2008年6月25日水曜日

食養生その①:きっかけ

                      :アワビの水貝  調理と撮影 by TAKA

macrobiotics(マクロビオティックス)とは、長寿法とか自然食とか食養生とか言われているが、三省堂の「デイリー新語辞典」によると、以下のとおり記載されている。
マクロビオティック【macrobiotics】 陰陽の原理を取り入れた自然食中心の食生活に基づく長寿法の一種。自然との調和を食の観点から捉え,陰陽に基づくバランスを重視し,その土地の旬の穀物や野菜を主食材とする食事法の実践により心身の健康の獲得をめざす。マクロビオティックス。〔「大いなる生命」という意味のギリシャ語を語源とする言葉。古くから提唱されてきた長寿法で,肉食を中心とした食生活の見直しにより 1970 年代に欧米で広がった。現在の内容の基礎は日本人の桜沢如一(さくらざわゆきかず)が築いた〕
最近、健康ブームの煽りからこの言葉がマスコミに取り上げられる機会が増えて、゛マクロビを始めよう!゛などと例によって軽薄な風潮もあるので、私自身は「食養生」という言い方をしている。日本の伝統食に根ざしたライフスタイルなので、これが一番しっくりする気がしている。
食養生を始めてから10年になる。きっかけは人生も3分の2が過ぎようとするときに、再び一人暮らしに戻ったことだった。その頃の私は仕事の面でも家庭や家族の面でも、いくつかの難題を抱えていて、体調も悪く、今で言う゛メタボ症候群゛に入っていた(その当時はこんな言葉はまだなかったが...)。
友だちに、゛マクロビォテック゛を実践している人がいて、その友だちから色々話は聞いていたが、まだ半信半疑だった。でも、一人で健康に暮らしていくには、まず、日々三度三度食べる食事が美味しくて身体に良いものであれば、これに勝る楽しみはないだろう、と思い立った。
紹介された鶴見医院の鶴見先生にお会いして、身体を見てもらった。先生はその当時、愛知県の掛川市に医院を開いていたので、わざわざそこまで出かけたのだから、私の覚悟も半端じゃなかった。現在は東京都中央区の八丁堀に、食養生を基本とした総合クリニックを開いておられるので、とても便利になったが、私はしばらくご無沙汰している。
診察は指の先から血液を取り、1万倍の電子顕微鏡で撮影した血液画像を見ながら、血液の状態を確認し、同時に生活習慣や身体状況を問診するのが基本だが、「お昼にラーメンを食べましたね」、とか、「タバコは吸わないですね」など、いちいちズバリ当たっているでびっくり仰天で、目から鱗が落ちるような体験だった。先生によると、赤血球の状態:サラサラ流れているのかドロドロなのか、一つ一つ丸く弾力のある健康な形なのか、薄い膜や変形した不健康な状態なのか、タバコのニコチンが血液中にどれだけ流れているのか...などが一目で分かってしまうのであった。
診察をもとに、2週間の゛ファスティング・メニュー゛(食事をしながら身体の毒素を排出する半断食メニュー)をいただき、私のマクロビォテックなくらしがスタートした。ブラックジンガー(玄米のロースト飲料)、大根おろし、梅干、サラダ、良い水、良いお茶、リブレフラワー(玄米のロースト粉末)入りの白粥...など。この食事と筋力トレーニングで、67キロあった体重を61キロに落とした。2週間のファスティングを終えたら、身体がすっきり軽くなり、胃の内壁面がクリアになった気分だった。
以来、身長170cm、体重61kg(60~62)、体脂肪17,0、をおかげ様でキープしている。
その時に、生活習慣病(高脂血・糖尿・高血圧など)や便秘・冷え性・アトピーなどの病気予防、また体質改善のために、採取すべき食物と飲料・調味料などの指針をいただき、鶴見先生と友だちに教えてもらったマクロビォテックな食品を販売している組織との付き合いも始まった。
以来10年、マクロビォティックな自然食品の販売会社・オーサワジャパン㈱、生産者と消費者が直接つながり安心・安全な食材を提供する㈱大地の宅配、築地外市場の自然食品店各店、近くの食品スーパー・オオゼキなどと付き合いながら、日々、美味しくて身体によい食べ物と調理を楽しみつつ今日に至っている。そして、これからもますます、食養生のウェイトを高めていくつもりでいる。


オーサワジャパン:http://www.ohsawa-japan.co.jp/


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