高原ドライブ・高峰高原/戸隠鏡池/霧ヶ峰・信州黄葉(紅葉)旅 その③

 予定し、期待していた以上の高原の景色と紅葉(黄葉)に出会うことが出来たので、最後の一日はゆっくりと街道を走りながら、原村まで移動しようと決めた。2人で交代しながら、上山田から大門街道を登って白樺湖まで来たが、ちょっと霧ヶ峰に寄ることにした。これがまた正解だった。

昨今の霧ヶ峰は、樹木のないだだっ広い丘陵の印象が強かったが、広大なススキヶ原の向こうに高台から遠望できるアルプスや富士山の姿がピカイチなのを確かめることが出来た。


左に八ヶ岳連峰の山並・真中に富士山・右に南アルプスの連なり、霞棚引く下方に茅野市の街並み、晴天のおかげでめったに見られない絶景が待っていた。


南アルプスも、北岳・間ノ岳・農鳥岳など、3,000m級の山々がくっきりと見える。


西方向にはうっすら雪化粧した北アルプスの山々、槍ヶ岳のとんがり頂上がひと際目立つ。この高台からは、日本のアルプス(北アルプス・中央アルプス・南アルプス)を全部見ることが出来るのは驚きだった。それも、快晴と無風に恵まれたせいだろう。


山小屋のおばさんに聞いてみると、鹿害によって近年ほぼ全滅したかに見えたニッコウキスゲの花も、電気柵の設置や保護によって2~3年前からまた沢山見られるようになった、とのこと。またここを訪れる楽しみが増えたのは嬉しい限りだ。



霧ヶ峰高原のニッコウキスゲ、霧ヶ峰自然保護センターの画像より




落葉した白樺樹林とススキヶ原が連なる霧ヶ峰頂上付近、快晴の空の下広大な丘陵が広がる。今回改めて霧ヶ峰の魅力を再認識した。左下は3日間走り続けた連れの愛車 Honda Fit Crosstar HEV。走行距離は700kmを超えた。



そして、旅の終わりは何時も寄る「たてしな自由農園」だ。生産者直売所に変わりはないが、道の駅と違って農協が噛んでいないので、品揃えが素晴らしい。野菜や農産物のみならず、長野名産のお菓子やワイン・酒・ウイスキーなども沢山揃っている。私もローメインレタス・花豆・ナメコなどに加えて、塩羊羹・マルスウィスキー信州など、たっぷり土産を購入した。帰ってからの楽しみが加わった。連れもたっぷり買い物をして、車に積み込んだ。

今回、寄れなかったスポットとしては、小諸蒸留所・びんぐし山湯さん館(坂城町)・御代田真楽寺などもあったが、ゆったりしたスケジュールで長野の高原をドライブできたので、これ以上の満足はない。
昨年は、軽井沢雲場池のモミジ(カエデ)の深紅の紅葉を見ることが出来た。おそらくあれ以上の紅葉はそうそう見られるものではない、と思う。今年は、少し違った黄葉を見たいと出かけてきたが、充二分に楽しめたのは望外の喜びだった。

3日間の好天に恵まれた信州黄葉(紅葉)旅だった。

帰路は諏訪南インターから調布まで一直線だった。

〈この項終り〉


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