▢野川が甲州街道と交差する橋の近くに、河津桜を植えているお宅があって、毎年2月の中旬頃に散歩がてらその
早咲きの花を見に出かける。ソメイヨシノよりやや濃いめの薄紅色花が、春の陽射しの中で開き始めていた。
All Photo by Jovial TAKA
コロナ籠もりの運動不足解消と気分転換を兼ねて、野川(国分寺の崖線に水源を発し、調布・狛江などを流れ多摩川
に注ぐ清流)の遊歩道を速足ウォークしたり散歩したりする。季節の良いときは、朝早くウォーキングを30分ほど、
寒い季節には無理をせずに気温の上がった午前中にゆっくりと歩く。遊歩道の脇や途中通る公園には、種々の花木
や草花が植えられているので、それらを見るのも楽しみの一つだ。時折、愛用のデジカメとレンズをワン・ショル
ダーに入れて、撮影を楽しむときもある。
▢河津桜の小振りで濃いめの薄紅色は、とても愛らしい。待ち望んでいた春を知らせてくれる嬉しい゛春告げ花゛だ
からという思いもある。快晴の空はあくまで碧く、花色とのコントラストがきれいだった。
この日は、いつものコースから少し足を延ばして、野川が甲州街道と交差する橋の付近まで行ってみた。お目当て
の河津桜を見ることが出来てラッキーだった。その足で近くの公園に廻ってみると、芝生広場や遊具の周りにはたく
さんのファミリーが繰り出してにぎやかだった。家籠りもなかなか退屈なので、青空の下で遊びたい思いは皆さん
同じ様だ。公園の庭木や花壇でも春花が咲き始めていて、ようやく春の到来を実感した。一時間半ほど、花写真を
撮ったり・歩いたりの繰り返しで、自宅に帰って歩数計を見たら 6,000歩を超えていた。何時もは 4,000歩前後だ
から、まあよく歩いたものだと自分ながら感心した。
▢公園の植え込みに、小さな(直径5㎝程)赤い椿が花開いていた。夏に咲く白い「姫沙羅」と同じくらいの大きさだ。
帰って調べてみたら「綾姫」という種類の姫椿だった。
▢公園の植え込みには、「ヒメリュウキンカ」が沢山開花し、春の陽射しを浴びていた。艶のある黄色の花弁は色鮮や
かで、小花ながらもよく目立って人目を引く。
▢公園に数本ある「ハクモクレン」も、蕾が今にもはじけそうだ。この温かい日差しが続けば、あと2~3日で
花開くだろう。季節はいよいよ春本番に向かって歩んでいる。
<この項おわり>
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