□
昨年の6月(第3回)に引き続いて、第5回のタペストリー・ライブが、同じ新宿会場のレストラン・パペラで
開催された(11/30)。土曜日の昼下がりに、本格的なインド料理と美味しい飲み物をいただきながら、同じ
高校の同期生と先輩、友人・知人も一緒になって、音楽を楽しもうという集いだった。5人のコアメンバーで
スタートした我等がバンドは、ゲスト・メンバーの加入者が次々と増えて、結成満3年で13人(1人活動休止中)
を数えるに至った。平均年齢が66.7歳という、誠に稀有なバンドである。当日は、来場客が41名(バンド
メンバーを加えて)となり、レストランの席も満席で、ステージを経るごとに大盛り上がり、本当に楽しいライブ
となった。この日のために、メンバー達は月2回(11月は3回)のリハーサルと個人練習を5ヵ月間行って、
入念な準備をしてから、ライブ当日を迎えた。
□
オープニングテーマ曲:『A Train』の軽快なジャズで始まった第Ⅰ部で、ヨッシーは
2曲のジャズ曲を披露した。時折ジョークを交えた彼の軽妙な司会振りは定評が
あり、各曲進行のスムースな運びは彼の力に負うことが大だ。大学時代は、デキシー
ランド・ジャズにどっぷりと浸かり、Bjを弾いていた彼は、落ち研にも所属して
いたというから、喋りも滑らかなのは頷ける。現在も、「日本ルイ・アームストロング
協会」の理事をしながら、ジャズライブのMCをしているだけあって、古いジャズを
歌わせると、とても乗りがいい。この日も『ビル・ベイリー』と『オン・ザ・サニーサイド
・オブ・ザ・ストリート』を弾き語りし、合間にソロ演奏も挟んだ。演奏中に客席から
拍手が飛んで、お客が楽しんでいるのが伝わってきた。ひなびたアメリカ南部の
訛りを感じさせるような英語の唄は、彼の真骨頂だろう。曲目によってはBjを置いて、
カバサやシェーカーでリズム隊に変身する。
□黒のハンチングと黒地に赤い水玉の蝶ネクタイが決まっていたヨッシー、バンジョー
を抱える姿も様になってきた。
□
このバンドの看板プレイヤーのマッキー(As)は、各曲のテーマソロ・アドリブ・サブ
メロ吹きのすべてに参加すると共に、コーラス・デュエットや他楽器(フルート・トラン
ペット・ドラム・ベース・バンジョー・ギター)が加わる曲構成と進行をコンサート・マス
ターとして仕切った。その、時には厳しくも丁寧な仕事ぶりに、メンバー達の信頼は厚い。
現在も、他のビッグバンドやジャズバンドに所属してサックスを吹く日々だが、第3部
では、しっとりとしたラブ・バラードの『雪の華』(中島美嘉唄)をTAKAのギター伴奏で
吹き上げ、また、アンコール曲の『闘牛士のマンボ』のソロでは、来場者の大きな
拍手とブラボー・コールが止まなかった。
□長身のすらりとした体型から流れ出すAsのメロディに、会場の女性から゛素敵っ!!゛
の声援が飛んだ(うらやましぃ~!)
さて、リズム隊の要はドラム担当のQP村山だ。このバンド以外でも、2つの
(3つの?)バンドでバンマスをしている彼は、定期的に横浜のライブハウスで
ライブ出演をしているだけあって、最近のバチ捌きぶりも板についてきた。
その乗りのいいドラムで、第3部の『キャラバン』では、3分近いドラム・ソロを
披露した。多彩なバチ捌きから醸し出される打音は、とても迫力があり、来場者
からの大きな声援が飛んだ。加えて、゛唄うドラマー゛として、大好きなR and B
曲:『アンチェイン・マイ・ハート』と『サニー』の2曲を、ドラムを叩きながら
披露した。歌ドラの曲が間に入ると、他曲とのメリハリが付くので、これからも
レパートリーを増やして欲しいと思う。
□赤と黒の格子柄シャツにベスト、ハットとモノトーン・スカーフも決まっていた
QP村山、「あれっ、今日のゲスト・ドラマーは、中尾 彬?」の声も!
