2014年4月20日日曜日

♪ 春の野川は さらさら行くよ ♪




野川の両岸の遊歩道には、菜の花の群生が延々と続く。柵で守られた上のサイクリング道路
(兼遊歩道・ジョギング道)を行き交う人も多い。調布市内の橋から下流(東方)を臨む眺め。
All Photo by TAKA


春の野川は さらさら行くよ

岸の菜の花 サクラの花も

たくさん咲いて 色美しく

カワセミ飛び交い 鯉も泳ぐよ

(文部省唱歌 替え歌作:TAKA)

好天の週末に、野川に出かけてみた。折から吹き込んだ北風のため、やや肌寒い日だったが、し
っかりと着込んで行ったので寒さは感じず、また陽射しがあったのでさらっとして快適だった。食友
のRKさんとチャリを連ねて遊歩道をゆっくりと走り、途中から甲州街道を下ってまずは国領「千
年の藤」を見ようと、国領神社を訪れてみた。やや早いかな、と思ってはいたが、藤はすでに咲
めていて、2分咲き位だった。満開になるにはもう一週間程後だが、咲き始めの淡い藤色は目に
さしく、上品な花色が楽しめた。境内には見物客がちらほら、まだ枝葉が広がっていない分、樹
五百年(畏敬を込めて千年と言われている)という古木の枝姿が、張り巡らした藤棚からよく見え
て、その生命力をつぶさに見ることができた。その長寿パワーをもらって、健康で暮らせるように
と、賽銭をあげて神社にお参りした。
上の写真は大分前のものだが、満開時の「千年の藤」、古木の花色は
薄紫がやや濃い目で、花の香りもいい。
交通量の多い甲州街道を逆走し、国領神社から再び野川の遊歩道に戻ると、空気がきれいでほっ
とする。排ガスのせいで、なんだか喉がいがらっぽかったのがすっきりした。両岸のソメイヨシノの
桜並木はすでに咲終わり、替わって里ザクラ(牡丹サクラ・八重サクラ)が満開だった。新葉の淡い
緑と一緒に咲き盛る濃い桜色の花のトンネルを潜ってチャリを走らせた。水辺に向かって枝を伸ば
す習性で、枝葉は斜めに傾いで遊歩道の上を覆うのだ。川の両岸には、菜の花の群生が咲き盛
り、黄色の花のベルトが延々と続いている。それはとても見事で心が躍る春の眺めだった。

橋の上から上流を臨む(西方)眺め、上流のもう一つの橋の向こうに、中央高速の陸橋が見える。
橋の上にチャリを止めて一休みした。ふと橋の下を見ると、大きな野鯉(体長60㎝位)が群れて泳
いでいた。通りがかりの70代らしきご夫婦のご主人が、「一匹、二匹、」と数え始め、「わぁっ、20匹
もいるぞ!」と叫んだ。確かにこの川には野鯉もたくさんいるしオイカワやウグイ・ヤマベなどの小魚
もたくさんいる。そのせいか、それらを狙うカワセミやサギなどの野鳥もよく飛来するのだ。望遠レ        
ンズを付けたカメラを三脚に乗せて、シャッター・チャンスを狙うカメラおじさんともよく遭遇する。一
緒に見ていたら、カワセミが水中に飛び込んで、小魚をくわえて飛び去る姿を一度となく見た。


そんな風にして野鯉を見ていたら、下流の菜の花の黄色の塊の中から、瑠璃色の物体が「ツ
ピッ」と鳴いて目の前を横切り、橋下を潜って上流に飛んで行った。「あれっ、カワセミだよ」と
言って橋の上流側に急いで移動し、しばらく注視していると、また上流からさっきのカワセミがすご
い速さで飛んできてまた橋を潜っていった。そんなことが2往復繰り返され、私はその貴重な経験

 にすっかり満悦してしまった。



 

自転車で通りかかった近所の男性(すぐ側に見える家に住んでいるとのこと)は、「今は交尾期だ
から、エサの小魚を雌鳥に持っていって、求愛するんだよ。ほら、そこの岸辺の木の枝に止まって、
ジャンプして何時も水中に飛び込むんだよ。」と教えてくれた。なかなかよく観察しているな、と思っ
が、「俺なんか、家のあそこのベランダからリールでエサを投げて鯉を釣って食べたもんだよ!」
『え~、まさか泥臭くて食べられないでしょう。』 「な~に、3・4日タライに泳がせておけばへっちゃ
らだよ。」(眉に唾?)などと話してから、「じぁな!」と言って立ち去って行った。


RKさんは、「私ははじめ、何が飛来したのかわからずに見逃してしまったので、『ほら、よく見なよ!』

と、繰返し飛んで来てくれたのよ!」と言って、初めて見たカワセミにすっかり感激していた。その後、

カワウが飛んで来て着水し、小魚を追って水中にもぐったり、岸辺に鴨たちがやってきて、すいす

い泳ぎ回ったり、まことに賑やかな景色となった。私は、ボサノヴァの名曲「O Pato アヒル」(アヒ

ルと鴨と、ガチョウと白鳥の4匹が、カルテット〈四重唱〉で歌い踊る、コミカルな曲)を思い出して

思わず笑ってしまった。上の4枚の画像は、鯉・カワセミ・鴨・川鵜とも、すべてグーグルの画像
から検索して載せたものであることをお断りしておきます。



その後、野川脇の芝崎バッティング・センターで、球を50球程打ち(まともにヒットしたのは7~8
球)、つつじが丘の駅前にある手打ち蕎麦家・すずもりで、冷えた生ビール・蛸と自然薯の包み揚
げ・ざる蕎麦・そば湯を美味しくいただき、昼過ぎに我が家に戻った。いつものリクライニング・座椅
子で一休みしていたら、ウトウトと寝ている間に、菜の花の黄色の上を飛ぶ瑠璃色のカワセミが、
「ツピッ!」と鳴いて夢の中に現れた。春の日の楽しいサイクリングだった。




甲州街道脇のマンションの庭に咲いていた満開の藤の花、枝仕立てだがとてもきれいに花を
付けていた。青紫のルピナス、ピンクの芝サクラも春の花、色が優しくていい。

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