2015年2月5日木曜日

富士山三昧:真冬の河口湖と温泉旅





午後3時頃の富士山、快晴の空をバックに、頂上の白雪が南西からの陽に輝いていた。
湖畔にあるホテルの部屋からの眺め。 All Photo by TAKA


九州地区からは早咲きの梅、関東地区でも蝋梅の便りもあるが、春はまだ早く、寒さは今が本番だろう。

昨今の爆弾低気圧の動きから、北の高気圧の寒い空気と南からの湿って暖かい空気のぶつかり合いで、

先週は東京でも結構雪が降り積もった。今週に入って前半は冬晴れの天気に恵まれたので、前から予定

していた河口湖に行ってみた。お目当ては、温泉に浸かって富士山を眺めることだ。



午後5時頃の富士山、日暮れも伸びてきているが、空気がピンと張りつめた薄暮のなかで
すっきりとした山姿がきれいだった。


真冬のこの時期は、観光客が少ないこともあって、平日の割安な宿泊プランがあるのだ。それを入手して、

河口湖畔のホテルを利用してみた。私の自宅からも、車で中央道と県道を通って約1時間半で現地に着いて

しまう。まことに近いのだ。到着してチェックインし、部屋に案内されてみると、目の前にど~んと富士山が

見えるではないか ! これを見ているだけでも、来た価値があるというものだ。予想以上の眺めにすっかり

嬉しくなってしまった。静岡県側からの眺めは、山頂からの稜線が大沢崩れのため右側が凸凹している

のだが、こちら山梨県側からはほぼシンメトリーでとてもきれいだ。山頂もはっきりとこぶが三つあって、

バランスがとてもいい。



このリゾートホテルの温泉は、富士河口湖温泉郷の源泉(秀麗の湯)を引き込んだもの。硫黄臭はなく、
カルシウムやナトリウムなどを豊富に含んだ泉質、とのこと。雪を見ながらの露天風呂も良かった。


夕刻にはまだ早いので、喫茶室でシホンケーキを食べながらゆっくりコーヒーを飲んだ。広い庭の樹木に

飛来する小鳥たちを眺めたり、何本もある形の良いヒマラヤスギの大木の枝振りを眺めたり、ゆったりした

時間を楽しんだ。夕食前に温泉にたっぷり浸かろう、ということで地下の浴場に行き、3つある湯船に浸かって

みると、ジャグジーから勢いよく湯が噴出しているので、身体のあちこちに当ててみた。腰や肩や、手や腕

など、色々な個所に当てていると、すっかりと身体が解れていく気がした。外の露天風呂には、先週降った

雪がまだ残っていて、゛雪見風呂゛も楽しめた。夜の食事は簡単なコース料理だったが、コーンスープ・生

野菜・香草入りポークソテー・デザートとコーヒー、どれも皆美味しかった。感心したのは、係員たちのサー

ビス、ちゃんとしたホテル・スタイルで、料理を出したりお皿を下げるタイミングが申し分なかった。最近、

値段は安くても、しっかりしたサービスがおろそかで、何事も簡便化(手抜き・人手不足の別称)の傾向が、

世の中に蔓延しているが、「ここは、なかなかいいね ! 」と、ご一緒した健康オタクのYKさんとも話した。



夜明け前の河口湖畔の空、朝焼けの雲が棚引いた空は冷気に満ちていた。




朝7時頃、朝日が北側の山々から上り始めると、富士山の山頂の雪は紅に染まった。朝焼けの
雲とともに、まさに゛絶景゛の眺め。これを見れただけでも、ここに来た価値があった。



翌朝は、絶対朝日に輝く富士山を見ようと思い、その夜は早目に寝たのだが、寝る前にまた温泉に浸かった

のでぐっすりと寝てしまった。夜明けは7時少し前だったが、夜明けから日が昇るまでの富士山は、初めて

見る景色の連続で、部屋の南側の大きな窓を開けては眺め写真を撮り、ソファに座ってはまた眺め、こん

なに富士山を堪能できるとは思いも寄らなかったほどだった。



朝7時少し過ぎの富士山、ほぼ登り切った朝日を受けて、山頂の白雪が輝いていた。街燈の
灯りも消え、空の雲も色を失ったが、朝の冷気の中にそびえたつ姿は圧巻!




朝9時頃の富士山、刻々と姿を変える山姿。山頂上空を覆っていた雲は姿を消し、快晴の
青空と白い巻層雲(筋雲・上空1万m位)のコントラストが美しい。


時間とともに変化する富士山の雄姿を眺めて、すっかり満足した後は、もう一度朝湯にゆっくりと浸かった。

それからバイキング・スタイルの朝食をいただいた。和食・洋食どちらもOKなので、和食中心にサラダを

加えご飯とお味噌汁にしたが、味付けがしっかりしていたので何を食べても美味しかった。富士山にあや

かって、ご飯は茶碗の天辺にテンコ盛りにした(!)。



9品を入れられるプレートが珍しかったが、少しづつ色々盛り合わせてみた。



せっかく河口湖に来たのだから、湖と富士山が同時に見られるスポットへ行ってみよう!ということで、ホテル

をチェックアウトしてから対岸(湖の北側)に行ってみた。そこは、秋には紅葉回廊で人気の一角で、河口湖

美術館や古賀政男記念碑(影を慕いて)など、色々な施設が立ち並んでいた。湖の向うにそびえ立つ富士山

を眺めていると、地元の観光案内者らしき男性が近寄ってきて、「もう少し風が弱いと、午前中は逆さ富士

が見られますよ。」と話しかけてきたが、その日は湖面が波立っていて、残念ながら湖面に映る富士山は

拝めなかった。でも、快晴の青空をバックに見た河口湖と富士山の姿はとてもすっきりと美しかった。

晴天に恵まれて、時間を追って、様々な富士山を堪能できたのは素晴らしかった。富士山三昧の旅は、

真冬に温泉に浸かって楽しむ温泉旅でもあった。



「こんなにきれいな富士山は、そうそう見られまい」という位に、青空と冠雪の富士山と、湖と残る雪の4景セット。





おまけのワン・ショット:お土産に買った「チョコのふじさんシフォン」、う~む ! なかなか富士山です。

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