2019年9月2日月曜日

MY和竿を巡る渓流釣りの記憶(その5.他の竿と釣具)




「南洲へら竿 3米 4本次 節巻」この竿は購入後一度使っただけで、新品同様だ。


「南洲」の銘は丸ゴチ風書体で枠無し、竿ふた2個にも銘がある。



ヘラブナ釣りに関しては、複数以上の針仕掛けにマッシュなどの餌を巻き、寄せ餌を撒いてじっと当たりを待つ、

というようなスタイルが自分には馴染めなかった。やはり、渓流の渕やザラ瀬を巡って川筋をつり上がっていく、

という足で稼ぐスタイルが好みで、食い気のある魚を狙ってポイントを探って行く釣りが専らだった。それゆえ、

手に入れた「南洲」のへら竿は、ほとんども使わずじまいだった。私の不確かな記憶では、相模湖でボート釣り

を一度したかもしれない。渓流釣りのシーズンオフにヘラブナ釣りを目論んだのだが、やはり気持ちが向かなか

ったのだろう。「南洲」についても、ネットオークションに中古品が出品されている以外手掛かりがなく、制作者

和竿の詳細は判らないでいる。



前述の、竹林の凡人による「私の和竿・和釣具あれこれ」の一説ではないが、私自身も私の竿と釣具の゛棚卸し゛

をしてみようと思い、以下現在使用中のものと使わず仕舞いのものを併せてここに載せてみる。




「つるや◯作 毛鉤硅竹 三.三」と手元2番に記されているが、実際は3.1m・11本繋・120gだ。仕舞い勝手が良く、
(全長35㎝に収まる)和竿ともに渓流釣りに携行した(右)。毛鉤作りキット(左下)には、羽根や糸・針などの巻き
材料と、タイイング用のバイス(組み立てて箱隅に固定する)やハサミ類・接着剤などがコンパクトに収められて
いる。自身で巻いた毛鉤を収めたアルミケースは、胸ポケットに入れて持って行った(左上)。



和竿での餌釣りに成果が出ないときに、毛鉤硅竹に替えて使ってみたり、逆に毛鉤硅竹のフライに山女魚や岩魚が

反応するものの、尻尾で叩かれたり、追っては来るものの食いが悪かったときには、和竿の餌釣りに替えて釣り上

げたり。渓流釣りにのめり込んで、何でも試してみたかった時期は色々な竿と仕掛けを用意して行った。しかし、

次第に和竿の餌釣りは餌釣り、テンカラの毛鉤釣りは毛鉤釣り、とひとつに絞るようになり、時折気まぐれに使っ

はみるもののこの竿の出番は減って行った。開高健の「フィッシュ・オン」(写真=秋元啓一 新潮文庫)を引っ張

り出してページを括っていたら、西ドイツ・バイエルンの小川で鱒釣りにこの毛鉤硅竹を使うシーンが出て来た。

生憎毛鉤を前取材地のボンに忘れてきたため、イクラを使った゛土ン百姓釣り゛だったが、目の覚めるようにき

れいなブラウンが釣れた。開高健も海外釣行に持って行った竿ということで、何か親近感が湧いてきた。仕舞い勝

手の良いこの竿は、まだまだ十分に使えるロッドなので、渓流釣りのシーンにまた登場してもらおうか。






「喜楽 ルアー用パックロッド 5本繋 1.5m 」布ケースと頑丈なアルミケース付き(右)。
「ABU Cardinal 33」は皮ケース入り(左下)、ルアー各種(左上)。



ルアー釣りに関しては、あまり多くのことを語れないでいる。毛鉤硅竹のテンカ釣りと同様に、和竿を使う合間に

時々引っ張り出して使っただけだったので、擬餌針の持ち手も少ないし、中小岩魚を釣った位の記憶しかない。

しかし、素早く組み立ててすぐ使える勝手の良さは、なかなかの優れものだと思う。装着したリールは、はじめ

「ミッチェル300」(フランス製)で、日本のアングラー黎明期に人気があったもの。千駄ヶ谷の釣彦で入手したが、

リール内部に組み込まれた鉛(回転の速度を良くする、と謳われていた)により、回転ブレが起きるのにはどうも具合

が悪かった。「ABU Cardinal33」を使い始めたら、リールの回転の滑らかさと使い良さにおおいに感心した。以後、

ミッチェルは道具箱に仕舞いこまれ(何度かの引っ越しの内に行方不明に!)、専らカーディナル33がロッドとのコン

ビを組んだ。




「フェンウィック FS50 5'  13/4oz」2本繋 1.5m 60g、細身のロッドだが振り込み時のバネといい魚をかけた時の
しなり(粘り)といい、最近再び使ってみてもなかなか手になじんでいて好ましかった。竿袋(茶色のナイロン生地製)は
へたって破れたので、自家製で作った(丈夫なポリエステル生地)。リールはカーディナル33。


<この項つづく>





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