2013年10月19日土曜日

「ミネソタのタマゴ売り」と、「いそしぎ」



OBさん宅での音楽会、左よりNOさんのGt伴奏で『天城越え』を歌うのは、ジャス・シンガーのリカさん、ウッチー(Gt)、大介(シンガー・ソング・ライター)、KDさん、チャーリー、OBさん。ホームパーティは夜更けまで続いた。
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狛江駅前の広いマンションにお住まいのOBさんのお宅で音楽会が開かれたので、今回も寄らせていただいた。不定期開催ではあるが、ホストはもちろんOBさん、音友ウッチーが呼びかけ人で、その夜も集まった8人で、賑やかな会となった。食べ物・飲み物は基本的にホストが用意してくれるのだが、そこは飲み助達なので、各自も酒やつまみを持ち寄ることにしている。
OBさんのリビングには、アップライト・ピアノがあり、ご自慢のオーディオ・システム(JBLの大型スピーカーやLPレコードを聞けるプレイヤーなど)が据え付けられていて、この音を聞くだけでもとても迫力がある。好きなミュージシャンのレコードやライブ動画を皆で見たり、ギター・ベース・ピアノで曲をセッションしたり、時にはスタジオとしてリハーサルをさせていただいたり、時折お世話になっている。二重のしっかりした防音工事が施されているので、音が漏れる心配がないのも助かる。
その夜、OBさん(薬剤師がお仕事)の友人のKDさん(お医者さん)は、友人のギタリスト(クラリネットも吹くそうな)のNOさんと一緒に来られ、私が着いた時(夕刻6時半頃)には、すでに飲み始めて盛り上がっていた。概ねメンバーが揃った時、KDさんが持ってきたLP名盤を聞こう、ということで、ナベサダの1954年録音のジャズ・ライブを皆で聴いてみた。2枚組みでやや長かったが、迫力ある演奏だった。部屋は一瞬、ジャズ喫茶の雰囲気となり、腕組みしたり、目をつむったり、皆真剣に聞いてしまった。私は、あまりに力一杯の演奏なので、途中でやや疲れてしまったけれど、往年の熱演は懐かしくもあった。
名盤を聴いた後、雰囲気を変えようということで、ウッチーが「タカちゃん、ボサノヴァをやろう」と水を向けてきた。私の歌とGt、ウッチーのGtソロで、「コルコヴァード」と「アントニコ」、そしてリカさんのピアノも加わって、「黒いオルフェ」を披露した。チャーリーはこの夜、ベース持参でなかったので、加われなかった。最近の私は楽譜がなくても、歌い演奏できる曲が増えたので、その場にGtがあれば、すぐセッションに入れる(この夜は一応持参したが)。コテコテのジャズから、しっとりしたボサノヴァに変わって、皆さんも雰囲気がほぐれたようだった。
さあ、それからが大変!! 昔ギター流しをやっていたという触れ込みの(ほんとかいな?)NOさんが、持参のギターと歌本(赤本という歌謡曲全集)をひろげて伴奏し、大介は歌うは、リカさんは歌うは、ウッチーも私も歌い、昭和歌謡大会(戦前の昭和初期も加わって)となって、異様に盛り上がってしまった。ほとんどが、子供の頃(小・中学生)聞いたことがあり、青春の頃のように自分で歌ったわけではないのに、何故か覚えている、という歌だ。「船頭小唄」、「ゴンドラの歌」、「影をしたいて」、「旅の夜風」など々。発達盛りの若い脳細胞は、こんな歌を聞いただけでも、しっかりと結晶記憶として60半ばの年齢でも覚えているものだ。それに反し、疲労も蓄積しむしろ縮んでいく危険性のある現在の脳細胞では、さっき聞いたことでもすぐ忘れてしまう。ヤレヤレだが、NOさんの流しギターのおかげで、色々な歌を思い出した。中でも、皆が1番喜んだのが「ミネソタのタマゴ売り」(暁てる子唄)。
 ♪  コッコッコッコー コケッコー! コッコッコッコー コケッコー!
      わたしはミネソタの タマゴ売り  
   町中で一番の人気者 つやつや産みたて 買わないか 
  タマゴに黄味と白味がなけりゃ お代はいらない コッコッコッコー コケッコー! ♪
いやぁ~、皆さん覚えているもんですねぇ!! ほんとに感心しました。「なぜミネソタなの?  タマゴの特産地だったの?」とか、「元歌があるんじゃない?」などと疑問が噴出したが、誰も詳細を知らなかった。しかし、コテコテのジャズから静かなボサノヴァへ、そして最後は珍しい昭和歌謡へと、めちゃくちゃ落差のある歌会だったが、居残って飲み続けるKDさん・NOさんに挨拶して、11時頃退散させていただいた。
さて、毎月第3金曜日は、経堂の音楽酒場ピックで、ジャズ・ボサノヴァナイトが開かれる。オープンマイクで1人、あるいは1ユニット(バンド)3曲で2廻しのスタイルで開かれている音楽会だ。この店で私自身の係わるバンドのライブも時折やらせていただいているので、差しさわりのない限り毎月寄るようにしている。この夜も、常連のNZさん(ギタリスト)が、若くてきれいな女性ボサノヴァ歌手・KRさんと一緒に来ていたし、地元のバンド「やっちゃんず」 のリーダー・YD(ベーシスト)さんもメンバーと共に来たので、結構賑やかな会となった。やっちゃんずは、ヴォーカルの歌でしっとりとした「Loving You」や、Tsのナンバーでテンポのいい「Wave」などをご披露。Drはいないけれど、YDさんのしっかりとしたリズムで曲をまとめていた(上)。

来週、大塚のライブハウスで一緒にボサノヴァ・ライブをやる予定のお2人は、選曲とリハを兼ねての出演だったと言っていたが、初めてコンビを組んだ割には、歌とGtがよくマッチしていて、聴いていても気持ちが良かった。よく知られている「ドラリス」や、「愛の語らい」も、KRさんの伸びやかな声とNZさんの巧みなGt演奏がハーモニーしていた。終わった後、「NZさん、何時になくまじめにやってたねー!」と言うと、「最初の内だけで、そのうちすぐにくだけてしまいますよ。」と笑っていたが、そりぁ、綺麗で若い女性歌手とのコンビでは、力の入り方が全然違うでしょうよ!(下)


私はといえば、「イパネマの娘」と「君に話そう(Wave)をポル語と日本語詞でGt弾き語りしたり、「キャラバン」を弾き語りしたりしたが、お借りした店置きのOvation・エレアコ(ネックがやや長い)が段々と指になじんで、後半はいい音を出すことが出来た。
ひと通り、持ち歌披露が終わった後、何か皆でやろうよとYDさんが声を掛けてきたので、私が持参したセッション用の楽譜(1曲につき3~4枚)の中から、「いそしぎーThe Shadow of Your Smile」と「All of Me」をセッションした。まず、私が歌い、次がGtソロ(NZさん)ーPfソローTsソローBaソロ(YDさん)、最後にまた私が歌って終わるという順番で。これがとても楽しかった。初めてお会いした方たちとも、ひとつの曲を一緒に歌い・演奏して楽しむことが出来るのはセッションの面白さ。真剣勝負のようなソロライブやバンドライブともまた違った、気楽でくつろげる表現の楽しさがある。
夜も更けてきたので、居残るやっちゃんずの方たちに挨拶し、マスターと吉田さんに「来月もまた~!」と伝えて、帰途についた。

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