ひょんなことから、「二人のかき氷」という歌の作曲を頼まれた。依頼主は、どようかいのお仲間:トラン
ぺッターのサイトウさん、何しろ10年越しのオリジナル曲なのだが、曲のタイトルだけは決まっているの
ものの、未だ詞は書けない、したがって曲も出来ないのナイナイ尽くし。でも奇特な友だち(デザイナー
さんとか)が一肌脱いで詞を作ってくれたのだ(実際に肌を脱いだかは定かでないが...)。その詩なるもの
を手渡されて、私はウ~ンッと唸ってしまった。お世辞にもうまいとは言えない手書きのポソポソ文字で
書かれた詞はやたらと言葉が多く、聞いてみると初めて書いた詞とのこと。ただ、ひと夏の恋に合わせて、
「ひんやり効くよ 甘い特効薬さ かき氷」という一節が、ちょっと面白いなと思った。
自由詞なるものは、最近の若い人に多いのだが、言いたいことが沢山あるのはよく解る。しかし、俳句や
短歌のように、言葉をそぎ落としていって核心に迫る、というか、あるいは多くに人にわかりやすいシンプル
な表現に行きつく、というか、そういう作詞を心掛けている私としては、いささかウ~ムッと複雑な気持ちに
ならざるを得ない。譜面の一小節は、8ビートで8語、16ビートにすれば16語の言葉が入らなくもない。しかし
それでは機関銃の銃声のように歌わなければならない。通常は、伸ばす箇所あっても4~6語がいいところ
だろう。バラードは、ほとんどそういう成り立ちだ。言葉の多い詞は、従がってD.J.風のラップや、ラテン系の
乗りの良い曲、あるいは、アップ・テンポのリズム曲にならざるを得ないのだ。
「二人のかき氷」どようかい2014.7.26より、歌うはタカとサイトウさん、撮影はすべてトガミさん。
この歌を、恒例のどようかいで歌ってみた。まだまだ歌い込んでないので、乗りは今ひとつだが、なんか面白い
曲のように感じる。ウッチーも初めて聞いたのでまだ歌に入っていないが、鳴り物などが入ると賑やかな
サンバになりそうだ。この歌の曲作りの時に意識したのは、「マツケン・サンバ」(松平健)とか、「モンロー
・ウォーク」(南佳孝)のような、ラテン系の乗りのいいメロディだ。この曲を聞いた音友の一人は、なんか
「別れても好きな人」(ロスインディオス & シルビア)の雰囲気がある、と言ったが、私の狙いはそのあたり
なので、合点している。この夏は、梅雨が終わった途端、日本中が猛暑に見舞われている。こんな猛暑を
乗り切るにも、この夏は大いにこの歌を唄って、盛り上がるとしましょうか!
「for you...」高橋真梨子のヒット曲を、4人でやってみました。カヨちゃんがしっとりと歌って
くれました。(この動画の公開は終了しました。)
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山口百恵の名曲「イミテーション・ゴールド」、阿木陽子の詩の良さにみんな納得!
(この動画の公開は終了しました。)
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前回のブログでも紹介した新歌集の中から、4人でやってみた曲の動画を載せてみました。皆さん初見
なのに、歌も楽器も結構乗っています。よく知っている曲とは言え、歌詞とコードしか乗っていない歌集を
見てのコラボだから、聴いていたマスターもビックリ!「今日は、ハイクォリティですね~!」と言って喜んで
いました。猛暑の夜の、なかなか楽しいひと時だった。
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