2009年12月1日火曜日

おとこの昼飯会は、料理撮影をしながら


  白身魚とサーモンの青紫蘇サンドは、剥がしながらお醤油・わさびなしでいただく。紫蘇・とろろ昆布・白身・とろ身が溶け合い、吟醸酒を一口含むと味の五重奏となる。う~ん、旨い!! All Photo by TAKA

ライブの写真撮影でお世話になったヒデさんを自宅に招き、お礼を兼ねての昼飯会を開いた。゛ご馳走゛とは、いい食材を求めてあちらこちら駆け巡って探す、との意味だが、近辺の食材スーパーや和菓子屋などを周って頃合の食材が手に入った。もう一人来る予定だったRYOさんは、急な仕事が入ったため残念ながら欠席となった。料理を作りながら、お酒を飲みながら、話をしつつ、料理写真も撮ってしまおう! という、まことに豪華でくつろいだ昼飯会となった。
゛おとこの昼飯会゛のお品書は、以下のとおり。
①前菜:大根のサラダ、柿・チーズ・イクラ添え
この季節には水気たっぷりの大根を2~3㎜厚に薄切りし、柿とナチュラルチーズ、柿とイクラを挟んでいただく。柿はヒテさん宅の庭で取れたものを沢山いただいたので、皮を剥き薄切りにして挟む。
さっぱりとしてパリパリした大根の味は、恵比寿ビールと合わせて(左)
②お造り:白身魚とサーモンの青紫蘇サンド
切り身のカンパチ・青紫蘇・とろろ昆布・サーモンを四段重ねにし、それを3~4重にしラップする。別仕立てで、平目・青紫蘇・マグロの大トロ・のりを重ねてみたが、これも大変美味しい。食べるときにラップごと切り分ける。(上)
③お浸し:春菊の柿・ゴマ和え
冬野菜の春菊を茹でて、炒りゴマ・和辛子・刷り柿と合えたもの。ゴマ辛合えに柿の甘味が加わって、やわらかな味となる。

④雪化粧カボチャ焼き
青森産の白い皮付きカボチャを薄切りにし、両面に刷毛でごま油を塗る。ガスレンジで片面づつ焦げ目がつくくらいに焼いて塩・コショウをする。
春菊のほのかな苦味と、カボチャのホッコリした甘味が、黒糖焼酎のピリッとした味と合い、とても美味しい。(右)
⑤鴨ご飯とネギ・つみれの味噌汁
このブログでも紹介した鴨ご飯(09.1.28、興味のある方はレシピを覗いてみて!)、冬場の鴨は脂が乗っていてとても旨い。漬け汁から取り出した鴨肉を薄切りにし、ご飯とセリの上に乗せ漬け汁をかける。鴨肉のむっちりとした味とセリのさっぱり味とともにいただく。鴨と言えば゛ネギ゛、取り合わせの味噌汁にはネギとつみれを入れた。
鴨肉を美味しく食べるポイントは、煮汁に入れる時間を表裏各1分程度にすること。外側がやや固めのシコシコ味、中が柔らかなむっちり味となる。私は隠し味として煮汁に干した山椒の実を入れて煮込む。゛味のハーモニーやぁ~゛(彦麿呂?)

⑥栗羊羹・紅葉あんと茎茶
料理を美味しくいただいた後は、和菓子と緑茶で口直し、アンの柔らかな甘味と茎茶のほのかな苦味が溶け合って、すっきりとした気分になる。
ごひいきの今木屋特製和菓子、紅葉をイメージした包みあんが季節を彩る。(左)
卓前にビーグラス・焼酎グラス・お酒猪口を並べて、一品ごとに飲み比べながら料理との相性を確かめながらの食事。すっかりいい気持ちになってしまった!

味わったお酒を記しておきます。
<日本酒>純米吟醸・翠露(諏訪舞姫酒造)
この酒が発する芳香は、華やかで柔らかい。゛舞姫゛の名のごとく、生酒のフレッシュ感が加わった゛艶やかさ゛がある。しかも、ヴォリュウム感もたっぷり、コシ・コクもしっかり、のど越しもよい。和食との相性は抜群、ブルーのビンはファンタジーが漂う。
<焼酎>浜千鳥の詩(奄美大島酒造)黒糖と米こうじで出来たすっきりとした味わいの焼酎、30度とやや高いアルコール度数。
<焼酎>薩摩七夕(鹿児島田崎酒造)さつま芋と米こうじ(黒麹)で出来たシャープな味の焼酎、黒麹特有の切れのよさが旨い。両方とも料理全般に合うので、食中酒には最適。
<ビール>ご存知麦芽100%の恵比寿ビール、私はこのビールが好み、ナチュラルでコクがあって美味しい。生・琥珀・ホップ・黒とそろえたみたが、全部は飲みきれなかった。
ライブが終わって、節目を越えた後の゛おとこの昼飯会゛は、お酒と料理と会話を楽しみながら、ゆったりとした時間が流れる至福のひとときだった。

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