2011年10月24日月曜日

秋バラの美しい季節になった。


中輪の「花霞」(日本・F)、白の花芯から花弁の縁に拡がる斑紅色が美しい。 All  Photo by TAKA
秋バラの季節だ。10月は結構雨が多く、それも週末に降ることが多かったので、行楽に出かけるのを躊躇する日もあったが、先週の週明け月曜日(10/17)に、神代植物園に出かけた。何せ、家から近いこと(チャリで20分)と、バラの種類の多さと手入れのよさではバラ園の中でもトップクラスなので、やはりここにくることが多い。

秋バラは春バラに較べると花数は少なく半分くらい。冬を越して充分休養した春と、猛暑を越して来た秋とでは、バラの体内エネルギーも蓄えの差が出るものと思う。しかし、花数の少ない分花色は濃くきれいになるので、秋バラを見逃しには出来ない。何度も来ている植物園なのに、国産の中輪・「花霞」(写真上)が咲き揃っているのを始めて見た。ツルバラの「カクテル」をやや大きくしたくらい、一重の花弁は、白から紅への色のグラデーションがきれいでとても愛らしい。丈の低い枝と幹が密集し、花と蕾がたくさん咲き揃っている様を見て、何故かアイドルグループの゛AKB48゛の女の子たちを連想してしまった。
 アメリカーナ(米・HT)の赤色は深紅で華やぎがある。バラの赤色も、ややオレンジがかった明るい色から、黒味がかった濃い色までたくさんの種類があるが、この花色はほんとに゛真っ赤゛だ。元気の出る色だと思う(左)。










同じアメリカ産(HT)の「サマー・シャンシャイン」(右)は、゛真っ黄色゛のバラだ。黄色バラは、白色が混じったり、花弁がすぐ変色して朽ちてしまうものが多い中で、このバラはほんとにきれい。
珍しい品種(米・HT)では、男性俳優の名を付けた「ヘンリー・フォンダ」があるが、このバラもやや濃い目の鮮やかな黄色で美しい。私は六会の日大バラ園で見たが、そう言えばしばらく訪れてないなぁ。





私の好きな「マチルダ」(仏・F、写真左) 、中輪の艶やかなこのバラの良さは、蕾が開き始めた時と、花が満開になった時、そして花弁がすべて開き切って扁平になった時、全部が美しいことだ。花色も衰えることがない。私は、南仏の小柄で洒落たフランス女性が微笑んでいる様をイメージするのだが、何故かハリー・ベラフォンテが歌う「Matilda」は、カリブのカリプソ・サウンドなのだ!
♪ Matilda, Matilda, She take me money, And run Ve-ne-su-ela ♪




同じフランス産の「シルバ」(HT・右)は、明るいサーモン・ピンクの中輪種、物腰柔らかで優しい女性をイメージさせる。でも、輪郭ははっきりしているから、シャンとして物怖じしないタイプか?
勝手な想像を逞しくしたが、春バラでは見られなかった種類をたくさん見ることが出来たし、この秋も美しいバラたちと出会えて写真に残すことが出来て、とても楽しかった。

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