クジャク蝶のボレロ
アザミの花の蜜を吸う2匹のクジャク蝶
夏の終わりに、北八ヶ岳のロープウェイで頂上まで登り、太古に噴火した火山岩がゴロゴロと転がっている坪庭自然園をトレッキングした。
2,200mの高原の風はまことにさわやかで、しばし都会の酷暑を忘れさせてくれた。その途中で大変珍しい蝶に遭遇すると言うラッキーなひと時があった。高原にしか生息しない「クジャク蝶」だった。
私の少年時代は、長野の高原(戸隠・志賀・菅平など)で捕虫網と三角ケース(捕獲した蝶の入れ物)を持って蝶を追いかける日々だったので、それ以来の貴重な遭遇だった。
クジャク蝶の名前は、4つの羽に鮮やかなクジャクのような文様を持つことに由来する。まことに美しい蝶だ。
遠い記憶をたどってみると、このクジャク蝶とルリタテハ、オオムラサキとアサギマダラが当時の私の四天王だった。数10年の時を経て、このチョウに出会えたのは奇跡としか言いようがない。
北八ヶ岳の坪庭自然園をトレッキング中、北横岳(2,400m)を望む
ロープウェイは、麓から466mを一気に上がる。遠くに茅野市の街が望める
この日は好天に恵まれ、咲き残っていたアザミの花に次から次へと蝶が飛来していた。ヒョウモン蝶も来ていて、とても賑やかな景色だった。私はスマホのシャッターを押しながら、至福の時を過ごした。
羽を休めるクジャク蝶
クジャク蝶とヒョウモン蝶相蜜
この時の大変貴重な体験を忘れられず、家に戻ってから写真と動画を整理し、作詞・作曲したオリジナル・ソングを付けて、YouTubeに投稿した動画を紹介します。曲のギター弾き語りは、私自身によるものです。どうぞアクセスしてみてください。
「クジャク蝶のボレロ」YouTube投稿動画
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