入笠山(にゅうかさやま)・快晴のトレッキング




 富士見パノラマリゾートのゴンドラに乗って、山麗駅(1,050m)から山頂駅(1,780m)を目指す。一気に730mを上がって行くのだ。茅野市原村の裾野の向かいには、八ヶ岳連峰が北方にくっきりと臨める。少しもやっていたが、快晴の日よりだった。


きっかけは、去年の北八ヶ岳行きだった(このブログの 2025.9.23『クジャク蝶のボレロ』参照)。ロープウェイで山頂に行き、頂上の坪庭をトレッキング中に高山蝶の”クジャク蝶”に遭遇し、感激の余り私はオリジナル曲『クジャク蝶のボレロ』を創りYouTubeにも投稿してしまった。
その後、ネットで色々調べてみたら、反対側(南側)の入笠山には山野草公園がが幾つかあり、野草の花蜜を求めてやって来る高山蝶の宝庫だと言うではないか! 花の季節にはまだ少々早いが、一度下調べがてら寄ってみようというのが、今回の入笠山行きだった。

ゴンドラ山頂駅界隈の山野草は、丁度春花と夏花の端境期で、見物の「ドイツスズラン」はぽちぽち咲き始めで満開には10日ほど早かったが、林の中を巡るトレッキング・コースの脇には、幾つかの山野草が咲いていた。また、新芽や葉茎が伸び始めている花も沢山あったので、6・7・8月の盛期には色とりどりの花色が楽しめるだろうと期待が高まった。

数は少ないが、撮影できた花をホームページ(FPR:富士見パノラマリゾート)に載っている画像と共に紹介したい。


▢ドイツスズランの蕾 可憐な蕾がちらほらと見られた。



▢満開時には、20万本の大群生となると言う。折から丸太による土止めや植えた苗の手入れを係員がされていた。FPRホームページより



▢サクラソウ 淡いピンクの五弁花が愛らしい。


▢ヤマシャクヤク 花も葉茎も小振りながら、気品ある花姿は芍薬ならではもの。FPR.HPより




▢ムラサキケマン 細いロート状花が密生する小花です。



▢ニリンソウ 森の斜面で下向きに咲いていた。



▢釜無ホテイアツモリソウ 初めて見た珍しい花、保護用の黒いネットで覆われていた。



▢カタクリ この山野草公園にはカタクリの群生地があり、春先(4月下旬)には沢山の開花が見られるとのこと。丁度咲き終わりの花が幾つか見られた。FPR.HPより



広い森のトレッキングコースを少し下るように降りていくと、開けた広場のようなスペースに着いた。鹿害を防ぐための柵を巡らした一角に鉄扉があり、そこから「入笠湿原」に入ることができる。季節は春から夏への過渡期なので、湿原を流れる水路の量は乏しく、花々の芽吹きもようやく始まったばかりだった。この湿原がお花畑になるのは、やはり夏を待たねばなるまい。花々の盛りにもう一度訪れて、花から花へと渡る蝶とともに見てみたいと思った。




▢ボードウォークを巡らした入笠湿原(上)と、案内板(下)



▢湿原の一角にミズバショウの咲き残りを見つけた。その周りの白樺の木々は、新緑の葉を拡げていた。連れは、白樺の新葉とミズバショウで絵を描きたいと、新しい絵のテーマが出来たのを喜んでいた。




▢ゴンドラ山頂カフェから眺めた八ヶ岳連峰の雄姿(下)、ほぼ同じ高さの高台から北方の山並みを見るのも初めて。真ん中の一番高い峰が赤岳2,890m、こんなにスッキリと八ヶ岳を見られたのも初めてだ。八ヶ岳の峰々の名前ボードは、カフェに置いてあったもの(上)


昼飯は入笠湿原横の山彦壮で取り(カレーライスと山菜そば)、山頂駅に戻ってカフェでひと息(ルバーブソフトクリームとホットコーヒー)。最近はどこで食べても飲んでも、なかなか美味しい。外れがないのには感心する。

期待していた高山蝶との遭遇は、クロアゲハ・ヒョウモン蝶・アオスジアゲハをちらっと見ただけだった。花の盛りに蜜を求めて飛び交い、しばし花に止まって蜜を吸う姿を見るにはまだ早かったのだろう。また機会を改めて、この湿原を訪れたいと思っている。


〈 この項続く 〉

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