2019年9月18日水曜日

栂池自然園のトレッキングは気持ち良かった。(秋の白馬旅その1)




栂池自然園のワタスゲ湿原から臨む白馬岳(しろうまだけ)と杓子岳(しゃくしだけ)の連なり。頂上付近は霧煙って
いるが、晴天の明るい陽射しとサラッと澄んだ空気はとても気持ちが良い。標高1.900m程にある湿原は紅葉前で
そ少なかったが、白樺やダケカンバなど広葉樹の緑がきれいだった。All Photo by Jovial TAKA



今年の長梅雨と8月の猛暑に続く台風の襲来などで天気が安定せず、9月の旅行日程を探っていたのだが、ようやく

晴れの日が続く見込みを立てて遅い夏休みをとった。日頃の行いが良いせいか(?)、白馬方面で過ごした3泊4日の休

暇は、連日の好天気に恵まれ楽しい旅となった。今回の目的の一つは、毎回の渓流釣りに加えて山歩きをしよう! 

ということで、八方尾根か栂池を考えていたのだが、自然園を巡る遊歩道が整備された栂池自然園に行ってみた

(2日目)。終日晴天で日中気温は25℃くらいまで上がったが、ちょっと汗ばむくらいで湿原を渡ってくる風が心地

よかった。

行く前の連れの話だと、木板を巡らせた遊歩道は全然険しくなく、ちょっとハイキングする位、とのことだったの

だが、ミズバショウ湿原・ワタスゲ湿原を歩き楠川にかかる橋を渡ってからの坂道(ゴロゴロ石の急坂と板階段)は

かなり険しく、息は切れる・太ももはがくがく、高山の酸素不足からか連れが一瞬気分が悪くなり休息をしなけれ

ばならなくなった。幸いにも木のベンチでしばらく休んだら回復したが、2.000m級の高山の環境は侮れないことを

再認識した。実際にふもとの栂池高原駅(標高839m)からスキー用のゴンドラリフトで栂の森駅まで、そこからロープ

ウェイに乗り換えて終点の自然園駅(1.829m)まで、一気に1.000mを上がってしまうので、空気も薄くなっているの

だと思う。結局、最奥の展望湿原まではパスして、浮島湿原でお弁当に持参したお握り(梅干し入り・海苔持参)を美

味しく食べてから復路としたが、良い季節にまたぜひ訪れてみたいと思った。



小蓮華山(これんげさん)の山腹では、湧きだした水を集めて流れ落ちる滝を3ヶ所見た(もっとあるのかもしれ
ない)。森林の緑の中から湧き出るような滝はとても珍しく、初めてみる風景だった。



湧き出し流れ落ちる水は、湿原を潤し楠川(くすかわ)の源流となって山を下り、下流の姫川に合流する。



今回は何も下調べもせずにトレッキングしてみようと行ったが、栂池自然園のウェブサイトを覗いてみたら、やは

り6月中旬からのミズバショウと7月~8月のワタスゲ・ニッコウキスゲなどの夏花、そして9月下旬からの紅葉の

時期がトップシーズンと案内されている。ちょうどその端境期で、花の種類も多くは見られなかったが、高山の植

物をいろいろ見られたのも良かった。




紅葉が始まった「白膠木(ヌルデ)」、深まる秋の一番乗り。



青色も鮮やかな「ヤチトリカブト」、木道脇にあちこち花開いていた。



「オヤマリンドウ」は、もう咲終わりなのか? あるいはやや黒味を帯びているのか?



 ミズバショウ湿原や木道のあちこちに見られる「ミズバショウ」も、緑の大きな葉を広げていた。





「浮島湿原」は草紅葉の始まる一歩前で、湿原周りの白樺や灌木類に囲まれて静かな佇まいだった。



自然園のルートガイドに、園内に生息しているイワナが見えるポイント案内があるとの連れからの情報で、ミズバ

ショウ湿原の小川に架かる橋から覗いてみると、確かに数匹のイワナが飛来する羽虫(フライ)を水面で捕食する姿を

見ることが出来た。本来警戒心が強く、岩のエグレなどにひっそりと住んでいるこの魚が、見物人をものともせず

に餌を捕食するのは大変珍しいことだ。恐らく釣り人などいないし、存在を脅かすものなど何もないのだから、悠々

と生息しているに違いない。しばらくその姿を眺めたが、何かよいものを見せてもらった気がした。これが見られた

だけでも、この自然園に来た甲斐があったと言いたい。


午後早目に山から下りて、向かった先は「みみずくの湯」、白馬には沢山の温泉があるが最近はここが気に入って

いる。白馬駅近くのこじんまりとした温泉だが、露天風呂も大風呂もゆったり浸かれるのが良い。トレッキングで

疲れたた足腰を揉みながらひとしきり湯を楽しんだ。夜も安曇野の新鮮野菜やセールをしていた白馬牛のザブトン

などを地元ワインとともにゆっくり食べ、早目に就寝しぐっすり寝たら、翌朝には疲れもすっかり取れたのは嬉し

かった。今回の山歩きのために、私はキャラバンのシューズ(C1-02S)と足をしっかりとサポートするソックス(好日

山荘の店員推奨)を用意してきたが、足首の保護にはバッチリで、その効果も大きかったように思う。加えて、自宅

での朝時間は、野川遊歩道のウォーキング、棟回りの花壇や庭の芝生の手入れ(ガーデニング)、そして公園清掃など、

身体を良く動かして汗をかいているのが功を奏して、自然園でのトレッキングも無理なく楽しめたようだ。これに

味を占めて、また別のトレッキング・コースにチャレンジするのもよろしいかと思案している。




湿原を流れる楠川の源流、水は澄んでいてとても冷たかった。



体長20㎝程の小イワナ、水面に飛来する羽虫をジャンプして捕らえ盛んに食べていた



橋下の溜まりには、尺を超える大イワナがゆったりと泳いでいた。なかなか見られない珍しい魚姿だ。



■栂池自然園HPはこちらへ


<この項つづく>


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