2014年7月7日月曜日

梅雨の合間に多摩川で



梅雨時の多摩川は普段よりかなり増水し、宿河原堰堤からも勢いよく水があふれ出していた。
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関東地区の梅雨はまっただ中で、これから梅雨の終盤に向かって大雨が予想される。台風8号の接近が

伝えられる九州では、すでに豪雨が続いているが、先週の一日朝早くに多摩川に出かけてみた。

春先(3月)から初夏(5月)にかけて、三度ほど竿を出してみたが、川の水が少ないのと何時ものポイントが

干上がっていたため魚の姿は拝見できなかった。しかし、6月は雨が続いたせいか多摩川を流れる水量も

増え、川石や水もきれいになっていた。この朝は多摩川原橋付近のポイントに行ってみたが、オイカワの

摂食欲も旺盛で、次から次に毛ばりにヒットしてきた。丁度産卵時期なのだろうか、オイカワのオスは婚姻色

に染まり、青いパールマークと朱色の腹とヒレ色がきれいだった。


15㎝ほどの成魚はかなり引きが強く、毛ばりと水玉の仕掛けも糸が絡まるほど暴れた。


体色の青と朱のパールマークもかなり派手になり、尻びれも随分と長くなっている。頬にも「追星
(おいぼし)」という白い突起が表れ始めていた。


オイカワの産卵時期についてネットで調べてみたら、およそ6月~8月とのこと。この時期のオスの体色の

鮮やかさについては、小学生の頃よく釣りをしていた故郷長野の裾花川に集まる釣り好きのハナタレ小僧

たちが「ジンケン」と呼んでいたのを思い出した。私も訳も分からずそう呼んでいたが、正絹(ショウケン:

本物の絹地)に較べて生地の張りがあり、゛てかり゛も派手な人絹(ジンケン:安価なレーヨンなどの合成

繊維)になぞらえて呼んだのではないか?と推測している。戦後ナイロンが出てくるまで、養蚕や絹織物

の産地として、栄えた信州ならではの呼び名だと思うが、確証は得ていない。また、日本の各地・朝鮮半島

・台湾・中国東部に生息するオイカワ(コイ科ダニオ亜科に分類される)を、外来種とするものもあれば、

在来種とするものもある。私の記憶では、50年以上前の裾花川では、オイカワ(ヤマベ・ハエなどの呼び

名)・ハヤ(ウグイ・アブラッパヤなどの名)・ダボハゼ(ドンコ・ゴリ・ヨシノボリなどの名)は、同じ川で釣れる

遊び相手の小魚だった。しかし近年、河川改修が進み、河川の中流から下流域では大石はなくなり、

ほとんどが小石のざら瀬になってしまったため、オイカワの生息域が拡がり、ウグイやカワムツなどは深瀬か

上流域に移り、ダボハゼは姿を消しつつある(絶滅種になったものもある)、という事のようだ。

実際に私が通う多摩川(中流から下流域)で毛鉤仕掛けで釣れる種類は、ほとんどオイカワだ。これは

釣りの仕掛けやエサ、ポイントにもよるが、毛鉤を流しての釣りの対象としては、オイカワがなかなか面白い

のだ。興味ある方は、以下の以下のHPを覗いてみてください。

長野県水産試験場HP
http://www.pref.nagano.lg.jp/suisan/joho/sakanatachi/oikawa.html

大阪府立環境農林水産総合研究所HP
http://www.kannousuiken-osaka.or.jp/zukan/zukan_database/tansui/2550b2c26477834/2350b6fb3ce94a9.html




多摩川の土手に咲く赤ツメクサと゛矮小変わりコスモス゛(園芸種?)、誰かが種をまいたのか群生して咲き
乱れていた。細い針金状の葉と小さな花弁はコスモスに似ているが、花芯の赤色は結構派手だった。

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