2021年3月26日金曜日

春花壇の花々と、ソメイヨシノの枝枯れ




近くの幼稚園のフェンス周りには、黄色のラッパスイセンが見事な花を咲かせていた。群生で咲く様は、まさに
春爛漫、黄色も目一杯春色だ。 All Photo by Jovial TAKA



関東1都3県の緊急事態宣言は、2か月半にわたって延長されたが、コロナウィルス感染は下げ止まったままで、

再び増加に転じている。政府・自治体の危機管理能力の無さと無策ぶり(感染を抑え込んでいる一部の自治体はある

ものの)を嘆いてみたところで、事態は悪化するだろうと予測せざるを得ない。とにかく、感染をもらわない・移さ

ないを徹底して、我とわが身・接触する人の安全を図ることを続けていくしかない。

かく言いつつも、季節は紛れもなくやってきて、桜は開花し満開から花散りになりつつある。自然の営みは人間

界のドタバタとは無縁で、芽吹くものは芽吹き、花開くものは花開くのだ。自粛疲れと運動不足を解消するにも、

ガーデニングで草花に触れたり、公園や花壇の咲き揃った春花をゆっくり眺めるのも、身体にも精神にも良いこと

だと思う。しばしのリフレッシュが出来れば、気分もリラックスするというものだ。



昨秋に球根を植え替えたアネモネは、赤・白・斑入り白・ブルーとカラー・ミックスな彩りで花壇を賑わせている。

花季が割と長いので、初夏まで楽しむことが出来る。艶やかなブルー色も爽やかでよい。



地中海(ギリシャなど)原産だけあって、アネモネの花色はこの赤も鮮やかで色濃い。パッと辺りが華やぐような
雰囲気が楽しい。




花友さん宅から大きな株をいただいたクリスマス・ローズも、株分けした4株がしっかりと根付き、毎年見事な花を
咲かせるようになった。日陰でも丈夫に育つし、暑さ・寒さにも強いので手のかからない花で助かる。



゛春告げ花゛とも呼ばれるクロッカスの可憐な花が開くと、なぜか心がときめく。再び春を迎えるんだな、という
想いが湧いてくる。



昨秋新たに植えたクロッカスは、大輪のミックス種。白・紫・黄色・斑入り紫とバラエティに富んでいる。思い切っ
て接写で撮影してみた。



長寿の桜(樹齢何百年~千何百年)は、エドヒガン(日本古来の野生種)やエドヒガンの枝垂れ種と言われているが、皆

さんご承知のように、ソメイヨシノはクローン種(大島桜とエドヒガン・山桜の交配種、接ぎ木によって増殖された

もの)であるがゆえに同じ遺伝子を持ち、寿命も60年程度と言われている。日本全国に植えられた数百万本と言われ

るソメイヨシノ(多くが戦後に植えられた)が各地で枯れはじめ、枯れ木の伐採や新苗の植え替えなどの取り組みが行

われていることも、よくニュースで伝えられていることだ。

我が家の前の公園にある四本のソメイヨシノの古木も、毎年美しい花を咲かせて住民を楽しませてくれていたが、

一昨年の19号台風の折強風にあおられて、太もも程の大枝がぽっきり折れてしまった。幹の中は枯れてスカスカ

になっていたので大いに驚いたが、それ以降花付きが寂しくなり、今年は満開となっても先端の枯れ枝があちこち

目立つようになった。人間でいえば、手足先の毛細血管が経たって来たり、全身の血流が悪くなってきている、と

いうことか? 近所のほかの公園のソメイヨシノも、枯れ始めて幹や枝が半分に切られたり、根元からごっそり切ら

れたり、見るも無残な状態の木が増えてきているが、これも寿命で仕方ないのか? なにやら寂しい限りではあるが...




毎年桜の時期に目を楽しませてくれるソメイヨシノの古木は、今年も我が家の玄関前の公園で満開となった。昨年あ
たりから花付きがやや寂しくなり、今年は枝先の枯れが目立つようになった。



よく見ると、枝先のつぼみも少なくなり、枯れ枝は強風などが吹いた後には、折れて地面に落ちていることもしば
しば。う~む! 寿命には勝てないのか!?





 春の嵐が吹きすぎた翌日には、快晴の青空と冠雪の富士山がベランダから眺められる。1年に何度かあるか、という
ラッキーな朝だ


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