▢多摩川の河川敷で毎年開催される゛どんど焼き゛、近隣の人たちが集まり大変な賑わいだった。
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狛江市の新春名物となっている゛どんど焼き゛は、1月11日の好天に恵まれて、今年も小田急線鉄橋下の
緑地公園で行われた。広い河川敷の一角なので、火災の心配もなく、お正月飾りや門松、松飾などを持ち
寄って焚きあげ、一年間の無病息災を祈るというイベントだ。実行委員会として主催するのは狛江市の
ボーイスカウト連絡協議会、1986年に始まったというからもう30年近く続けている一大イベントなのだ(調布
経済新聞によると)。
▢ボーイスカウトの係員が次々と火の中にお飾りを投入、勢いよく火が燃えがった。
この日(1月11日)は、10時に点火と聞いていたので、会場に行って見ると大変な人出だった。どんど焼きと
併せて、狛江・調布市の消防署出初式が開催されていて、赤い消防車が20台程河川敷を埋めていたし、
関係者もたくさん集まっていた。おまけに、市主催の新春ロードレース(ショート・マラソン)が行われていて、
「子供の部」・「中高生の部」・「成人の部」と別れて競技をしていたので、選手や応援者たちでラニング・
コースも河川敷も人で一杯 ! こんなに多くの人出を見るのは、他には堰堤の桜の花見時期ぐらいだろう。
▢ちゃんと受付があって、係員にお飾りを渡して焚いてもらう。「残灰料」ということで、後を
片付ける費用も喜捨によって賄われている。小銭を箱に投入してお願いする。
▢ボーイスカウトの皆さんによる「豚汁」と「汁粉餅」と「甘酒」の炊き出しが振舞われた。
沢山の人の列ができたが、幸運な人はそのお味を楽しむことができた(数量限定)。
どんど焼きのことは以前から聞いて知ってはいたが、実際に出かけてみたのは今回が初めてだ。きっかけ
は、駅でこのイベントを知らせる立て看板を見たことだったが、買ったものとはいえゴミとして捨てるのは気が
進まなかったので、縁起物を処分するには丁度いい機会と思ったことだ。会場についた10時前には、すでに
火がついてお飾りの山は大きく燃え上がっていた。受付にお飾りを渡し、燃え上がる火を見ながら、この
一年の無病息災を祈った。子供の頃、お正月が終わると、近所の神社に集まってどんど焼きをし、おじさんや
おばさんたちに交って、針金の先に突通したお餅を焼いて食べたりしたことが思い出されたが、昨今では
近隣の繋がりも薄くなって、そんな風習にはすっかりご無沙汰している。ちょっと懐かしい「どんど焼き」を、
久し振りに体験できた日だった。
この゛どんど焼き゛については、その日のNHKニュースでも放送されたというので、興味ある方は下のアドレス
にアクセスしてご覧になってください。
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150111/3482401.html
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