2022年5月2日月曜日

今季テンカラ初ヒット! 小菅川のニジマス釣り



テンカラ初ヒットの元気なニジマス、小菅川C&Rでの釣果です。All Photo by Jovial TAKA



4月の初め、甲信越の渓流で早春の釣りをし、運よく春イワナを釣り上げたことはこのブログでも紹介したが(4/17付)、

天候条件(残雪・みぞれなど)や頭上の枝張りなどで、テンカラ釣りをできなかったことはすでに述べた。今回は、

近場の小菅川(山梨県奥多摩源流)でのテンカラ釣り挑戦となった。竿や仕掛けの準備・巻いた毛鉤の用意も充分だっ

たのでいい釣りができた。御多分に漏れず、C&R(キャッチ アンド リリース)の渓流釣場へは多くの釣り人が訪れる

ので、生息する渓流魚(イワナ・ヤマメ・ニジマスなど)は警戒心が強く、いわゆる「すれっからし」なのだ。見慣

れた毛鉤(フライ・テンカラ)やルアーにはそっぽを向いてなかなか食わない。相手は結構手強いのである。




近くに車を止めて釣り場に入れる便利さから、出で立ちもすこぶる軽装だ。ロッドと仕掛けをしまったポシェット・
取り込み網、チェスト装着カメラがあればOK!



この日は朝から曇り空で、時折細かい雨が降ったり止んだり。気温もなかなか上がらなかったが、水温はすでに13℃

位だったからまずまずの条件だった。5月の後半にもなれば、気温も大分上がり(夏日も多くなるから)、魚の活性も

上がってくるだろうが、シーズンとしてはまだ少々早い。岸辺の頭上にはブッシュが張り出していて、そこに仕掛け

が絡んで毛鉤を1本ロストしたので、振り込みはサイドキャスティングを心掛けた。

ここで選んだ毛鉤は黒毛の毛鉤、羽虫(クリーム色系)の水面への飛来もまだ少ないので゛黒系゛が良いだろうと狙い

を付けた。場所を変えながら、何度か上流に向かって振り込んだ仕掛けの目印(オレンジ色)が、目前から下流に流れ

てゆく際にふと止まり、つぎの瞬間数十センチ先で魚体が掛かって跳ねた。「来た来た、やったぞ~!」と心が躍った。

「今季テンカラ 初ヒット」の瞬間だった。掛かったニジマス(20㎝位)をゆっくりとネットに収め、針はずししてから

スマホで撮影し、放流した後流れに戻る魚体を見送るまで、何かスローモーションのビデオを見るような、不思議な

気持ちに襲われた。こうして、澄んだ流水と水音に囲まれて、新緑の緑一杯の渓谷で魚と出会えることが、至福の時

間であることを改めて感じたからかもしれない。




今年初めに、開けた釣り場のロングキャスト用に入手したカーボンロッド、3,9mのダイワ・テンカラX39だ。
しなり具合も良いし、魚がかかった時のテンションも反応が良い。何よりも軽い(107g)ので、長時間キャスト
を繰り返しても疲れが少ないのが良い。軽いアルミ製の携行用毛鉤ケースには、20本ほどの自作毛鉤を収めて、
シャツポケットに入れていく。



今回の釣り場で使った黒毛毛鉤、ニジマスのヒットはこれらのお蔭です。ハイシーズンになれば、明るい色の毛鉤
登場となるだろう。



バーブレスフック(返し無しの釣り針)は、すべて#12を使っている。羽を大きく巻けば成魚向き、小さく巻けば若魚
向き、と使い分ける。一度の釣行にはこの位の毛鉤ケースで充分。別途のスペア用に作りためた毛鉤用のクリアケース
をバッグに収めていけば用意充分だ。



私にとっては、この川でのニジマスが、再び始めたテンカラ釣りのヒット第一号となった。オフシーズンの間、渓流

の流水と魚たちをイメージしながら、自分で巻いた40本ほどの毛鉤のひとつで、実際にニジマスを釣り上げられたこ

とがとても嬉しかった。テンカラ竿も新しいカーボンロッド(ダイワ テンカラX39)を開けた釣り場用に入手し、ライ

ンやロッドのバランスをテストしながら準備してきたことが、確実な成果となった。また、釣りをしながらの一人撮

影を考えて、使い慣れたデジタルカメラ(RICOH GRⅡ)をGoProのチェストに搭載し、撮影時のカメラ角度を調整す

るテストも事前にして来たことが、ニジマスヒットの瞬間を動画撮影できたことにつながった。この撮影に関しては、

立ち位置と座り位置などのポジションの違いにどう対応するかの課題はあるが、概ね狙い通りの動画を撮れたので今

後の見通しも立った。




テンカラ釣りの良さは、竿(ロッド)と仕掛け(ライン)と毛鉤というシンプルな構成で釣りが楽しめることだ。その
分、魚のいるポイント(季節・水温・岩や水流の読み方)へのアプローチが大切となる。単純なようで奥の深い釣り
だと言える。



GoPro Chest(カメラ搭載システム)はなかなかの優れものだ。私用には「エツミ カメラアダプター」を組み合わせ
て、RICOH GRⅡを搭載できるようにした。遠景・近景の切り替え(カメラ角度の調整)を、下部の締め付けネジでする
ことが出来る。




車に釣竿一式を素早く積み込めるように作った、手製のロッドケース(厚手のビニールコーティング生地)。和竿2本
(各4,5m)・渓流竿2本(5,3m / 3,9m)・テンカラ竿2本(3,3m / 3,9m)、これで持ち運び便利・積み残しやトランク
置き忘れも防止できる。



一括収納OK!





小雨に煙る春の小菅川、都心からも近いので釣り人も多いが、水もきれいで環境は整っている。ただ、実際に渓流魚
と出逢えるかは、その釣り人の幸運の度合いなので保証はしかねる。




今回のテンカラ釣り初ヒットを編集したYouTube動画です。アクセスしてどうぞ試聴してください。


 

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