2011年5月8日日曜日

久し振りの、クァルテート・ウチキータで盛り上がって


クァルテート・ウチキータ・メンバーに立也くん(Sx)も加わって、会場は大いに沸いた! Photo by H.Yoshizawa
私の地元・狛江のライブハウス、Blues and Jazz add9th では、毎月第1・第3木曜日がジャズ・セッション・ナイトで、ホスト役を務める我が音友のウッチー(Pf/Gt)から、今回はベーシストの千秋さんが来るので一緒に何かやろうとの誘いがあり、早速出かけた(5/6)。千秋さん(ウッチーの愛娘)は、大学教職のため、この春から新潟に赴任していて、そのためクァルテート・ウチキータ(TAKA Band)のライブ出演もこの秋まで休止していたのだが、久し振りにバンドを組んでの演奏となった。
ウッチー(Pf)、千秋(Ba)、桐さん(Dr)、TAKA(Vo/Gt)のメンバー4人に立也(Sx)も加わって、歌い演奏した曲はまず、ジャズ・スタンダードの「All Of Me」、続いてボサノヴァの「ウ・パト( アヒル)」、最後にボサノヴァ演歌の「アントニコ」。用意した譜面をその場で配り、いきなりエイ・ャ! だったが、皆実力者揃い、乗りよく私の歌を盛り上げてくれた。ウ・パト では、私がEbのキーをEで歌い始めて、気づいたウッチーの言葉でやり直すと言うハプニングもあったが、セッションということもあり、和気あいあいの演奏を皆で楽しんだ。ソロと違った楽しさがバンドにはある、と大いに感じた。
この秋はまた、新レパートリーも加えて、このメンバーでライブをする予定だ。地元のここでやるのが、皆さん集まりやすいのでいいかな、と思っている。
この宵は、うちだばんど(ウッチーがバンマス)のケミさん(Dr)も来ていて、゛歌うドラマー゛の渋い声を聞かせてくれた。ハウス内は、ほぼ満席の20数人で埋まり、若いジャズマンの姿もちらほら、ジャズ・オジさんたちもちらほら、リスナーの女性もちらほら、それぞれジャズ演奏に加わって歌ったり、ピアノを弾いたりベースを弾いたり、ドラムを叩いたりでとても賑やかだった。「かようかい」のメンバーも、マスター・タッキー・ハジメちゃんが来てくれて、ウッチーのご指名でハジメちゃんが「雪がふる」を歌うことに。私も加わってギター伴奏をした。なんでもありのセッションなのだ。
嬉しかったのは、音友ヒデさんと久し振りに顔を合わせたこと。カメラ談義や楽器談義をしばし楽しんだ。ヒデさんの持ち歌であるE.クラプトンの「Tears Of Heaven」を私のギターで弾き語りし披露してくれたが、なかなか良かった。自分のGt音は録音を除くとなかなか聞く機会がないのだが、彼が弾いてくれた我がギターの音色は、思いのほかナチュラルでいい音だった。
しっとりと歌うヒデさんPhoto by TAKA
最後の方で、ウッチーに請われてボサノヴァの名曲「カーニバルの朝」を歌うことに。最近、時おりギターを置いて歌だけでマイクを握ることもあるのだが、あまりシャウトせずに気持ちよく歌えた。後で何人かからお褒めをいただいたが、ジャズナンバーは割りとキーが高くスピードも速いので、ボサノヴァの持つゆったり感とグルーブな揺れ感が、聴く人にまた違った心地よさを感じさせるのかもしれない。とてもくつろげた夜だった。

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