2009年5月2日土曜日

ONE SIDE LOVE

              One Side Love
                                       作詞:カルロス美希 作曲:TAKA


    □Umm~ Umm~ Sahra~ Umm~

     夏の陽射しがカンカン 浜辺の砂はヒリヒリと

     背中を焼いたジリジリ テープで刻んだきみのなまえ

     Sahra  きみが好きだった

     忘れはしない ぼくのエンゼル

     Sahra  きみが好きだった

     肌に残った 白いなまえ


     乾いた風が吹きわたる  けだるい時が過ぎてゆく

     夏が終わったら消えるなまえ それできみを忘れるはず


     Sahra  きみが好きだった

     いついつまでも ぼくのエンゼル

     Sahra  きみが好きだった

     きみはぼくを 見ていなかった...

□□□□Umm ~ Umm ~ Sahra ~ Umm ~ □□□□□□□□08/11/17 by TAKA


荻窪のアルカフェでの1人2曲ライブ(4/29)に出演し、オリジナル曲「ONE SIDE LOVE」を披露した。この曲を歌うのは3度目となるが、この夜は風邪が治りかけでやや声がかすれたとはいえ、とても気持ちよく唄えた。会場は満員の客と演奏者で一杯、唄い終えてとても大きな拍手をいただき嬉しかった。私のレレ友(ウクレレ友だち)のMIKIさんも応援に来てくれて、とてもいい写真を撮ってくれた。


用のYAMAHA Gtでの弾き語り Photo by MIKI
19才の夏、私は男の学友4人と千葉の海辺に海水浴に出かけた。海までは、クーラーの付いてない車に同乗して、丘を越え畑道で砂埃を上げながらの楽しいドライブだった。犬吠埼の海でひと泳ぎした後浜辺で身体を焼くときに、KRちゃんに頼み、セロテープで憧れていた一人の女性の名前を背中に書いてもらった。

彼女は小柄だけれども笑くぼのかわいい素敵な女性だった。彼女が鼓笛隊の先頭に立ってミニスカートででバトンを振る姿はとてもまぶしかった。教室やカフェテリアで会うと胸がときめいた。ウクレレを通じて少し交流があったが、何時まで経っても私の熱い思いは彼女に届かなかった。温度差があったのね、こちらとあちらでは。そういう場合はよく言うでしょう...゛片思い゛ってやつ。


カルロス美希と話していたら、その時の記憶が鮮やかによみがえって来た。背中の皮膚を焼くひりひりとした感覚と海辺を渡る午後の風、゛もう、あきらめよう゛ というほろ苦い思い、潮の香りと潮騒のザワ~っという音...あらゆるものが一瞬に立ち現れるものだ。


アンジェラ・アキの「手紙~拝啓、十五の君へ~」は、悩み多き十五歳の僕が未来の私に向かって素直に心を打ち明ける姿と、今の私がその十五の君を励ます姿を重ね合わせて作った素敵な歌だ。未来の私とあの頃の私両方を想い描きながら、嵐に騒ぐ心の波立ちや柔らかな光と微風で鎮まる心を感じるような作品だ。


この曲を初めてadd9thで唄った時、音友のRYOさん(09.4/15と 08.4.27に掲載)が、「タカさん、この歌はいい歌だよ。なんか俺の昔の女を思い出すよ! 男はさぁ、いつまでも覚えているんだよ。女にはわからんけれどもね! ゛男のリリシズム゛を感じるよ、琴線に触れたね!」 と言ってくれた。とても嬉しかったけれど、なんか、ずばり言い当てられたようで胸騒ぎがした。


人はそれぞれ、色々な思いを抱きながら今を生きている。40年近くを経て、再び彼女会うことが出来たことがきっかけでこの歌が生まれたが、今は外国で暮らす彼女の元気な姿を拝見して私の心は安堵した。サンビーニャ(サンバの小作品)の様なコンパクトで凝縮された詞の世界を、軽快なリズムで唄ってみようと思い、私はこの曲を作った。今の私があの夏の19才の私に向けたレクレイム(鎮魂歌)は、私のオリジナル曲の中でもとても印象深い曲となった。

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