高原ドライブ・高峰高原/戸隠鏡池/霧ヶ峰・信州黄葉(紅葉)旅 その②
ぐっすり眠った朝は5時半には起きて、温泉でひと風呂浴び、バイキングスタイルの朝食を食べた。和洋・ご飯と味噌汁・パンとコーヒーなど品数多い中から選んで、私はご飯たっぷりの朝食にした。
今日の予定はまず、地元須坂の中条フルーツ農場に寄ることだ。3年前リンゴ園を探していて偶然見つけた場所だが、売店で食べたブドウとリンゴがとっても美味しくて、連れはそれ以来毎年時期になると、大玉の富士リンゴをここから取り寄せているのだ。新鮮でシャキシャキとした蜜味を私もおすそ分けで味わっている。
今年のリンゴ配送を頼んでから、お土産にそれぞれリンゴとブドウを買い求めた。わたしは新種のクイーンルージュとシナノゴールドを選んだ。
シャインマスカットとナガノパープルを掛け合わせて開発された長野県産「クイーンルージュ」(左)、香り良し・味良しの高級品。シナノゴールドは、ほのかな甘みと抜群のシャキシャキ感が持ち味(右) お店のホームページより
早起きは三文の徳、と早々のお土産ゲットに気を良くして長野市内を抜けて戸隠に向かう。この辺りに来ると高校時代まで二人とも地元育ちなので、土地勘は織り込み済みだ。
浅川ループ橋→バードラインを経て、まだ時間が早いので紅葉見頃の戸隠鏡池を目指した。後で解ったのだが、トップシーズンの鏡池は交通規制が引かれていて、宝光社方面から一方通行で入らないと行かれなかった。観光客が押し寄せて来るので仕方ないね、と話しながらようやく着いてみると、まさにベストタイミングの紅葉に出逢う事ができた。ラッキー!!!
鏡池の名の通り、左の本院岳・西岳連山と右の戸隠連峰が池面に映り、池を囲む広葉樹の紅葉が彩り鮮やかに水面に写るという眞に絶景!! 岩山の頂上は霧に隠れて見えないが、何度も訪れているのに、こんなに美しい鏡池は私も初めてのことだった。
風もなく穏やかな日で、水面も波立たず心行くまで景色を楽しむことが出来た。折から日が差して、紅葉も一段と鮮やかだった。
広葉樹の葉が落ちてしまっていたり、戸隠山に雲が掛かって見えなかったり、ベスト・タイミングになかなか恵まれないのだが、日頃の行いが良いせいか(?)素晴らしい紅葉に出会えた。
当初の予定では、戸隠古道をトレッキングするはずだったのだが、昨今の熊出没の状況を考えて、危険を回避し鏡池に向かったのは正解だった。その足でバードラインを戻り、お目当ての「戸隠手打ちそば・あいざや」で昼食をとった。
昨年の秋、長野市で小学校の同級会があった折、翌日私は戸隠一の鳥居から夕陽展望苑まで、今も残る戸隠古道を歩いてトレッキングした。その時の映像と動画は、YouTube「戸隠古道を歩く by 歩楽人タカ」で公開しているので、興味のある方は覗いてみてください。
その際に、昼食で寄った蕎麦店の手打ちそばが抜群に美味かったので、連れのリクエストに応えての再訪店だった。
お店の鴨ざるそば、温かい漬け汁に大振りの鴨肉が四枚入っている。蕎麦は地元戸隠産そば実を挽いた緑掛かった細麺で、頬張るとシコシコと腰のある歯ごたえだ。実に旨い!! 中社・岩戸屋の太麺手打ちそばも美味しいが、私はこちらの方が好みだ。お昼時で次から次へとお客が戸切れなかった。画像はお店のInstagramより
さて、お腹を満たした後長野市内に戻り、花岡平にある私の両親と家族の墓参りをし、次いで坂城町に移動して連れの先祖代々の墓参りをした。長野に来れるのもそうそうないので、来れた時は、自分のルーツを思い返して殊勝な気持ちになるのは当然のことかもしれない。そして、なぜかほっとするのだ。
その日の宿は、泉質信州随一の上山田温泉、善行寺参りの精進落としで栄えた由緒ある温泉街だ。一時、団体旅行や社員旅行の減少で不振だったが、時代に対応して今も元気に頑張っている。湧き出る温泉は白濁した単純硫黄泉で、お肌つるつる・身体温まりの効果を謳っている。その日の夜も翌朝も、ゆっくり温泉に浸かって疲れをとった。
宿のルートインホテルから歩いて5分の近場にある、本格中華料理店「杏苑」(老舗笹屋ホテルの一角)で、温かい紹興酒を飲みながらの夕食となった。
烏賊の塩味炒めと麻婆豆腐に卵スープとご飯、お昼の蕎麦がたっぷりの量だったので、サッパリ味の軽めの夕食にした。料理人の作った本格味は、とても美味だった。お店のホームページより
〈この項続く〉








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