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□晴れた青空に咲く白木蓮の花姿は、伸びやかで喜びに踊っているようだ、狛江周辺で All Photo by TAKA
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白木蓮の花が咲き、雪柳が風に揺れれば、春の季節も本番となる。
今年は、2月から3月にかけて関東地区では時ならぬ雪が降ったり、暖かい春の風が吹き込んだりがくり返されたので、すっきりと春の到来にはならなかった。梅の花も、開花は早かったがその後の気候不順で、いつの間にか散り始めた。梅の花にしたら、咲いたのはいいのだけれど雪が何度も降ったのでは身が縮んでしまうし、さっと満開まで一気に行って花の色と香りを振りまきたかったにちがいないと思う。
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如月(2月)に蝋梅・白梅・紅梅が咲き、マンサク・サンシュユ・ミモザの黄色花がそれに続き、早咲きの河津桜・寒桜・緋寒桜が追いかけてくる。弥生(3月)には、馬酔木・白木蓮・雪柳が白い花を咲かせ、お彼岸の後にソメイヨシノが満開になって花見シーズンにも真っ盛り...という春花のローテーションが今年はだいぶ遅れてずれ込み、ここへ来てまとめて一気にという気配がある。□雪柳の長くて柔らかな枝が風に揺れると、白い小花がうねるように舞って見える。私はこの可憐な花が好きだ。雪柳・コデマリ・オオデマリと花の大きさは次第に大きくなるが、びっしりと花をつける特徴は共通、成城学園にて。
□ミモザの花の華やかさには、ちょっとハイソなイメージがある。学名のMimosa は、ネムリグサ属の゛含羞草(オジギソウ)゛から来ているが、球状の黄色花を群がり咲かせる木は銀葉アカシアで共にマメ科なのが面白い。葉が銀の粉を吹いたような色で、咲いた球状花は芳香を放つ。庭木として植えるには洋館が合う。名前と葉色、華やかな花色とよい香り、と四拍子揃っている。成城学園のお屋敷町をチャリでゆっくり走っていたら、家々の庭にはミモザを植えているお宅が多いのが目立った。やはり、ハイソなのかなぁ? □満開で香りをプンプン振りまくミモザの花、香水の原料となる。狛江周辺で。
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水仙の花は花期が意外と長い。早いものでは暮れの12月から咲いているし、花の少ない冬に咲いて我々を楽しませてくれる。寒風の中で水仙が咲いているのを見ると心が和む。゛雪中華゛と言われるのもなるほどと頷ける。ニホンスイセン・ラッパ水仙も花弁と花芯の形と色に様々なバリエーションがあり、咲く時期もずれているので、12月から3月まで次々と開花するのを見ることが出来る。
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今年は2月から3月にかけての1ヶ月近く、私は喉と鼻をやられて咳きと痰に悩まされた。ギターを弾いてボサノヴァを歌っていても時折咳き込んだりして参ったけれど、ここに来てようやくその風邪も抜けた。天候不順と体調不良が重なり、例年のように梅花もゆっくり見ることが出来なかった。温かい春の光を浴びて白と黄色の水仙が咲き開き、芳しい香りを放っているのに接すると、長い冬が終わり春の訪れを喜ぶ気持ちが湧いてくる。 □英国王立園芸協会には、一万種を越える水仙の品種が登録されていると聞く。花型・花色・草姿により12群に大別分類されるそうだ。
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今年は2月から3月にかけての1ヶ月近く、私は喉と鼻をやられて咳きと痰に悩まされた。ギターを弾いてボサノヴァを歌っていても時折咳き込んだりして参ったけれど、ここに来てようやくその風邪も抜けた。天候不順と体調不良が重なり、例年のように梅花もゆっくり見ることが出来なかった。温かい春の光を浴びて白と黄色の水仙が咲き開き、芳しい香りを放っているのに接すると、長い冬が終わり春の訪れを喜ぶ気持ちが湧いてくる。 □英国王立園芸協会には、一万種を越える水仙の品種が登録されていると聞く。花型・花色・草姿により12群に大別分類されるそうだ。
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馬酔木(アシビorアセビ)は、枝葉に有毒成分があり、牛や馬が食べると酔っ払ったようになることから「馬酔木」と呼ばれるが、食べると足がしびれるから「アシビ」なのだという説もある、ホントかいな? スズランに似たつぼ型の小花をびっしりと枝につけるが、花は白花が多い。でも時折゛アケボノアシビ゛と呼ばれる淡紅色のアシビに出会えることもある。ちょうど、ドウダンツツジ(満天星)に、白い花と゛サラサ(更紗)ドウダン゛があるのと関係が近い。ちなみに私はまだ馬酔木を食べたことがないので、酔ったり痺れたりは未体験ですよ。 □神代植物園で見つけたアケボノアシビ、梅園の横でひっそりと咲いていた。
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