2020年2月24日月曜日

GRⅡ+GM-1(マクロ・コンパーションレンズ)で春花を撮ってみる。





マイカメラ:RICOH GRⅡに、GM-1(マクロ・コンパーションレンズ―接写用)とアダプターGH-3を装着、焦点距離が
3.5~8.5㎝なので、接写して小さいもの「大写し」がかなり可能となる。All Photo by Jovial TAKA


このレンズ装着には、アダプターGH-3が必要だ。画像はRICOH IMAGINGより




残念ながら、政府・厚労省の対応不手際で、新型コロナウィルスの市中感染が現実となり、交通機関の利用や

濃厚接触の危険が伴う場所には出来得る限り近づかないようにしなければならなくなった。予防(入念な手洗い

・うがい・消毒など)策をとるとともに、人混みも避けなければならない。終息が見えるまでは当分の辛抱が必要

だ。ヤレヤレではあるが、マスクをつけて空気の良い近場の公園や遊歩道を散策したりはできる。そこでハタと

思いだしたのは、入手したはいいが使っていない「接写レンズ」の存在だ。長年愛用しているリコーGRⅡに、レ

ンズとアダプターを装着すれば撮影可能だ。このカメラを首から下げて、春の自然探索に出かけた。





棟南側の花壇では、3年前に植えたクロッカスが今年も花開いた。黄色の鮮やかな花色は、いかにも春を告げるに
ふさわしい。くっきりとした「しべ」と花弁のぼけ加減が面白い。絞り優先F5.6・1/500、35㎜焦点距離28



同じ花壇では白クロッカスも開花、純白の花びらと黄色な花芯が清楚な雰囲気を漂わしている。雄しべと雌しべも
きれいに撮れた。絞り優先F5.6・1/640、35㎜焦点距離28



同棟東側花壇では、毎年沢山の花を咲かせるクレマチス(H.F.ヤング)の芽が伸び始めた。1月に枝を選定し丈夫な枝
を残して支柱にしっかりと結わえた。暖冬のせいか2月下旬になって発芽・伸長している。今年も沢山の紫花を咲か
せてくれそうだ。このレンズだと、刃先に延びる白毛までくっきりと撮れた。絞り優先F5.6・1/400、35㎜焦点距離28




日中温度が15度前後になるととても暖かく感じる。巷の大騒ぎは別として、やはり季節は進んでいる。ぶらぶら

と歩きながら゛トンボ公園゛(通称)に行ってみた。家族連れや子供たちが繰り出して、遊具で遊んだり駆け回って

賑やかだった。公園の梅の花は満開、ヒメリュウキンカも遊歩道の脇で沢山咲き始めていた。「黄色」は春の色だ。

スイセンやマンサク、蝋梅やミモザも黄色、界隈に溢れ始めた黄色に春を感じる人も多いだろう。




ヒメリュウキンカの花弁は8~10枚位、たまに不ぞろいの花弁もある。春の陽ざしの中で輝く花弁は艶やかで元気が
良い。絞り優先F5.6・1/1250、35㎜焦点距離28



薄紅がかった白梅は花開き、ほのかな香りを漂わせていた。眼の前に延びた枝に寄って、3花が連なる風景を撮ってみた。
レンズから同等の距離にある被写体は、かなり鮮明に取れるのがわかった。花のシベがこの様にくっきりと撮れたのも
初めてだ。絞り優先F4.5・1/1000、35㎜焦点距離28



同じ樹に咲く白梅、木漏れ日が掛かっていてちょっと幻想的な風景。真ん中の花にピンポイント焦点を当てたので、
両側はボケ感がでた。絞り優先F4.5・1/800、35㎜焦点距離28



このレンズを使っての撮影でしばしば迷うのは、最良の焦点距離をどうとるかだ。一応3.5~8.5㎝の範囲との案内

はあるが、撮影時に焦点をピンポイントで設定したり、スポットやオートフォーカスなど試してみたが、まだまだ

使いこなせていない。下の例の様に被写体が立体的で、3層にも4層にも奥行きがあると、あるポイントが強調され

るかまたは全体に甘くなるか、という結果になりがちだ。とは言うものの、これからもこのレンズを使う機会は

結構あると思うので、いろいろ試して撮影をしてみるのが早道かもしれない。




失敗例:ミモザの花、焦点があっている個所は1本1本の花びらのような毛が撮れているが、奥行きのある周りは
ボケてしまいモワッとした景色になってしまう。被写体の選び方にも工夫がいるのだ。絞り優先F7.1・1/250、35㎜
焦点距離28




 ▢東側花壇のチューリップは芽を伸ばしている。GM-1を使わずに、標準レンズで撮影したものだ。絞り優先F2.8・1/640、
35㎜焦点距離28




クレマチス横に咲き始めたミニスイセン(テタテート)、草丈が15㎝位なので風で倒れたりする心配もないのがいい。
同じく標準レンズにて撮影。絞り優先F2.8・1/1500、35㎜焦点距離28




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