高原ドライブ・高峰高原/戸隠鏡池/霧ヶ峰・信州黄葉(紅葉)旅 その①

 秋晴れの3日間を、信州の高原ドライブに出かけた。前日の雨が噓のように晴れて、快適な旅となった。

今回の予定は、高峰高原のカラマツ黄葉と戸隠鏡池に映る戸隠山と広葉樹の紅葉、帰路に霧ヶ峰のススキが原と山々の景色を見ることが概ねの狙いだった。あとは2泊3日のゆったり旅なので、行き当たりばったりの旅で良し! と言う位、山越え丘越えのドライブもゆっくり安全運転を心がけた。

宿は最近気に入ってよく利用するルートインホテルのB&B(Bed&朝食)スタイルで、須坂と上山田温泉に泊まったが、どちらも機能的・清潔で満足だった。特に須坂は最近の開館で、しかもデラックスツイン(たまたま空きがそれしかなかった!)は広くて立派、連れは値段も手ごろなので感激していた(1部屋22,000)。



高峰高原の頂上付近(約2,000m)は、カラマツの大群生林が続いている。
見事に黄葉していて見頃だった。



眼前には、小諸の街が見下ろせる


快晴の空と薄い霞(かすみ)に覆われた街の上空に、白い雲がたなびいている。「ああ、高原の景色だね!」と、連れと言い合った。


現在、中部横断自動車道は、長坂⇔八千穂高原間が工事中で繋がっていないので、この間はルート141号線(佐久甲州街道)を走るのだが、よく知っている道なので田舎道(カントリーロード)をゆっくりと走る。長野県に入ると景色は一変し、空気も澄んで山々の紅葉が一段と美しくなる。

そのまま八千穂高原から高速に乗り、上信越自動車道に合流し小諸インターで降りた。高峰高原に行くには、浅間サンラインを佐久方向に少し戻り、チェリーパークラインの急坂を登ってゆくのだ。運転を変わった私は、慎重にハンドルを握ってクネクネとカーブする山道を登ったが、30分ほどで頂上に到着した。

展望スポットに車を止め、山々に連なるカラマツの黄葉をしばし眺めた。色付いた黄色の葉は真っ盛りのタイミングで、こんな幸運もめったにない。初めてきた高峰高原だったが、来た甲斐があった。

頂上のビジターセンターで昼食のビーフカレーを食べた。辛味少ない甘めの味はなかなか美味しかった。帰路の急坂を下りながら、道路脇に落葉した桜の木が沢山植えられていたのを見て、春先は桜花がきれいだろうな、と予想された。「チェリーパークライン」の名の由来もそこから来ていると納得した。



最近オープンした小諸蒸留所、現在は所内見学(要予約)とテイスティングのみで

ウイスキーの販売は2026年からとのこと。また楽しみが一つ増えた。

画像はKOMORO Distillery Instagramより


帰路に、浅間サンラインからチェリーパークラインに入った直ぐ道路沿いにある小諸蒸留所によるつもりだったが、残念ながら施設は本日休業で入れなかった。一昨年、高遠城址公園の桜を見に行った時、駒ケ根まで足を延ばしてマルスウイスキー(MARS WHISKY)の駒ケ根蒸留所を見学して以来、国産ウイスキーの美味しさに私は目覚めてしまった。以来旅に出ると、地場の販売所(道の駅など)の土産に、地元蒸留所産のウイスキーを買い求め、自宅で楽しんでいるのだが、次回のお楽しみとなった。


その日の宿は、須坂のルートインホテルだったが、着いてみてビックリ! つい最近出来た広大なショッピング・タウンに隣接していて、イオンのモールやDIYセンターなどが立ち並び、駐車場も何百台も止められる一大商業施設の側だった。高速インターは近いし、随分と便利な場所なので「へェ~ 須坂も変わったねェ~」と驚きあった。

二人とも朝早起きして自宅を出てきたので、イオンのレストラン街で海鮮料理を食べ、須坂温泉を売りにしたホテルの大浴場に入って温まり、早めに眠りについた。

〈この項続く〉


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