2008年7月1日火曜日

シマフクロウとルリタテハ・歌詞


シマフクロウとルリタテハ①②           作詞:カルロス美希  作曲:TAKA

①それは 夏の昼下がり ひらひらと舞いながら
ルリタテハが翔んでゆく 美しい 羽の輝き
シマフクロウは恋に 落ちた

花から花へと軽やかに 蜜を吸って生きている
自分の巣など何もない その日暮しの ルリタテハ

ないないなーい 何にもなーい ないないなーい 持ってない
ないないなーい 知―らない そんな恋 知―らない

②やはり 夏のたそがれどき こころにひとつ灯された
甘い甘い瑠璃色の夢 孤独な シマフクロウが
知ったむねの熱い ときめき

おおきなほこらにどっしりと 闇にらんらん目を光らせ
枝から枝へ飛び移り 狩に精だす森の王者

ないないなーい 怖いものない ないないなーい 友もない
ないないなーい ありえなーい こんな恋 ありえない

ルリ色衣装を身にまとい  体をくねらせのびやかに
ふるわせながら慄きながら 踊りつづける はかないいのち

ないないなーい 知―らない そんな恋 知―らない
ないないなーい とんでもない そんな恋 とんでもない

森の支配者とは言いながら 恋の病は治せない
愛の恐れを抱ながら 胸の鼓動は 高まるばかり

ないないなーい とんでもなーい こんな恋 とんでなーい
ないないなーい やめられなーい この恋は あきらめなーい

☆さて、シマフクロウとルリタテハ、二人の恋の行方はどうなるのでしょうか?


シマフクロウとルリタテハ③④           作詞:カルロス美希 作曲:TAKA

③そして 秋の嵐の夜 はげしい風にあおられて
枝にたたきつけられたルリタテハ 瀕死の身体を
救いにきたのは シマフクロウ

ほこらにそっとそっと 運んでから やわらかしとねで水を飲ませ
びっしょり濡れた 翅乾かして 快復を願う恋の亡者

ないないなーい 死なないで ないないなーい 行かないで
ないないなーい 死なないで 僕をおいて 行かないで

④やがて来た朝の光 傷ついた身を抱き起こし
見つめあうふたりの 瞳と瞳 恋を知った
その日やってきた 別れのとき

森の王者は永遠の命 その日ぐらしはひと夏のいのち
迎えに来る死のときまで おどり続ける私の運命

ないないなーい この恋は とこしえに 終わらない
ないないなーい ふたりの恋は ないないなーい 終わらない 

ルリ色衣装を身にまとい  体をくねらせのびやかに
ふるわせながらよろめききながら 踊りつづける はかないいのち

ないないなーい この恋は  とこしえに 終わらない
ないないなーい ふたりの恋は ないないなーい 終わらない

☆ルリタテハは、シマフクロウの腕の中で静かに息をひきとりました。
そして、シマフクロウの心に刻み付けられたのは、
永久におどり続ける、ルリタテハの美しい姿でした...

ないないなーい そろそろ この歌は お終い
ないないなーい この歌は ないないなーい これでお終い。            2008/5/8



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