□
シロー(Fl・左)は、バンド曲・4曲のパートとデュエット吹きに参加すると共に、
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』と『大きな愛』2曲(共にボサノヴァ・アレンジ)の
テーマとアドリブ演奏に挑戦した。『大きな愛』は、前回のライブ(今年6月・経堂
ピックにて)に次ぐ2度目の演奏だったが、トム・ジョビン作曲の流麗なテーマ
・メロディが、ようやく聴ける様になってきた。アドリブについては、まだまだ課題
が多いが、自分自身の中から湧き上がってくるメロディを、テンショ・コードに乗せ
て自在に吹けるようになると、もっと良くなると思う。また、バンドのAsやGtと呼応して
ハーモニーを作っていくには、他楽器の音をよく聞けるようになることが大切。でも
、前回ライブに較べると、大いに進化しているので、バンド・ハーモニーの一角を
担う貴重なプレイヤーになってきた。『叶わぬ恋』の、マッキー(As)とのデュエット
は良かった。
□私TAKA(Vo・Gt)は、今回バンド曲のGt伴奏と歌、第2部のゲストメンバー
たちのGt伴奏、そして、オリジナル曲・『君に酔ってしまいそうな夜』、『愛とも
知らないで』、新曲『叶わぬ恋』3曲のGt弾き語り、『イパネマの娘』のポル語・
日本語訳詞の歌をやらせていただいた。このライブに臨むにあたって、私は
自分が唄う歌は、ぜんぶGtを肩に掛けて立って唄おうと決めていた。私の師匠
のボサノヴァ・アーチスト:中村善郎の教えは、立ちこそはしないが、『譜面見るな、
Gtのフレット見るな、リズムを取るな ! 』というものだった。つまり、すべてを空でこな
せるようにして、心を込めて曲世界に集中してパーフォマンスせよ、ということだ。
この達人の域に達するには、まだまだ修行が足りないのは解かっているが、今回、
半分くらいは譜面を見ずに曲表現に集中できた気がする。スムーズなGt和音の
バチーダと、柔らかでいてもよく声の通るヴォーカルを目指して、これからも表現を磨いていきたいと思う。
□
<第Ⅰ部の演奏曲>
オープニング・テーマ:A Train
1.Bill Baily(ヨッシー歌)
2.Autumn Leaves(All Members)
3.Fly Me To the Moon(シローFl)
4.On The Sunny Side of the street(ヨッシー歌)
5.君に酔ってしまいそうな夜(TAKA歌+Cho)
6.Unchain My Heart (QP村山歌+Cho)
□
□ 同期生のMT君(左)と毎回我等がライブに駆けつけてくれる同級生
のIS君(右)が、ほんとに久し振りに会に来てくれたHTさん(真中)を囲
んで楽しげに談笑中(後方はメガネのタカオちゃんとネクタイのナッケ
ン)。HTさんは、学生時代と変わらず、すらりと背が高くおきれいでし
た。ライブ後の打上会では、『オール・オブ・ミー』をぜひ聴きたかった
のに! と、IS君に迫られてしまった。
休憩時間中に撮っていただいたご機嫌なスリー・ショット。MG君(左)
は、学生時代の私の親友、AK君(右)は我等がライブによく来てくれ
る同期生の音楽好き。後方はhirokoさんの絵友達KTさん姉妹
(左)とSHさん(右)。美味しいお酒と料理も入って、皆さんとても楽しそ
うでした。
□MG君の知人のKOさん(左)とIJさん(右)、とても音楽好きな方で、私のTAKA BAND
のライブにも来ていただいている。物静かなKOさんと、ラストの『闘牛士~』の時
には、写真を撮りながらマンボを踊っていたIJさん、ライブを楽しんでいただけた
ようです。
<この項続く>
□バンドメンバー5人にコーラス2人が加わって、TAKAが歌うのは、「君に酔ってしまいそうな夜」、
左より:QP村山(Vo・Dr)、ヨッシー(Vo・Bj・Mc)、AYA(Ba)、マッキー(As)、TAKA(Vo・Gt)、
原ちゃん(Ch)and hiroko(Ch) All Photo by Aoki・Nakken and TAKA
□左より:QP村山(Vo・Dr)、ヨッシー(Vo・Bj・Mc)、AYA(Ba)、マッキー(As)、TAKA(Vo・Gt)、
