと思う。
今年はおせち料理を改めて撮影した。盛り合わせた器はほとんど砥部焼きだ。私はこの砥部焼きが好きでいろいろ集めて日々使っている。割れにくい厚めの陶磁器製であり、白地に藍と朱の色付けが具象でなく抽象の図柄なので、和食にもイタリアンにもすんなりと合う。料理も器とのハーモニーが大切だと思う。都内に砥部焼きを扱う店は少ないので、毎年4月に開催される四国の゛砥部焼き祭り゛に出かけて窒元で買い求めたいと長年計画しているが、いまだに果たしていない。銀座の松屋が砥部焼きの窒元を集めて、毎年1~2月に゛砥部焼きフェア゛を開催している。ここで大方そろえてしまったのも、現地に行く機会を果たせないでいる理由かもしれない。
私の好きな日本酒: 左から石川県菊姫酒造の純米吟醸酒「加陽菊酒」 / 長野県舞姫酒造の純米吟醸酒「舞姫翠露」 / 同じく菊姫酒造の純米酒「菊姫先一杯」...なぜか姫ばかり。
昨年の12月に、狛江市の健康診断があってひと通りの検査をした。その結果を地元の医師に診断してもらいながら話した。私の場合は、やや血圧が高い(遺伝的なものでもある)のと、LDL(悪玉コレステロール)値がやや高いのを除いて正常な数値であった。いわゆるメタボには該当しない、とのこと。自身の健康状況の把握から当然とは思っているが、これも、食養生と毎日のストレッチのおかげである。医者の勧めで何かもうひとつ運動したら、ということなので、以前やっていた水泳を今年は復活しようかな。やはり、何をするに付けても、健康であることが第一だからね。
サーモンと白身魚の青じそサンド:青じその香味とおぼろ昆布の塩味が加わり、味の四重奏となる。極上の日本酒とともに食すと絶品の旨さ、レモンをかけて辛口の白ワインと合わせると旨さこの上なし。

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