2022年1月29日土曜日

Ordro Wearable Camera で 巨大望遠鏡を撮り歩いてみた!

 


「巨大電波望遠鏡を ぶらりと見歩く」by Jovial TAKA



最近(ここ数年で顕著になってきたが)、アクションカメラを駆使して撮影された動画がYouTubeにも数多く投

稿され、それをネタにしたり独自撮影した動画が、テレビ番組でも沢山放映されるようになった。一例を上げると、

゛やばいよ、やばいよ!゛の「充電させてもらえませんか?」(出川哲郎ホスト)でも、スイカヘルメットの上に取り

付けたり、バイクのハンドルに取り付けたりして、通常のビデオカメラでは撮影できないような面白い画面作りに

小型アクションカメラが活躍している。先駆的ブランドの「GoPro」(USA)は、10数年前からサーフィン・スキー

・バイク・モータースポーツなどの動画を、様々なアダプター開発により人体・スポーツ用具・車体などに取り付

け可能にした結果、あたかも自分が競技しているような迫力満点の情景を、見ている人が楽しめるようになってき

ている。


Ordro Wearable Camera EP6 画像はメーカーHPより(以下も同じ)。


かく言う私自身も、釣り動画をYouTubeのサイトに10本ほど投稿しているが、ほとんどがデジカメで撮った動画を

編集したものだ。釣り場となる渓流や地元多摩川の情景と、釣り上げた魚(イワナ・ヤマメ・ニジマス・オイカワ

など)の画像も合わせて載せているが、釣り上げた瞬間はなかなか取れない。同行者がいればそれが可能とはなるが、

釣り仲間と行くことはほとんどないので、未だ決定的瞬間は撮れずにいる。そんな臨場感あふれる動画を何時か取

りたいと思っているのだが、今年はそれに一つチャレンジしてみようと思った。




自分で作業しながら、ハンズフリーの撮影が楽しめる。

]

アクションカメラのスペック(サイズや重さ、録画のグレードやビデオフォーマット・解像度規格など)も大事だが、

後の編集(PCやスマホを使っての)や保存形式・投稿規格とのマッチングも大切なポイントとなる。まあ、あれこれ

言っていても前に進まないので、まずは小型のウェアラブル・カメラを使ってみようと入手した。Ordro(Taiwan製)

は、ヘッド搭載で眼鏡を前後逆に掛けるようにして、耳の上に装着する。マイクロSDカード(125メガまで)搭載・

マイク内蔵・Wi-Fi可能なので、リモコン(小さなコントローラー)も使える。というわけで出来上がったのが今回の

投稿動画だ。撮影は昨年の秋だが、このブログにも「八ヶ岳東麓巡り・宇宙電波観測所~」のタイトルで記事を載

せているので、併せてご覧いただきたい。



歩きながら、走りながら、動きながらの撮影ができるアクションカメラは、色々な用途で撮る人・見る人を
楽しませてくれる。



このカメラを使ってみた雑感だが、歩く・左右上下を見る・動く、と同時にカメラも動くので(当然だが!)、三脚や

両手での固定動画を見慣れている我々からすると、゛揺れ感゛がちょっと気持ちが悪い。長時間視線が定まらない

とやや不安感が増してくる。ただ、臨場感は結構強く感じる。それゆえ、同時に撮っていた静止画像を幾つか組み

合わせてみた。また、ちょっと苦労したのは、動画記録形式(ビデオ・フォーマット)が MP4/H264 なので、私の

PCのアプリ(Adobe Premiere Element)との相性が今一で、MPEGのHDファイル保存にややてこづった。カメラ本体の

マイクロSDカードをPCにコピー保存し、アプリで編集・ファイル転換というのも煩雑に感じた。スマホに保存・編集

できる独自アプリもあるのだが、PC慣れしている私にはやや使いにくい。そして、耳脇に装着しているカメラが時折

ずれてしまうので、傾いたり上下に寄った動画が撮れる結果となる(編集時に結構カットした)。

ただ、小さいカメラながら映像はまあまあ良く撮れている。広角レンズなので遠近の差は少なく、晴れた日和とい

うこともあり、巨大望遠鏡と青空が気持ち良く写っていた。非力なのは録音機能で、耳元のカメラ内蔵マイクでは、

自身の声はよく入っているが、隣り(2~3m離れた)の連れの声は聴きとりにくい。

というわけで、大方このカメラの特性も判った。もう一つ目論んでいるのは、GoProのチェスト・マウント(肩・胸

にバンドを固定し、カメラを装着する方式)を利用して、現在使っているデジカメを装着する方法だ。こちらも機会

を見てまた撮影を試みようと思っている。どんな動画となるのか? 私自身も楽しみにしているのだ。


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