2013年12月7日土曜日

第5回ザ・タペストリー・ライブ(その③第3部)




第3部は、各メンバーが赤のクリスマス色を身につけて、ステージに上った。All Photo by Aoki・Nakken and TAKA
 
 鈴をシャンシャン鳴らしながらの『ジングルベル』で、クリスマス・シーズンの雰囲気を醸し出しながら始まった

第3部のトップは、バンド・オリジナル曲の『愛とも知らないで』だった。作詞:TAKA、作曲:QP村山のコンビは

、他の2曲:『君に酔ってしまいそうな夜』と新曲『叶わぬ恋』(ともに、作詞:QP村山、作曲:TAKA)を加えて

計3曲のオリジナル曲を、この3年間の活動中に生みだした。これは、当初全く予想もしていなかったことだ。

加えて、『愛とも』と『君酔い』(バンドメンバーは縮めた愛称でこれらの曲を呼ぶ)には、2人の追っかけコーラス

が入って(原ちゃんとhirokoさん)、歌を盛り上げてくれるアレンジとなった(コーラス曲はもう1曲『アンチェイン

・マイ・ハート』があるが)。ただし、前の2回のライブを経ても、コーラス隊のハーモニーはなかなか仕上がらず、

2人の呼吸もいまひとつだったのが、リハを重ねた結果、今回のライブでは息が合って聞ける様になった。

時間が掛かったが、やはりコーラスの掛け合いが入ると、曲のハーモニーが拡がるので、歌っている私も

気持ち良く曲に乗れた。 コーラス隊と一緒に『君酔い』を歌うTAKA(下)


『大きな愛』(ボサノヴァ・バラード)、『サニー』(乗りのいいR and B)、

とタペストリーらしいバンド曲が続いた後、マッキーが『雪の華』(中島美嘉歌)を、

私のGt伴奏でサックス・ソロ吹きした。リズム隊は抑え気味にして、AsとGtのインスト

曲という演奏スタイルは初めてだったが、この静かなバラードには向いていた

と思う。会場に艶やかなサックス・メロディが流れ、冬の季節感を呼び起こして

くれた。


談笑するトオルちゃん(左)とMG君(右)、後方は、IHさん(左)、GTさん(中)、
KTさん(右)(フォト・左中)。



この3年間のバンド活動の中で、コアメンバー達はレパートリーを増やしながら、

ジャズやボサノバ・R and B などの基本的な演奏スタイルを作ってきた。例えば、

1部の『枯葉』では、Fl・As・Baのテーマ・アドリブ・ソロ演奏を入れながら、

Vo とDrの4バースも加え、全体としてバンドのハーモニー作りを目指した。

そして今回その成果が発揮されたのは、『イパネマの娘』と『キャラバン』だった。



ボサノヴァの名曲・『イパネマの娘』は、テンションコードのシンコペーションに乗り

ながら、Gtのイントロ→①TAKAのVo→②マッキーのAsテーマ・ソロ→③ASアドリブ・

ソロ→④TAKAの日本語詞Vo→Asのエンディング、という構成で演奏された。世界中

で演奏されているこの曲でも、ザ・タペストリーならではのスタイルで披露できたのは

良かったと思う。


久し振りに人前に現れたYG君と話がはずむhirokoさん、同期生の来場者はそれ
ほど多くなかったが、会場の各所で楽しそうに交歓する姿が見られた(左下)。






第3部の最後に演奏したのは、ジャズの名曲『キャラバン』(デューク・エリントンと

J.ティゾール作)だった。QP村山の発案でこの曲に取り組んでみたものの、難度

高い、しかも西洋音階にない摩訶不思議な東洋的なサウンドとリズムを作り出す

のはとても大変だった。しかし、何としてもこの曲を物にしたい、という各メンバーの

努力で、何とか本番に間に合わすことが出来た。Dr・Baのイントロ→①TAKAのVo

→②シロー・Fl(テーマ)とマッキー・Asのアドリブ・ソロ→➂QP村山のDr・ソロ→

④VoとAs→End、と言う進行の中で、ハイライトは3分間を叩きまくったドラム・

ソロだった。会場は沸きに沸いて、演奏が終わると拍手とブラボーコール、そして

「アンコール!」「アンコール!」の声が会場に溢れた。 ドラムのソロ演奏に集中
するQP村山(右上)




