2009年9月7日月曜日

武蔵野の森を渡って来る涼風は、心地よく

木立ちの中を渡ってくる風はサラッとしていて、風鈴をチリチリンと鳴らした 神代植物園深大寺口の蕎麦屋で All Photo by TAKA
秋晴れの日曜日、電動チャリに乗って神代植物園に出かけた。日中の日差しはまだ強くちょっと汗ばむくらいだが、肌に触れる北からの風は乾いていてまことに気持ちがいい。鯉が泳ぎ野草が遊歩道の側に生い茂る野川の清流を見ながら、サイクリングロードを約20分で深大寺境内に着く。朝早い門前の店々の準備を横目に隣接する神代植物園の深大寺口の入り口に自転車を置き、入場料500円のチケットで園内に入る。

夏から秋の端境期なので、開花の種類は少ないが、女郎花・タチアオイ・芙蓉・ダリア・熱帯睡蓮などの花が楽しめる。秋バラは開花が10月半ばなので、手入れの行き届いたバラ園には花の姿はなく、新芽の枝が伸びつつあるを見ながら隣の大きな温室館に向かった。今日のお目当ては熱帯睡蓮だ。

睡蓮を見た後でいただいた名物の深大寺蕎麦は、手打ちのシコシコとした歯ざわりが身上。更科や砂場などの白い江戸前蕎麦と違って蕎麦色が残る野趣溢れた麺だ。お汁たっぷりの出汁巻き卵を肴に地ビールの深大寺ビールをいただいた後、蕎麦をすすっていると、軒に下げられた風鈴がチリチリンッと鳴った。う~ん、極楽!(入り口脇の松葉茶屋にて)

睡蓮も春咲きと秋咲きがあるが、やはり春咲きの方
が花数は多い。花は少ないが、年に2回楽しめるのだから秋咲きに出会えるのは嬉しいものだ。熱帯睡蓮は白・黄色・ピンク・紅・薄紫・紫と花の色も多く、とても鮮やかな色彩が人気だ。日本産のものは白か紅が主流でやや地味ではあるが。
きれいな睡蓮の花と、美味しい地ビールと蕎麦を楽しんだ休日は、涼風でとてもくつろげた時間だった。
右:黄色も鮮やかな、セントルイス・ゴールド(米産)、花が一挙に咲いている姿はとても珍しい(写真は大船植物園で撮った同種)。

下左:ピンク色の愛らしいピンクフラッター、丁度咲き始めのところ

下中:薄紫のとんがった花弁は、カペんシス・ザンジバリエンシス・アズレアという長~い名前、舌がもつれそう。
下右:折しも、シオカラトンボが飛来、目の前で見るのは何十年振りか?




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