2013年10月10日木曜日

勝沼のぶどうの丘で、ワインの試飲三昧!


ぶどうの丘のホテルから見渡せるブドウ畑は、なだらかなカーブを描きながら、丘陵地帯の山裾から下の市内まで、果てしなく続いている。実りの秋を感じさせてくれる絶景!。
All Photo by TAKA
健康おたくのYKさんに誘われて、勝沼のぶとうの丘に出かけてみた。聞けば、いくつかのシャトーやワイナリーを巡って、ご当地生産のワインを試飲できるというし、ぶどう園で熟したぶどうも食べられるというし、こんな話が来たらもちろん二つ返事でOK、万難排しても出かけるべし!ということになった。
当日は、台風の影響で雨と風が心配されていた。しかし、進路が日本海方向に反れたため、変わりやすい天気ではあったが、なかなかの゛ぶどう狩り日和゛となった。一日仕事を休んで、前日の午後から出かけたが、前もって届けておけば地域サービスの仕事も休むことが出来るし、交代で別の担当に任せられるので助かる。逆の場合もあって、その時は私が交代で担当することもある。まあお互い持ちつ持たれつなので、安心して休みが取れるのは嬉しいことだ。
お昼に都内を車で出発し、調布から首都高に乗って中央自動車道を一路勝沼まで。インターを降りて、小高い丘の上にある市営のホテルを目指していくと、一時間半ほどで目的地に着いた。平日なので渋滞も全くなく、ほんとに近いと感じた。「これなら、自宅から都心の銀座に行くのと大して変わらないね!」と頷きあったものだ。
このホテルには、本格的なレストランもあり、また「天空の湯」という名前の温泉が併設されている。早速、汗を流そう(大してかかなかったが?!)ということで、温泉につかってみた。
肌にじわっとしみてくるような、滑らかな単純泉は、身体がポカポカと温まってきて、とても気持ちよかった。3階の露天風呂から眺められる甲府盆地のパノラマは、なかなか見事。丘の上からの景色を眺めながら、ゆったりとお湯に浸かった。

ホテルの部屋は、最近内装を入れ替えたようで、清潔で広く快適だった。夕食のレストランを予約しておき、それまで時間があるので、地下のワインカーブでワインの試飲をしてみた。これが、どうしてどうして、最高だった。ワイナリーで、ワインを試飲したことは何度かあるが、このワインカーブには、甲府市推奨の約180銘柄のワインが集められており、望むのならば、全部試飲できる!!ただし、実際飲めれば、の話しだが。
地下入り口で、試飲用の容器・タートヴァン(1,100円也・金属製)を購入し、地下の樽テーブルの上にあるボトルから(栓は開けられている)自由に注いで飲めるのだ。ひと棚ごとに、ワインが並べられていて、気に入ればそのワインを買っていける。白・赤・ロゼ、甘口から辛口まで、フルボディからライトボディまで、頃合価格から高価なものまで、集められたワインと試飲ボトルの風景は圧巻だった。

私は、ワインと料理の相性を探求した日々を思い起こしながら(2012/9/26、「ピタ'グラスの定理と南仏ワイン」の項参照)、約20種類ほどのワインを飲んでみたが、これですっかりいい気持ちになってしまった。中でも、甲州シュールリーの白と、メルローの赤は、香りもよく美味しくて、杯を重ねてしまった。なんか、これだけでも、全部元を取ってしまった気分になって、楽しかった。

気楽な気持ちで、レストランに浴衣姿で入ってみると、受付のギャルソンに「浴衣はご遠慮を」と促され、部屋で着替えて再度入店、「天空の湯」に入って食事だけする人も多いようで、レストランは結構混んでいた。甲府市の夜景が見渡せる、見晴らしのいい席に座ってゆっくりと食事をした。ハウスワインの白と赤を飲みながら、本日の魚料理(さわらの炭火焼)ー私、とサーロインステーキーYKさん、パンと一緒にを食べたが、焼き方も味付けもなかなか美味しくて、満足・満腹の夕食だった。
翌朝はまた、天空の湯に浸かってから、ヴァイキングスタイルの朝食をとり、お土産のワインを買って、早めにホテルを出た。
天気予報では、甲府地区は変わりやすい天気で一雨もあるとの予想。ただし、大雨はなさそうなので、大月から山中湖を周って帰ろうということになった。
その前に、ぶどうが棚になっている風景をみてみようと、坂道の途中で駐車場に車を入れ、ぶどう畑の中を散策した。



 丘の天辺にあるホテルと周りのぶどう畑、坂道の車道と、畑の作業をする枝道が縦横にめぐらされ、なかなか珍しい風景だった(上)。

小型トラクターが通りそうな細道が延々と続いていた。収穫作業も結構大変そう(下)。
































恐らく、貴腐ワインを作ると思われるぶどう棚、熟してからも枝に残して水分を飛ばし、しわしわになってから収穫する。コクと甘味が強いワインが出来る(左)。
小さな朝顔の花がたくさん咲いていた。寒暖の差が大きいのだろう、色がとても鮮やかだった(右)。

勝沼インターから中央高速に入り、大月から138号線で山中湖を目指す。霧を含んだ厚い雲が山々を覆っているので、富士山も雲の中だった。山中湖に着くと、突然の強い風と雨が吹き付け、湖は高波で荒れていた。湖周辺を回って、ちょっと珈琲タイムにしようということで、途中で見つけたPaper Moonというお店に入ったみた。このお店が当り!アンティークとカフェを一緒にした雰囲気のいいお店だった。
 
温かい珈琲とアプリコット・チーズケーキを頼んでみたが、これがとても美味しかった。ケーキは大きいので、1人分を頼んで半分づつ食べたが、これで充分。ゆったりとした珈琲タイムだった。時折、日常を離れた空間で、ゆっくり時間を過ごすのもいいな、と感じた。

店内のインテリアも、アンティークを貴重にしたアンバー・カラーで、ドライフラワーがあちこちに飾られているのも、落ち着く雰囲気だった。



























山中湖から御殿場に抜ける道は、まだ強い雨が降っていたのだが、東名に入りトンネルを抜けると、青空が広がる好天気。まことに変わりやすイ天気の中を、山々を巡って帰ってきた。でも昼過ぎには都内に戻ってこられた。ワインの試飲が存分に楽しめた素敵旅だった。


お土産にしたワイン2本:
メルローとべりーAを熟成させた、「ルバイヤート・ルージュ」の赤(左)。滑らかなタンニンでやわらかな飲み口(左)。
甲州をシュールリー醸造法で作った「勝沼シュールリー」の白。澱を取り除き、すっきりとした飲み口の辛口ワイン、私の好みの味です(右)。
Photo by YK














興味のある方は、下ののHP閲覧をどうぞ。
http://budounooka.com/hpgen/HPB/entries/1.html

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