2013年10月6日日曜日

日野正平とチャリオの、『こころ旅』



最近、ちょっと気になるTV番組があって、時々覗いている。NHKのBSプレミアムで放映中の『日本縦断・こころ旅』だ。朝版は火・水・木・金の7:45~8:00(再放送もあり)、週末版が土(11:00~11:59)・日(11:30~12:29)で、拡大完結版再放送だ。普段はなかなか見られないので、もっぱら週末版をチェックして見ている。

 










ホームページより拝借したタイトルとイラスト。
フォトも同じくHPより。アドレスは、
http://www.nhk.or.jp/kokorotabi/index.html





旅人は、俳優日野正平。1949年生まれの団塊世代、個性派俳優として、NHK大河ドラマ「国盗り物語」の秀吉役や、民放の「新・必殺仕置き人」の軽妙な殺し屋役で御馴染みだ。『チャリオ』は、彼の相棒の自転車の名前、これに乗って、日本全国をチャリオとスタッフと共に周るのだ。旅の案内役は、視聴者から投稿されたお手紙。誰もが持っている「忘れられない心の風景」を求めて、目的地を探し当て、その場所でお手紙を読む、というスタイルだ。
『旅の行き先を決めるのは、視聴者のみなさまからお手紙やホームページに投稿していただいた「こころの風景」のエピソードです。「人生を変えた忘れられない場所」「ずっと残したい、ふるさとの風景」「誰かにそっと教えたい、こころの絶景」などなど。』(ホームページより)

 









第1回は京都から始まって、北陸・青森・北海道を周り、途中電車やバスに自転車ごと乗って(輪行)、時には飛行機で九州に移動し、福岡・長崎・佐賀・鹿児島を周って山陰へ。今年の秋は、北海道・東北を巡って関東地区を回る予定。2年半の間に行ったり来たりもあるが、まさに日本縦断を目ざす旅をしている。
番組を見ていて面白いのは、自転車目線だ。色々工夫してカメラの位置を自転車のペダルの高さに設定したり、旅人の後からあるいは前から撮ったり、時には一団となって連なる自転車部隊を遠景で撮ったり、自転車を置いて歩く姿をゆっくり撮ったり...とにかく、車で高速移動する風景とはまったく違った゛足で稼いだ景色゛がとても新鮮なのだ。『スローライフの景色』、とでも言おうか...
 チャリオに乗りながら、時折ギャグを飛ばしたり、歌を口ずさんだり、きつい坂道でぼやいたり、冷たい雨に打たれて泣きを入れたり...旅人日野正平の自然体がとてもいい。
そして、目的地について、投稿者の思い出の地で手紙を読むショットが素敵だ。一文字残さず読みながら、その人にとっての忘れえぬ風景の在り様が、見る人に伝わってくる。多くは、高齢のため、あるいは健康を害して、あるいは処々の事情で、今はその地を訪れることが叶わぬ人の思いが詰った手紙なのだ。




第254回目の「青森県中泊町・ITさんの心の風景」は、子供の頃板のような岩から飛び込んで遊んだという海の飛び込み台の思い出、不思議な形の岩だった。(上)

第256回は、「青森県鯵ヶ沢町のONさんの心の風景」、津軽藩発祥の地という種里城址には、杉古木に守られた藩創始者の墓が祭られていた。不思議なパワースポットだった。








その土地々々の食を楽しみながら、地元の人たちと触れ合いながら、自転車旅を続けていく。旅人の体力と相談しながらの旅だが、2年半もよく続いているものだ。最近は、視聴者にもよく知られるようになって、チャリオと共に声を掛けられることが多くなっているようだ。NHKの長寿番組・「鶴瓶の家族に乾杯」のように、番組の知名度も高くなっている気がする。こころの風景を求めて、訪れる思い出の景色がこれからも楽しみだ。

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