2016年10月28日金曜日

白根・小諸紅葉紀行(その1)




長野県と群馬県の境界に建つ渋峠ホテル(標高2,152m)の脇から眺めた絶景。志賀高原の山並みの眼下に善光寺平
が拡がり、その遥か彼方には北アルプス連峰が棚引く白雲の上に臨めた。雲一つない秋晴れは、奇跡的な眺望を
恵んでくれた。 All Photo by TAKA


今年の紅葉をどこで見ようかと色々検討したが、車の運転免許を再取得したのでドライブの小旅行にした。栃木

県日光市と群馬県と長野県上田市を結ぶ「日本ロマンチック街道」をメインルートにして、その周辺の紅葉ス

ポットを訪れてみよう、というのが主な目的。天気が良ければ白根山や志賀高原にまで足を延ばしてもいいし、

軽井沢や小諸周辺をうろうろしたりして、帰りは野辺山や八ヶ岳周辺を訪れてみるのもいいか。気ままなドラ

イブ旅行だから、あちこちに立ち寄りしてもいいだろう、ぐらいの計画だった。とりあえず宿は小諸のビジネ

スホテルを取ってもらった。旅の友はドライブ好きのHIさんで、出発日(10/24)は秋晴れの好天に恵まれた。



吾妻渓谷の紅葉はまだ早く、吾妻川両脇にそそり立つ広葉樹の森はまだ色づき始めたばかりだった。


朝早起きしてHIさんが自宅に迎えに来てくれたので、6時には都内を出発した。「早起きは三文の得だね!」など言いな

がら、私がハンドルを握って、甲州街道(20号) →環状8号線 →練馬インターで東関東自動車道に乗り、一路沼田を目指

した。雲一つない快晴の青空の下を走るのはとても爽快だった。途中、高坂SAで休憩し軽い朝食をとった。まだ8時前

ということもあり、外の売店のシャッターは閉っていたし、中の食堂のざわつきと注文出来上がりアナウンスのマイク

音がやけに大きくてゲンナリし、中の売店で焼き餅と菓子パンを買ってコーヒーを飲んでお腹をちょっと満たした。

東名高速の海老名SAや中央道の談合坂SAのような新しくこぎれいなSAを見慣れているので、ここの古さ加減には

ちょっと驚いた。ここで運転を交代し、吾妻渓谷をまずの目的地にしたら、NAVIが一つ手前の渋川伊香保ICから草津

に向かうルートを示したので、ここで高速を降りJR吾妻線に沿って県道353号線・145号線を走り吾妻渓谷に着いた。

川に掛かる大橋から渓谷を覗いてみると、周囲の広葉樹は紅葉が始まったばかりでまだ色が乏しかった。今年は9月の

台風と大雨のため、例年より紅葉は遅れているようだった。天気もいいし、もっと標高の高い山に行ってみよう、と

いうことになり、白根山まで足を延ばすことにした。



白根山麗のオオカエデ(オオモミジ)の紅葉がきれいに色づいていた。青空との色コントラストも素晴らしく、
「天気がいいと紅葉もきれいだね!」と言い合った。


吾妻渓谷から万座温泉までは私が交代して車の運転をした。八ツ場ダム工事の副産物というか、途中の道路は吾妻川

にかかる真新しい橋の連続と新しく長いトンネルが続き、公共工事が落とす莫大な金額と山村の景観の激変を見る

ことになった。道路が良くなるのはいいのだけれど、余りに無機的な眺めには気分が沈んでしまった。川原湯温泉 →

長野原町 →草津温泉を抜けて、11時頃白根火山ロープウェイの山麗駅付近についた。オオカエデの葉が真っ赤に色づい

ているのを見つけ、車を道路脇に止めてしばし眺めた。地元の方らしきおばさんが近づいてきて、「ロープウェイ付

近はたくさん紅葉しているよ!」と教えてくれた。



紫陽花の花も、標高の高い山ではきれいに紅葉するのを見た。とても珍しい。


白根火山ロープウェイは運転中だったが、山麓駅付近は人が多かったのでそのまま白根山に向かってくねくねと

続く登り道を走った。白根山手前の駐車場で車を止めて外に出てみると、強烈な風が吹き渡っており、外気温も

かなり冷たかった(後で2℃という気温を渋峠で確認することになったが)。その中で、赤い実を付けた「ナナカマド」

の樹を何本か見つけ、山頂付近の不思議な光景を見ることが出来た。今年6月の小噴火により、気象庁は白根山

(日光白根山と区別して草津白根山という)の火山噴火警戒レベルを「レベル2」に引き上げている。その影響で山頂

付近(1km四方)は入山禁止となっていた!! 従がって、白い山頂にもあの不思議で不気味な色の湯釜にも近づくこと

はできなかった。ロープが張られた道路もすべて駐停車禁止だった。やれやれだが、危険を冒してまで行くこと

もないので、そのまま万座温泉に向かって山道を下った。






 白根山頂とナナカマドの赤い実と抜けるような青空の不思議なコントラスト!(上)
入山禁止でなければ見られた湯釜の景色、硫黄含有独特の湖色だ(下)。画像はWikiより
万座温泉の湯川、湧き出た硫黄を含んだ温泉水が滔々と流れていた。
<この項つづく>

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