2020年1月11日土曜日

ウクレレで、ジプシー・キングス Bamboleo 弾き語りカバー




ウクレレ一本の弾き語りで、ジプシー・キングスの名曲「Bamboleo」にチャレンジ。ルンバ・フラメンコの
疾風の様なリズムとギター・カッティングでは、長らく歌えなかったのだが、ウクレレのアレンジでようやく
歌えるようになった。Photo by Jovial TAKA、後方の絵画「コルコ゚バード」は、Painting by hiroko。



ジプシー・キングスのヒット曲「Bamboleo(バンボレーオ)」は、長年に渡って私のテーマ曲だった。スペイン語

の歌詞は何とか歌えたが、フラメンコ・ギターを連ねてのサウンド・疾風の様な速いテンポとリズム・メロディ

と歌詞の譜割りの難しさなどで、何度か試みたけれどとても弾き語りなどできなかった。この曲がヒットした1980

年代後半は、私自身は30代前半で、この曲の存在は良く知らなかった。後年50代に入ってから再びギターを弾き

始め、ボサノヴァに魅せられてギターと歌を学び、50代後半から60代はライブハウスへの出演と2つのバンド活動

(「ザ・タペストリー」と「Jovial TAKA Band」)に精を出していたのだが、ジプシー・キングスの曲の詳細は、1999

年発売のCD「The Very Best of the Gipsy Kings」でようやく体感したのだった。



ソニー・ミュージック発売のCDジャケット(1999年)


Jovial TAKA 2019.7.26


その間日本では、キリンのビール(麒麟端麗・生)のCMで、ジプシー・キングスの「Volare(ヴォラーレ)」がテレビ

から陽気に流れ、フジテレビの人気時代劇「鬼平犯科帳」のエンディングテーマに、このバンドのギター・ソロ

曲「Inspiration(インスピレーション)」が使われ、お茶の間にもジプシー・キングスのサウンドは浸透していった。

今回の「Bamboleo」は、1988年のフランス大統領選でⅠ期に続くⅡ期にも、ミッテランの選挙PR曲として使わ

れたのがヒットの要因だった(CDのライナーノートより)と言われている。スペインの内乱を逃れて南仏に亡命し

てきたジプシーの末裔ミュージシャン達が奏でるサウンドは、フラメンコやラテン音楽をベースにしながら、ロッ

クやポップスをも融合した「ジプシー・キングスという独創的・情熱的、かつ刺激的なブランド」(同ライナー

ノート)で世界中のファンの尊敬と賞賛を得ているのだ。移民政策に積極的だったミッテランにとっても、この曲

をバックに演説するのは効果的だったのだろう。





さて、この曲の弾き語りだが、歌詞はスペイン語なのでちょっとハードルは高いがよく覚えて自分の歌として唄っ

てほしい。ウクレレのリズムカッティング、これが一番大切だと思う。フラメンコ・ギターをかき鳴らすような、

またスピード感とリズムの強弱でメリハリを付けるようなカッティングを心掛けていただければよろしいかと。 

♫  チャンチャク  チャクチャク ♫ 〃 〃 をベースに、時折変化も交えて。


ちなみに、この歌のサビの部分 ♫ Bamboleo,  bambolea~ ♫ の意味は、スペイン語動詞:bambolear(揺す

ぶる、人の心を動かすの意)の活用形(一人称と三人称)だから、「俺はお前(彼女)を揺すぶる、お前(彼女)も俺を揺す

ぶる そんな風に生きるのが 俺の好み」というような意味かと思う。英語で言えば、大いにSway(Swing )して、唄

ってみたいものだ。





コードは、基本的なマイナーだし、原曲のF#m →Am にキーを変えているので難しさはないと思う。コード変更も

さほどではないので、むしろカッティングに重きを置かれたらよろしいかと。


それではウクレレ愛好者の皆さん、よろしかったらチャレンジしてみて下さい。

ご参考までに、YouTubeに最近アップした動画を案内しておきます。






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