原ちゃん(Ch)and hiroko(Ch) All Photo by Aoki・Nakken and TAKA
昨年の6月(第3回)に引き続いて、第5回のタペストリー・ライブが、同じ新宿会場のレストラン・パペラで
開催された(11/30)。土曜日の昼下がりに、本格的なインド料理と美味しい飲み物をいただきながら、同じ
高校の同期生と先輩、友人・知人も一緒になって、音楽を楽しもうという集いだった。5人のコアメンバーで
スタートした我等がバンドは、ゲスト・メンバーの加入者が次々と増えて、結成満3年で13人(1人活動休止中)
を数えるに至った。平均年齢が66.7歳という、誠に稀有なバンドである。当日は、来場客が41名(バンド
メンバーを加えて)となり、レストランの席も満席で、ステージを経るごとに大盛り上がり、本当に楽しいライブ
となった。この日のために、メンバー達は月2回(11月は3回)のリハーサルと個人練習を5ヵ月間行って、
入念な準備をしてから、ライブ当日を迎えた。
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オープニングテーマ曲:『A Train』の軽快なジャズで始まった第Ⅰ部で、ヨッシーは
2曲のジャズ曲を披露した。時折ジョークを交えた彼の軽妙な司会振りは定評が
あり、各曲進行のスムースな運びは彼の力に負うことが大だ。大学時代は、デキシー
ランド・ジャズにどっぷりと浸かり、Bjを弾いていた彼は、落ち研にも所属して
いたというから、喋りも滑らかなのは頷ける。現在も、「日本ルイ・アームストロング
協会」の理事をしながら、ジャズライブのMCをしているだけあって、古いジャズを
歌わせると、とても乗りがいい。この日も『ビル・ベイリー』と『オン・ザ・サニーサイド
・オブ・ザ・ストリート』を弾き語りし、合間にソロ演奏も挟んだ。演奏中に客席から
拍手が飛んで、お客が楽しんでいるのが伝わってきた。ひなびたアメリカ南部の
訛りを感じさせるような英語の唄は、彼の真骨頂だろう。曲目によってはBjを置いて、
カバサやシェーカーでリズム隊に変身する。
□黒のハンチングと黒地に赤い水玉の蝶ネクタイが決まっていたヨッシー、バンジョー
を抱える姿も様になってきた。
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このバンドの看板プレイヤーのマッキー(As)は、各曲のテーマソロ・アドリブ・サブ
メロ吹きのすべてに参加すると共に、コーラス・デュエットや他楽器(フルート・トラン
ペット・ドラム・ベース・バンジョー・ギター)が加わる曲構成と進行をコンサート・マス
ターとして仕切った。その、時には厳しくも丁寧な仕事ぶりに、メンバー達の信頼は厚い。
現在も、他のビッグバンドやジャズバンドに所属してサックスを吹く日々だが、第3部
では、しっとりとしたラブ・バラードの『雪の華』(中島美嘉唄)をTAKAのギター伴奏で
吹き上げ、また、アンコール曲の『闘牛士のマンボ』のソロでは、来場者の大きな
拍手とブラボー・コールが止まなかった。
□長身のすらりとした体型から流れ出すAsのメロディに、会場の女性から゛素敵っ!!゛
の声援が飛んだ(うらやましぃ~!)
さて、リズム隊の要はドラム担当のQP村山だ。このバンド以外でも、2つの
(3つの?)バンドでバンマスをしている彼は、定期的に横浜のライブハウスで
ライブ出演をしているだけあって、最近のバチ捌きぶりも板についてきた。
その乗りのいいドラムで、第3部の『キャラバン』では、3分近いドラム・ソロを
披露した。多彩なバチ捌きから醸し出される打音は、とても迫力があり、来場者
からの大きな声援が飛んだ。加えて、゛唄うドラマー゛として、大好きなR and B
曲:『アンチェイン・マイ・ハート』と『サニー』の2曲を、ドラムを叩きながら
披露した。歌ドラの曲が間に入ると、他曲とのメリハリが付くので、これからも
レパートリーを増やして欲しいと思う。
□赤と黒の格子柄シャツにベスト、ハットとモノトーン・スカーフも決まっていた
QP村山、「あれっ、今日のゲスト・ドラマーは、中尾 彬?」の声も!
