きよ兵衛と平山郁夫シルクロード美術館

 


▢富士見パノラマリゾート・チケット売り場の横で咲いていた「テマリカンボク」、「オオデマリ」に似た手毬状の小花が満開だった。


梅雨入りの走り雨が始まる前の最後の快晴に恵まれたこの日、施設の空にはパラグライダーが飛び交い、ゴンドラ山頂駅から山林の中を走り廻るダートコースを、MTB(マウンテンバイク)が猛スピードで駆け下りていた! トレイルランニングも含めて、各種アクティビティの施設・コースセッティング・レンタルなども充実していて、きれいな施設と係員の対応に好印象を受けた。ゴンドラに乗るときも、半数はMTBを持参で乗り込むライダー達で、このスポーツの人気のほどが伺えた。


宿は例によってB&B(ベッド&ブレックファスト)のルートインホテル、簡素ながら清潔・快適・自由が利くので言う事なしだ。夕食は界隈の飲食店となる。今回寄ったのは、予めネットで目を付けて置いた”居酒屋”だが、宿から徒歩1分の目と鼻の先だった。グーグルマップの評価は高く、食べログのそれは並みだった。メニューや料理写真から見ると、”なかなかいい店みたい” と言うのが私の勘だったが、それは当たりだった(連れの弁によると、私はかなり鼻が利く、と言うことらしい)。SNSの評価も、当たり外れがあるのでご用心!!



▢お店の看板 HPより



▢乾いたのどに清里ラガー(地ビール)の生を流し込みながら、お通し(鶏の皮茹でのサラダ 右)・胆振がっこ&クリームチーズ・焙り〆鯖(左)をいただく。鶏の皮茹で:柔らかくて旨し、胆振ガッコ:チーズと合わせるとなお旨し、目の前で店員のおばちゃんがガスバーナーで焙ってくれた〆鯖この上なく旨し!!



▢旅に出たら、ご当地の美味しい地酒を飲みたいものだ。今回は小野酒造(伊那辰野町創業150年の老舗)の「純米酒夜明け前」を飲んでみた。ややコクのあるスッキリとした飲み心地で旨さ言う事なし! 酒造HPより。




▢ついで、肉厚シイタケの天ぷら(左)とシナノ地鶏の炭火焼(右)・しょうゆ豆冷ややっこ(写真撮り忘れ!)、そして〆のご飯、どれもこれも美味しくて満足・満腹の夕食だった。お店HPより


宿の大浴場にゆっくりと浸かり、ぐっすりと寝た翌朝の食事はバイキングスタイルだった。コーヒーとパン・サラダとハム卵焼きの洋食を取り、部屋で今日の予定を打ち合わせした。実は帰路に何時もの”蓼科自由農園”で高原野菜のお土産を買う位しか考えてなかった。


原村の高原道路をドライブしながら、甲斐小泉にある「平山郁夫シルクロード美術館」に寄ってみようという事になった。清里や北杜市界隈は何度も来ているし、貸し別荘やホテルにも何度も止まっているのに、この美術館は素通りして今まで寄る機会がなかった。しかしこれが大正解だった。こんな凄い美術館であることを認識させられたのだ。



▢会場入り口に展示された仏像コレクション、すべて平山画伯と妻美知子さんが収集し寄贈されたもので、画伯のシルクロード作品と共にこの美術館に約一万点が所蔵され展示されている。


5部屋に渡って展示されている仏像や絵画作品をつぶさに見ていたら、一時間半程の時間が経ってしまった。夫婦が中東各地・アフガニスタン・インド・中国西域を長年に渡って旅行・取材し、古代の美術品を収集しながら、シルクロードの風景を作品として描き続けたのには、大変なエネルギーを要したに違いない。しかも、2階の展示室の大作は畳5~6枚もある大きさだ。今まで写真でしか見ていなかった作品の大きさと緻密さを目の辺りにすると、このテーマにかけた画伯の凄まじい情熱と費やしたエネルギーの大きさを、改めて感じるものだった。「いやはや、凄いねぇ~!」と二人で大いに感激したのだ。



▢「シルクロードを行くキャラバン」などが展示されている二階の部屋、とにかく大きい! 大作の四連展示の迫力に圧倒される。




▢画伯のアトリエを再現した一室、岩絵の具の種類の多さにびっくり。



美術館に寄る前に、買い物はすでに蓼科自由農園の茅野店で済ませていた。何時もは原村店でお土産を買うのだが、ルートの関係で茅野店で用を済ませた。こちらの店の品揃えや店員の対応も申し分なく、私も連れも新鮮な高原野菜・地元特産品・ワイン・地酒・お菓子などをたっぷり買い込んだ。家に帰ってからの毎回の楽しみとなるのだ。

ゴールデンウイーク後の臨時休業や定休日で飲食店も休みが多く、長坂インターから高速に乗り、双葉SAで昼食を取って帰路に就いた。二日間とも快晴に恵まれた小旅行となった。夏の花畑が満開の折に、もう一度入笠山をトレッキングしようと車中で二人話し合った。いい旅だった。

〈 この項終わり〉


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