▢カナール(水路)の脇には、咲き始めたネギ坊主の様な紫色のジャスディアム(アリウム)と、
白色のコーワニー(同じくアリウム)が咲いていた。色と形のコントラストが面白かったが、
クレマチスと一緒に植えられた野草ガーデンの趣も楽しめた。
ほぼ一時間程、庭園の中を巡って沢山のクレマチスを見た。晴れたの5月の空は、空の青と雲の
白が目に心地よく、丘を渡ってくる風も爽やかで気持ち良かった。一年で一番いい季節を感じな
がらも、歩いて庭園を周ったせいか、喉も渇きお腹も空いたので、出口脇のレストランCIAO CIAO
(チャオ・チャオ:ピッツァ & トラトリア)で昼食にした。石焼窯で焼き立ての本格ナポリピッツァ(店の
うたい文句)の中から、素焼きピッツァに生ハムと香草・チーズたっぷりの「ピッツァ・ボンバ」を選
び、地元特産野菜たっぷりの「グリーン・サラダ」を合わせて注文。これがとてもボリュームたっぷり
で美味しかった。
▢ピッツァは直径30㎝、グリーンサラダも色々な珍しい野菜テンコ盛り、この二品で満腹・満足!
▢紫四弁の「キャッツ・アイ」(インテグリフォリア系)、クレマチスには珍しく芳香を持っている。
半開きの波状弁はラッパのような形、蕾はラッキョウ型、ちょっと愛嬌がある。
クレマチスの花写真も、このブログには載せきれないほどたくさんの素敵なショットが撮れたが、そ
の中から一部を紹介しようと思う。なぜこんなにクレマチスに魅かれるのかを問われれば、やはり、
紫をメインにした多様な花色と六弁・八弁・八重のすっきりした花姿だと言いたい。しかも、蔓性の
細い枝から次々と花を開く様は、きれいなメロディーのハーモニーを聞いているかのように目に心
地よい。久し振りの訪問で、この花の多様な魅力を確認できたことも大きな喜びだった。
▢かわいらしいピンク色の「キャロライン」(ジャックマニー系)、花弁の中心に濃いピンの三本線が
入る。花芯のクリーム色もやさしい感じ、六弁花のシンメトリーもきれいだ。
▢大輪の「アイスブルー」(パテンス系?)、青味がかった白の花弁も大きく中心に薄青の
三本線が走っている。シベの濁色交じりのクリーム色と合わせて、清涼感が漂う。
▢薄紫八重咲きの「マジック・フォンテーン」(日本の交配種)、ダリアの様な多重弁を持った
豪華な花姿が見事だ。「フェアリー・ブルー」(ラヌギノーサ系・二層咲きで長いシベを持つ)
生育中に、突然変異して生まれた(農林水産省の品種登録データベースより・登録者は
愛知県安城市の早川廣氏)。
▢紫四弁の「キャッツ・アイ」(インテグリフォリア系)、クレマチスには珍しく芳香を持っている。
半開きの波状弁はラッパのような形、蕾はラッキョウ型、ちょっと愛嬌がある。
クレマチス・ガーデンの花たちをすっかり堪能したので、他の施設には寄らずに、昼食後早々とクレ
マチスの丘を後にした。帰りの道も渋滞など何もなく、午後早目のご帰還となった。その夜は私は
網膜に焼き付けられたクレマチスの花が次々と登場して、夢の中で色鮮やかな競演を見続けた。
■「クレマチス・ガーデン」ホームページ
http://www.clematisgarden.jp/season/spring.html
■「クレマチス・ガーデン」を写真で紹介するホームページ:庭園を撮影した写真が沢山見られます。
http://blog.goo.ne.jp/flower22cat22/e/9e3cf77ad6b454aeeb67a8da38bf9981
<この項終わり>
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