2019年9月2日月曜日

MY和竿を巡る渓流釣りの記憶(その6.ついでの竿と釣具)





「LIBERTY CLUB 万能小継 11本繋 5.3m」渓流・清流・沼・池・河口・防波堤などのあらゆる釣りに使える、とメー
カーは謳っているが、あらゆる釣り人向きの゛お気楽カーボン・ロッド゛だ。もっぱらご近所多摩川でのオイカワ・
ウグイ・アユ釣りに携行。仕掛けや用具も、ちいさなポシェット一つに収め、肩掛けで持ち歩く゛お気楽釣り゛だ。



このブログの「2017中津川渓流釣り・惨敗記(その2)」(2017.9.15)にも載せたが、NISSINのグラスロッドとともに、

一度ダイワ製のこの竿をボッキリ折っている。手元2番をメーカーに交換してもらい、今は何事もなく使い続けている

が、カーボンロッドとは言え当たり所が悪いとすぐに折れてしまうのを体感した。多摩川での仕掛けは、小さな毛鉤

を数個付けた上部に目印の三角ウキを糸通ししたもので、上流から下流に向かい扇状に流していく釣り方だ。いわゆ

る゛流し釣り゛だが、毛鉤にアタックしてくる魚のあたりが、ダイレクトに伝わってくるのがなかなか面白い。常に

ラインを一直線に張った状態なので、魚信と掛かった時の魚の動きを楽しめるのだ。6月から8月一杯の産卵期には、

数釣りもできるので、春・夏のオイカワ釣りをまだまだ続けられそうだ。




「セイコーミニ カーボンロッド 3.9m 13本繋 120g」。軽くて堅調子の渓流竿は、小渓流や山岳渓流で活躍した。
釣りを再開した後も、大雨後で本流の濁りがまだ取れない折には、支流でこの竿の出番となる。ブッシュが邪魔に
なる時は、゛ちょうちん釣り゛もOK。布製仕掛け入れは、40年以上前につるや釣具店で入手したもの。傷み一つ
なくいまだに現役なのには感心しきり。




私の渓流釣り支度、胸と背中部はメッシュのベスト、前・後ろに計5ポケット付き。ウェイダーは、゛バカ長゛と呼ば
れる長靴だが、足底フェルト装着、膝上はコーティング・ナイロン製なので、意外と軽い。


以前使っていたハーディ社のフィッシング・ベストは、しっかりとした綿生地作りだったので、重いし夏場は暑くて

汗びっしょりだった。それに懲りていろいろ探した結果、軽くてメッシュ仕立てのカメラマン用ベストを選んだ。

やや生地が薄いかなと思ったが、何度も使ってみても全く大丈夫、洗濯も楽だし。ポケットはファスナーや両面テー

プでしっかり止められるので、滑り落ちの心配はない。ネット通販で見つけた(ウェーダーも)。以前使っていたウ

ェーダーは塩ビ製で重いし蒸れるし、誠に勝手が悪かったが、最近の釣り用具はとても良く出来ているので、時代

の進歩を感じさせられることが多い(ちと、大げさ!?)。



さて、「MY和竿を巡る渓流釣りの記憶」と題して、私の釣り用品゛棚卸し゛をあれこれしてきたが、やはり手元に

残っているものは選びすぐられた名品(珍品・良品?)のように思う。選んで使う尺度は人それぞれと思うが、その竿

や釣り具を手に取ってみると、あの時の渓流の澄んだ流水や川音の響き、川面を吹き渡ってくる涼風や木々の枝葉

のイメージが蘇ってくるのだ。もうしばらく、水辺に身を置いて魚たちとのやりとりを楽しんでみたい。ここに載

せたどの竿を持って出かけるのか?  短い秋シーズンの渓流が私を待っている。


<この項終わり>



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