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シロー(Fl・左)は、バンド曲・4曲のパートとデュエット吹きに参加すると共に、
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』と『大きな愛』2曲(共にボサノヴァ・アレンジ)の
テーマとアドリブ演奏に挑戦した。『大きな愛』は、前回のライブ(今年6月・経堂
ピックにて)に次ぐ2度目の演奏だったが、トム・ジョビン作曲の流麗なテーマ
・メロディが、ようやく聴ける様になってきた。アドリブについては、まだまだ課題
が多いが、自分自身の中から湧き上がってくるメロディを、テンショ・コードに乗せ
て自在に吹けるようになると、もっと良くなると思う。また、バンドのAsやGtと呼応して
ハーモニーを作っていくには、他楽器の音をよく聞けるようになることが大切。でも
、前回ライブに較べると、大いに進化しているので、バンド・ハーモニーの一角を
担う貴重なプレイヤーになってきた。『叶わぬ恋』の、マッキー(As)とのデュエット
は良かった。
□私TAKA(Vo・Gt)は、今回バンド曲のGt伴奏と歌、第2部のゲストメンバー
たちのGt伴奏、そして、オリジナル曲・『君に酔ってしまいそうな夜』、『愛とも
知らないで』、新曲『叶わぬ恋』3曲のGt弾き語り、『イパネマの娘』のポル語・
日本語訳詞の歌をやらせていただいた。このライブに臨むにあたって、私は
自分が唄う歌は、ぜんぶGtを肩に掛けて立って唄おうと決めていた。私の師匠
のボサノヴァ・アーチスト:中村善郎の教えは、立ちこそはしないが、『譜面見るな、
Gtのフレット見るな、リズムを取るな ! 』というものだった。つまり、すべてを空でこな
せるようにして、心を込めて曲世界に集中してパーフォマンスせよ、ということだ。
この達人の域に達するには、まだまだ修行が足りないのは解かっているが、今回、
半分くらいは譜面を見ずに曲表現に集中できた気がする。スムーズなGt和音の
バチーダと、柔らかでいてもよく声の通るヴォーカルを目指して、これからも表現を磨いていきたいと思う。
□
<第Ⅰ部の演奏曲>
オープニング・テーマ:A Train
1.Bill Baily(ヨッシー歌)
2.Autumn Leaves(All Members)
3.Fly Me To the Moon(シローFl)
4.On The Sunny Side of the street(ヨッシー歌)
5.君に酔ってしまいそうな夜(TAKA歌+Cho)
6.Unchain My Heart (QP村山歌+Cho)
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□ 同期生のMT君(左)と毎回我等がライブに駆けつけてくれる同級生
のIS君(右)が、ほんとに久し振りに会に来てくれたHTさん(真中)を囲
んで楽しげに談笑中(後方はメガネのタカオちゃんとネクタイのナッケ
ン)。HTさんは、学生時代と変わらず、すらりと背が高くおきれいでし
た。ライブ後の打上会では、『オール・オブ・ミー』をぜひ聴きたかった
のに! と、IS君に迫られてしまった。
休憩時間中に撮っていただいたご機嫌なスリー・ショット。MG君(左)
は、学生時代の私の親友、AK君(右)は我等がライブによく来てくれ
る同期生の音楽好き。後方はhirokoさんの絵友達KTさん姉妹
(左)とSHさん(右)。美味しいお酒と料理も入って、皆さんとても楽しそ
うでした。
□MG君の知人のKOさん(左)とIJさん(右)、とても音楽好きな方で、私のTAKA BAND
のライブにも来ていただいている。物静かなKOさんと、ラストの『闘牛士~』の時
には、写真を撮りながらマンボを踊っていたIJさん、ライブを楽しんでいただけた
ようです。
<この項続く>
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