2008年8月15日金曜日

食養生その③:日々の心がけと実践

                □芋蛸南京の煮しめと隠元の胡麻辛子和え 調理と撮影 by TAKA


年毎に、夏の暑さが厳しくなっているのを肌や身体で感じている。地球温暖化→都市のヒートアイランド化→猛暑とはげしい雷雨の頻発→熱帯夜の長期化...一方で、石油エネルギー価格の高騰、電力消費の増大、CO2排出減のための様々な取り組み(公共機関・企業・家庭での)、エコライフを実現するための生活スタイルの見直し...
便利で快適な社会環境と生活スタイルを手に入れた今の社会(日本と先進国)が、自分たちの住む環境から反撃を受けているのは、所詮それを追い求めた人間の結果として蒙っていることなので、誰を責めることも出来ない。程度の差こそあれ、「このままでは、いけないなぁ~」とか、「何か始めなければ!」とか、頭では分かっていても、便利で快適な生活を変えることは今までの習慣を変えることであるからことさら難しいのだ。人間は、何か決定的な危機に瀕するとか、病気で倒れるなどの極限に至らないと自身の生活習慣などを変えられないものだ。
前回、食養生の理念(08/7/5)を紹介したが、理念はあくまで理念であって、食材が溢れる今の市場で
肉も乳製品も加工食品もなしで食生活を送ることは大変難しいことだと思う。しかし、現在の食習慣のベクトルを食養生の理念よりに一針でも二針でも近づけることを考えれば、さほど難しいことではない。
要は、食養生の理念は、理想の形として頭に置きながらも、実際にできることを日々少しづつ増やしていければOK、と言う感じで良いと思う。
そこで今日は、゛食養生゛をしてきて良かったな゛、ということと、日々していることを思いつくままに紹介しようと思う。
まずは、身体の代謝がとても良くなっている、と自身でもわかること。
40代の頃よりはるかにポテンシャルが高くなっているので、充足度・回復度が深くて速やか。鶴見先生が、゛余り大きな声では言えないが、男性は食養生の効果をこれで確認するケースが多い゛、と言うのもうなずける。
玄米や雑穀、緑黄野菜や根菜、海草や果物をよく食べることよって、またブラックジンガーなどの玄米ロースト飲料の摂取により、胃液と胃壁の状態が良くなり、食物の消化・吸収がとてもスムースなのを感じている。特に、胃壁のフィルターがきれいになっているので、エアコンと同じように熱効率が良くなっているのだと思う。胃壁に動物性脂肪がへばり付いたり、宿便のようになって体内に残っていると、消化・吸収がうまく機能しないことになる。
その結果、食の摂取とともに必ずある排泄も日々順調。空気・液体・固体ともスムーズで、固体の方は日に2~3度。鶴見先生から「排便の形状と軟度表」をもらったときには苦笑してしまったが、便の形状は体調のバロメーターであるから、よく観察して体調を把握するとともに食事内容を考えるようにしている。食物の摂取→消化→吸収→排泄のサイクルが順調だと、人は健康でいられる。
夜の食事は、友だちと外食したり、ライブに参加したり、また、ボサノヴァ仲間と課後のビールを楽しんだりする以外は、ほとんど自宅で自分で作る食事が基本。帰宅後一仕事してから(と言っても、メールを送ったり、ボサノヴァ曲の練習など)、まず、風呂かシャワーを浴びて体脂肪計に乗る。これが日課だが、昼食にハンバーグなどを食べた日は体脂肪が一目盛り上がっているし、身体を酷使した日は体重も体脂肪も一目盛り下がっているし、これを目安に今日のメニューを一品減らしたり、増やしたり。体脂肪計は体調確認の目安になるので、これに乗るのが日々習慣となっている。
゛身体を温めてから、温かい食事゛というスタンスは、食べ物の消化・吸収により良い効果をもたらすと感じている。くつろいだ気分で、食事の下ごしらえー調理ー飲みながら食べながらー片付けながらーお茶と和菓子、これで2時間というのがゆっくりとした私の食事のスタイル。ちなみに昨夜のメニューは以下のとおり。

豆腐(大地の絹豆腐)に生姜乗せ...生姜はその都度陶製卸し器で擂りおろす

トマトときゅうりのサラダ...トマトは松田のマヨネーズ、きゅうりは海の精・玄米味噌を出し汁で溶いた練り味噌をつけて

焼塩鮭...北海道産の時鮭に塩を振った切り身(三友水産製)を焼いて

野菜の豚肉のカレー:調理と撮影 by TAKA
オリンピック中継を見ながら、焼酎の水割りを飲みながら、3品を食べた後で、

トマトとキャベツと豚肉のカレー...刻んだ玉ねぎを良く煮込んでからたっぷりのキャベツと豚肉のスライスを入れ、火を止めてカレールー(今回は゛地中海カレー・SB食品゛を使用)を溶き、最後にトマトを加えて煮込む。歯当たりがある位が美味しい。久し振りにカレーを作ったが、依然使っていたナイル商会の゛インデラカレー゛の登板は最近ないなぁ。

ご飯は土鍋で炊いた玄米入り(玄米を1白米2)。玄米は2時間、白米は30分以上水に浸し、土鍋に入れて強火9分炊くと吹き出すので、弱火に落として9分。吹き出し口から焦げる臭いがしだしたところで火を止め、15分蒸らして炊き上がり。炊飯器より早くて美味しいご飯が炊ける。おこげが香ばしくてまた美味しい。3合を4回にわけ、容器で冷凍庫に保存し、一食ごとに蒸らし温めて食べると、炊き上がりの美味しさが楽しめる。炊飯器も電子レンジもいらないよ。
付け合せのラッキョウは自家製の玄米黒酢漬け、生ラッキョウを2~3日塩漬けした後、黒酢に漬けて保存。2~3ヶ月パリっとした味が楽しめる。

食後に芋かりんとうと茎茶。茎茶は湯冷まし3分、お茶だし3分が美味しい。
ブラックジンガー:㈱シガリオ製の玄米ロースト飲料、玄米に含まれる各種酵素の摂取、胃の調子を整えたり、胃の急な差込の緩和、などに良い。120gで4,000円と高価なので、姉妹品のリブレフラワー(500gで1,300円)とあわせて使用している。 http://www.cigario.co.jp/
マツダのマヨネーズ:純国産材料ー圧縮絞り菜種油・平飼卵・りんご酢・自然海塩「海の精」・蜂蜜・辛子菜で作られたマヨネーズ。大メーカーの物と違ったナチュラルな美味しさで愛用。㈱ななくさの郷製、埼玉県児玉郡神川町大字上阿久原83-2。
海の精・玄米味噌:オオサワジャパン㈱製、無添加・天然醸造(一年以上の長期熟成)・神泉水・海の精使用、風味・甘味が良くやや濃い口で美味しい。1kg1,176円
この項続く。

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