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□3人のT-イニシャル男が揃った バンダ・トレステ、左から Taka、Tamtam & Tateyan Photo by Maki
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今年の春のライブは、荻窪アルカフェでスタートした。春とは名ばかりの寒い気温が夜も続き、この日、来場予定のお客の中には、体調を崩したりして来られぬ方もおられた。少人数のライブであった故、かえってステージと客席の距離がほとんどなく、会話を交わしながらじっくりと聴いていただくことができた(店長の佐々木さんには、ちょっとごめんなさいだったが!)。今回も、ボサノヴァ演奏曲の和訳とオリジナル曲の歌詞を載せたプログラムを用意して来客に提供したが、これは好評だった。
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ここ一年程、フルート・Tamtamとのコラボで、ボサノヴァを中心とした色々な曲表現に挑戦しているが、今回はTamtamの音友Tateyan にチェリストとしてゲスト出演してもらった。私にとっては、第6弾のコラボとなる。澄んだ高音のフルート、ギターの和音とカッティング、低音の柔らかなチェロの音、これらにヴォーカルが乗って、全体として音の拡がりとふくらみが出せたらGOOD! となる。
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この日の演奏曲を、以下記しておきます。
<1st stage>
Bossa Nova ■ 1. Vou Te Contar 君に告げよう(Wave)DMaj Taka[Gt/Vo] & Tamtam[Fl]
Marcha □ 2. Avarandado ベランダのある家・AMaj 〃
Samba ■ 3. Palpite Infeliz 嫌な予感・CMaj 〃
Am-POPS ■ 4. The Shadow of Your Smile いそしぎ・Em 〃
Bossa Nova □ 5. Samba Em Prelúdio 予兆のサンバ・Bm 〃
Bossa Nova ■ 6. O Pato アヒル・DMaj 〃
Bossa Nova □ 7. Eu Não Existo Sem Você あなたなしでは生きてゆけない・AMaj Banda Três-T
Choro ■ 8. Falando De Amor 愛の語らい・Gm 〃
<2nd stage>
Marcha ■ 1. Spring Rain 春の雨(Original)B♭Maj Taka Solo[Gt/Vo]
Bossa Nova □ 2. シマフクロウとルリタテハ(Original)Am 〃
Sambinha □ 3. One Side Love 片想い(Original)GMaj 〃
Bossa Nova ■ 4. Vivo Sonhando 夢ばかり見ている人・GMaj Banda Três-T
Bossa Nova □ 5. Felicidade 幸せ・CMaj 〃
Bossa Nova ■ 6. Insensatez 軽はずみ・Bm 〃
Bossa Nova ■ 7. Água De Beber 美味しい水・Bm アンコール曲 〃
※Banda Três-T :Taka[Gt/Vo]、Tamtam[Fl] and Tateyan[Cello]
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「7.Eu Não~」は、Vo→Fl→Cello→Vo という順で歌とソロを繰り返したが、チェロのソロはAmで演奏し、この曲の端整で古典的なピアノ曲の趣きをゆったりと表現できたと思う。続く「8.Falando~」は、イントロ、間奏共にチェロの聴かせ場で、哀切な愛の歌がショーロのリズムに乗って深い広がりで表現できたと感じた。Gt弾き語りで歌っている私も、とても心地よかった。
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学友のTMくんからは、オリジナルの新曲「2nd-1春の雨」について、『リズムが強くて、向こうの(ブラジルの)歌見たいに聞こえるよ!』との感想をいただいた。私自身はこの曲が気に入っているので、テンポやリズムをもう少し変えながら、もっと歌い込んで自身の代表レパートリーにしたいな、と思っている。
初めてライブに来てくれたMAさんからは、『2nd-2シマフクロウとルリタテハに感動しました...儚い命、悲しい別れでしたが、しかし、想いが通じて、両者共に、満足だったのではと...』の心がこもったメールをいただいた。私のライブに来ていただいた方の中には、「シマフクロウと~」の続編を聴きたい、というリクエストをされた方もいる。では、続編を作らねば、という気持ちと、この物語は、二人の恋の成就と死を持って完結した、という思いとの間で私の心は揺れている。MAさんのように、このままで終わっていてほしいと願う方も居られるから、もう少し、私の中で色々想いを確かめてみようと思う。
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また、初めてボサノヴァをちゃんと聴いたというINさんからは、「音楽はやはり青春ですね! 恋、ときめき、片思い、せつなさ、どれも皆青春時代の特権です!」 という感想をメールでいただいた。そうなんですよ、その熱い思いが歌を支えているのだと思います。
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歌と演奏の感想を率直に言っていただくことは、とても励みになります。ご来場の皆様、本当にありがとうございました。これからも精進していきますので、よろしくお願いします。
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では、また次のライブでお会いしましょう!
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