世にも奇遇のこととは言え、この日来場されたGTさんが、高校時代に数学を教えていただ

いたKG先生の姪御さんだと判明。ステージに上がって挨拶していただいたが、皆さん、

懐かしくもうれしかったに相違ない。(中上)














高校のブラスバンドの先輩達が聞きに来てくれた。左よりKTさん、TIさん(元パイロ

ット)、MJさんのお三方。ライブ後の打上会もお付き合いいただいた。MJさんからは、

私の歌に対して、「譜面を見ると下を向くから、一切見るな!」との辛口指導をいただい

たが、励みとして精進したいと思う(中下)。









第3部は、ラストに向かって次第に盛り上がっていくという理想的な流れになった。アンコ

ール曲は用意していた『闘牛士のマンボ』だった。高校時代のブラバンで、この曲を演奏

するマッキーはスター・プレイヤーだったが、同期生にとっても懐かしい曲だ。バンドの

伴奏、私のフラメンコ・スタイルのGtソロに乗って、彼は熱気溢れるサックス演奏を

繰り広げた。演奏が終わると、万雷の拍手と掛け声が会場から沸き起こった。そして再び

アンコールの声と声。「シャンソン歌ってくれ~!」、「ボサノヴァやってよ~!」、「何でも

いいから、早くやれよ~!」 ! ! !...この時、私はこのライブの成功を確信した。

こんなに沢山の方に来ていただき、アンコールの歓声と共にライブを終了できた

喜びは、バンドのメンバー一同も同じ思いだったと思う。実際には、会場の時間

の都合もあり(本音を言うと、次のアンコール曲は用意してなかった!!)、エンディ

ング・テーマの『A Train』を演奏して、2時間半のライブを終了とした。

万雷の拍手に、満面の笑みで応えるマッキー(As)、コンマスの重責も果たしてくれた(下)。



しかしながら、まだまだ課題は残っている。3年間のバンド活動の中で、一応バンドのスタイルは出来てきた

ものの(ピアノがいない弱点もあるが)、今だにバンド全体のハーモニーが作れていないのだ。個々のプレイ

ヤーには、セミプロ級のメンバーもいるが、本来のジャズのスウィング(Swing)も、ボサノヴァのグループ

(Groove)も充分に出来ていない。R and Bのリズムの乗りもまだまだだ。その曲その曲に合わせたバンド

全体のリズムを作り出し、各プレイヤーをリズムに乗せていく役割のリズム隊には頑張ってほしい。また、フルート

・トランペット・コーラスのブラッシュ・アップも課題だと思っている。このようなバンドの現状で、お客様に

負担いただく有料ライブ、という開催スタイルも、検討の課題だと思う。幸いに、本格的インド料理のおい

しさと飲み物のお蔭で、今回は我々の拙い演奏がセットされても、4,000円の負担への対価としてバランスは

取れたとは思うが、今時のお客様はシビアだから、いつ何時「もう、あんなライブにはいかないよ!」とも言わ

れかねない。昨年秋の六本木でのライブでは、高い金額と貧弱な料理、下手以前の歌と演奏で、我々は

手ひどい失敗を経験しているのだから。

今回の会場では、PA担当をお店所属の杉田さんにしていただいた。演奏途中で、Gtアンプからハウリングが

出る一幕もあったが、Drのシンバル交換や全体のサウンド調整をしていただいたおかげで、会場への音出し

は良いレベルで届いてよかったと思う。この場を借りて御礼申し上げたい。

そして、我々の拙い演奏にもかかわらず、いつも温かい声援を送って下さる来場の皆様には、深く感謝申し

上げたい。プロでもないし、とても入場費など頂けるバンドでもないのだけれど、音楽を通して、60代後半の

おじさん・おばさんたちが精一杯・元気に楽しく、歌い・演奏する姿を見ていただきたくて、また音楽を愛

するメンバー達・お客様たちと楽しい時間を過ごしたくて活動していることを、どうぞこれからも応援して

いただく様、お願いしたいと思う。

<第3部演奏曲>
 シーズン・テーマ:ジングルベル
1.愛とも知らないで(TAKA歌+Cho)
2.大きな愛(シローFl )
3.Sunny(QP村山歌)
4.雪の華(マッキーAs)
5.イパネマの娘(All Members)
6.Caravan(All Members)
アンコール曲:闘牛士のマンボ(マッキーAs)
エンディング・テーマ:A Train


同期生KS君の係わるお店で開かれた打上会、皆さんご機嫌でした。

<この項・終わり>

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